きはち
今回は、イエス・キリストがエルサレムで死刑判決を受け、十字架を背負わされて処刑に至るまでの道のり「ヴィア・ドロローサ」についてご紹介します。
なかなかわかりづらくて見つからないので、いつかイスラエルに行ってみたいという人は必見です!
目次
ヴィア・ドロローサとは
そもそもイエス・キリストはユダヤ人でした。
そんな彼の人生の最期をエルサレムで迎えることになります。
ヴィア・ドロローサ(Via Dolorosa)とは、イエス・キリストがユダヤ教の異端として死刑判決を受け、十字架を背負わされて聖墳墓教会の位置するゴルゴタの丘で絶命するまでの道のりです。
その道程がエルサレム旧市街地に現存していますので、撮ってきた写真を交えてご紹介します!
以下、昼と夜の写真が入り乱れているのは、道に迷ったり、留と呼ばれる各ポイントを見逃したりと、1日では見つけ切れなかった苦難の道程を示しています(笑)。
第1留~第2留
第1留のアントニア要塞でイエスは死刑判決を受けます(当日探したんですが、場所がよくわかりませんでした…(笑)。
その後、第2留の鞭打ちの教会で茨の冠を被せられ、ローマ軍兵士に鞭で打たれます。そして、ここから十字架を背負わされます。
当日は残念ながら教会内に入れませんでした…。
第3留
第4留
ここで、マリアが十字架を背負ったイエスを見ていたとされています。
第5留
クレネ人のシモンがイエスに代わり十字架を背負わされてた所だそうです。
第6留
ベロニカ教会。ベロニカという女性がイエスの顔を絹のハンカチで拭いてあげたそう。
そのハンカチは現在、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂に保存されているとのことですが、キリスト教の聖典・新約聖書にすら載っておらず、真偽が定かではないそう。
第7留
以前ここに審きの門と呼ばれる問があり、その敷居につまづいたところ。イエス2回目の躓き。ここに罪状が貼られていた。
第8留
イエスがエルサレムの娘に「私のために泣くな、自分たち、自分たちの子どもたちのために泣くがよい」と語った場所。
こんな感じでさり気なく存在するので、非常に見逃しやすいです…笑
第9留
聖墳墓コプト教会の入口前。下の画像にある教会入口横にある少し黒ずんだ十字架が刻まれた円柱が、イエスが3回目に倒れた場所。
聖墳墓教会内部 第10~14留
聖墳墓教会に入って服を脱がされた(第10留)。当日は暗くて写真が撮れませんでした。
第12留、ここで十字架が立てられ息を引き取ったとされる場所。この祭壇の下にある岩に十字架が立てられた。
第13留は、第12留すぐ側にある聖母マリアの祭壇。ここで聖母マリアがイエスの亡骸受け取ったとされる場所。
第14留、イエスの墓。撮った写真がブレブレでしたので引用です(笑)。
中にイエスの墓石があるそうですが、当日は巡礼客でごった返しててあきらめました。
ヴィア・ドロローサには含まれていませんが、イエスの息を引き取った後、ここで遺体に香油を塗った場所です。
ちょうど立ち寄った際に、ここで祈祷が行われていました。歌うような祈祷で非常に印象深い一面でした。
ぜひ、航空券と宿泊先を確保して行ってみてください!
次回予告
次回は、ユダヤ教の聖地「嘆きの壁」をご紹介します!
この嘆きの壁…実は地表に出てるのは壁の一部分ってご存知でしたか?地下に10mほど壁が埋まっています!
知らない国・街を知ると興味を持ちます。リスクという名の勇気を振り絞ると、見えていなかった世界を体験できます!
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました!
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