効率の良い学費の貯金法② 保険と運用の比較編【投資 初心者向け】 | 山奥エンジニアの お金と海外とデータ分析

効率の良い学費の貯金法② 保険と運用の比較編【投資 初心者向け】

こんにちは!

かどいち@山奥エンジニアです。

こんな人です。

・山奥で鉄の塊を作る製造エンジニア
・工場の技術統括。事実とデータに基づく分析で日々の問題を解決
・子供が生まれたことをきっかけに資産運用を開始。

そんな私が、事実とデータに基づいて、
世の中の様々な物事について考察しています!

さて、突然ですが、皆さん
貯金、してますか?

全然してなーい!という方、
将来が不安だし、少しずつ積み立ててる!という方、
様々だと思います。

僕も昔は貯金なんてしてませんでしたが、
子供が生まれたことをきっかけに
貯金について考えるようになりました。

特に、親として心配なのは子供の学費です!
調べてみると、子供を大学に進学させようと思ったら
1人当たり2000万円くらいかかることもあるそうです
恐ろしい!

でも今まで貯金なんかしたことないし、
どうやって貯めるのが効率いいのだろう、、、?

そう思って調べてみると、
だいたい学資保険のサイトに飛ばされます。

↓こんな感じ↓

みんな大好き貯蓄型保険。
でも、これって本当に効率のいい貯金方法なのでしょうか?

今回は、

・学資保険が本当に貯金の最適解なのか?
・もっと効率のいい貯蓄方法はないのか?

グラフ化したデータを使いながら
わかりやすく説明していこうと思います!

普通に検索していたら、誰もが引っ掛かってしまう罠だと思うので、
そんな人たちの助けに、少しでもなれればと思っています。

こんな方にオススメできる記事となっています!

・まだ相手はいないけど、将来のことは考えておきたい!
・もうすぐ結婚する!
・子供が欲しい!けど、ちゃんとお金を準備できるか不安、、、
・子供が生まれたけど、学費とか何も考えていなかった!

ざっくり3行で説明すると、こんな内容になっています!

①学費を貯金しようと思ったら、なぜか保険に誘導されるよ
②貯蓄型保険は実は損!自分で投資+掛け捨て保険の方が増えるよ!
③18年の運用期間で200万円くらい差が出ることもあるよ!

もっと詳しく知りたいという人は、ぜひ本文を読んでみてください!

しゃらくせぇ!結論だけ教えやがれ!
という人はこちらをクリック!

1.学資保険、ドル建て生命保険

、、、そんなわけで、僕はAE〇Nに入ってる保険見直し屋さんにやってきたのだ。

いらっしゃいませーと親切に案内してくれるお兄さん。
学資保険について相談すると、なんだか最近の学資保険はいまいちということで
ドル建ての生命保険を勧められたよ。

1-1 ドル建て生命保険って何?

母が保険の営業をやっていた僕は、中途半端に保険に詳しいのです。
知ったかぶりで

一番利回りがいいので!

と言って、18年後に増える保険をいくつか紹介してもらいました。
↓そのなかで一番増えそうだったのがこれ↓

ドル建てでの生命保険です。
強い米ドルで運用するので、利回りが良いのです!という説明でした。
ちなみに↑のグラフは為替リスクは一旦無視してます。ややこしいので。
為替?って人は気にしないでください。わかる人だけわかれば大丈夫。

積み立て額は2万円/月で設定。

月々の児童手当+1万円くらいを積み立てることを想定してます。

1-2 どのくらい増えるの?

この保険、18年後に20%増えます!
ちなみに最初の10年は払った金額よりも貯蓄額が減っていますが、
この手の増える保険は、満期前に解約すると減ります
そんで、10年払い済みタイプといって、
10年間は積み立てて、その後は払い込みせずに増えます。
ほんでもって運用利回りによってリターンは変動するけど最低3%は保証
しかしその運用利回りは実際にこちらがもらえるリターンとは違うのです。

ややこしい!

そう、ややこしいのです。
どうせみんな最初の赤字だけ読んで、あとは読み飛ばしたんでしょ?
でも実際の保険の約款もこんな感じで、大事なことを小さく書いてあるのです。

一説によればわざとややこしくしてるとかなんとか。
そしてめんどくさくなった僕は18年後の増加額だけ見て

え!20%も増えんの!?じゃあそれで!

1-3 ちょっと待って!ほんとに大丈夫?

、、、とホイホイ契約しそうになった昔の自分に言ってやりたい。

生殺与奪の権を他人に握らせるな!

他人の意見で自分の投資内容を決めては絶対にいけません


株式投資は怖いというのに、保険になるとなぜかお金を出してもいいかなという気になる。
これは、何をしているのかよくわからないものにお金をだしている証拠です。

この時の僕は知りませんでしたが、保険だって立派な投資なのです。
ちなみに現金貯金だって投資ですよ。話すと長くなるので、これはまた別の記事で。

2.保険と資産運用の比較

さてこの後僕は、持ち前の優柔不断な性格を活かして、たまたま契約を持ち帰りました。
そして きはち に保険の契約を止めてもらったので良かったのですが、
普通だったら契約してしまうんじゃないかと思います。

さて、ここから先がエンジニアの本領発揮。
教えてもらった資産運用の増加額と比較してみるよ!

↓こんな感じになります↓

運用の方が全然増えとるがな!

ちなみに資産運用は、「全世界株式型インデックスファンド」で運用して
「思ったほどうまくいかなかった場合」を想定しています。

ちなみにうまくいった場合はこれくらい増えます

投資と保険の比較

詳しくはこちらの関連記事で。

年率ですが
・上手くいった場合  :6.1%
・あんまり、、って場合:4%
・手数料は0.2%
で計算してます。

よくわからない!って人達は気にしないでいいよ!

全世界、、、? インデックスなんちゃら、、、!?
と思った人は、こちらの記事で詳しく書いてるけど、
とりあえず続きを読んでもらっても大丈夫だよ!

3.保険よりも投資の方が増える

3-1 自分で運用した方が増える理由

このグラフだけで、運用の方が増えるということがわかると思います。
保険は保険見直し屋さんで比べて選びました。つまり

一番増える保険 VS あんまりうまくいかなかった投資

ですらこれなのです。
もっと全然増えないぼったくりみたいな商品もたくさんあります。

他にも保険は途中で解約すると減るリスクもあります。
環境が変わって継続できなくなると減ってしまうのです。

なぜこんなことになるのでしょうか、、、?

その理由は「保険では高額な手数料を取られているから」

です。決して元本が保証されるからとか、何かあった時に保険料が支払われるからではありません。

しかも保険会社の手数料は非開示。データを開示しないのは、エンジニア的に考えてフェアじゃないと思います。

3-2 もしもの時は

さてさて、保険の議論になると、必ずこんなこと言われます。

「いやいや、そんなこと言って何かあったらどうすんだよ!責任取れんのか?あぁん?」

責任は取りませんが、そんな人へのソリューション提案はできます。

ソリューション提案!(言ってみたかっただけ)

運用とは別に保険を買えばいいのです。掛け捨ての保険を。

試しにテキトーに調べてテキトーに見積もった生命保険
(1700円/月→死んだら1000万円)を
毎月買った場合のシミュレーションをしてみましょう。
先ほどのグラフ、資産運用の線から毎月1700円ずつ引けばいいので簡単ですね
(実際には払わなかった額にかかる利率も減らしてます)

↓こんな感じ↓

はい、余裕。資産運用の方が増えます
しかも、死んだときにもらえる保険料も運用の方が手厚いです
(ドル建て生命保険は死んだら約650万円。掛け捨ては1000万円)

変に運用と組み合わせるからいけないのですよ。別々に買えばいいのです。

4.保険営業マンの手口と正しい判断の方法

「掛け捨てはもったいないですよぉ」

「貯蓄型保険であれば将来的に増えますし、、、」

これが保険営業マンの常とう句です。
しかし、この「もったいない」には全く根拠がありません
ですが、多くの人の心理につけ込み、不安をあおる。
そして契約を獲得していくのです。

もちろん保険にもメリットはありますが、
リスクコントロールという意味では、
これまで示したデータから、私は自分で投資した方がメリットが大きいと判断します。

「正しくデータを分析し、根拠をもって論理的な判断を下す」

エンジニアとしての心構えです。
このブログを通じて、そのノウハウをお伝えできればいいなと思っています。

5.「効率のいい学費の貯金」を実践するために

・それでもやっぱり投資は怖い!
・ずっと画面の前に張り付いてなきゃいけないんでしょ!?無理!
・何を買ったらいいのかわからない、、、リスクもあるし、、、

そんな方々のために、次回の記事では

「投資」と「投機」の違い

山奥エンジニアが推している運用商品とその理由

について、お話しできればと思います!

次の記事
効率の良い学費の貯金法③ じわじわ増やす投資【投資 初心者編】

※ただし、投資は必ず自分で考えて判断してください。
自分の資産を増やせるのも守れるのも、
世界にただ一人、あなただけです。

以下、関連記事です。

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きはち@山奥エンジニア

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