ヨーロッパ旅行に現金はどのくらい持って行けばいいんだろう…?
そんな疑問を抱えてこの記事にたどり着いた方、こんにちは。
かどいちといいます。ドイツに駐在しながら、20カ国を旅してきました。
海外旅行に行く人にとって、どのくらいの現金を持って行くべきか、迷うところだと思います。
現金はできるだけ持ちたくないけど、足りるか心配…
そこで、今回の記事では、
ヨーロッパ旅行に現金をいくら持っていくべきか?
ということについて書きたいと思います。
結論、現金はほとんど要りません。
泊数に関わらず、300ユーロもあれば十分です。
現金が必要な可能性はあるので、少量持っていくと良いでしょう。
この記事を読むことで、最低限に必要な現金が分かるハズ。
これから海外旅行という人の役に立つ記事だと思うので、ぜひご一読ください。
それでは早速見ていきましょう!
目次
ヨーロッパ旅行に現金いくら必要?
早速結論です。
ヨーロッパ旅行にもっていく現金は
何泊だろうが300ユーロあれば十分です。
というか、それでも多すぎるくらいで、たぶん余ります。
理由を含めて、詳しく解説していきます。
【結論】何泊だろうが300€
海外に現金いくら持って行くか問題を考える時、ちらほらと見かけるのが
一泊あたり〇〇ユーロ!
という意見です。
しかし、ドイツに約4年住み、ヨーロッパの西から東まで旅した僕の意見としては
何泊しようが、基本的に現金は不要です。
むしろ、たくさん持って行っても余るだけ。
現金は、運が悪かった時の保険という位置づけになります。
1週間以上の滞在を想定しても、300ユーロもあれば十分です。
多くの現金が必要ない理由
ナゼ現金が不要なのか?理由は簡単で
クレジットカード決済で、ほぼ全てが解決する
からです。
チップの支払いに現金が必要!
みたいな意見もありますが、心配いりません。
チップもクレジットカードで支払えます。
払いたい料金を伝えて、料金と一緒にまとめて請求してもらえばOK。
他にも
- 個人経営のお店
- 屋台
- 有料トイレの料金
といった日本ではNGとなりそうなものも、ほぼクレジットカードで支払いが可能です。
現金が必要な状況は、本当に限定されるのです。
駐在員が3泊4日パリ旅行で使った現金【0ユーロ】
ちなみに先日、3泊4日のパリ旅行に行ってきました。
家族4人で使った現金はというと、、、
0ユーロです。
はい。1ユーロも現金使ってません。全てカードで払いました。
ディズニーパリもヴェルサイユ宮殿もシャンゼリゼ通りも、全てカード決済です。
ついでに言うと、1か月ドイツで生活して、使う現金は100ユーロ未満です。
それくらいクレジットカード支払いは一般的で、ほとんど現金は使わないのです。
それでも多少の現金はあった方がいい
ただ、それでも現金はいくらか持っておいた方が良いです。
というのも、運が悪ければ現金が必要になるからです。
具体的には、300ユーロ程度あれば十分だと思います。
では、
- 現金が必要となるのはどのような場合なのか?
- なぜ300ユーロなのか?
といったことを、次の項目で詳しく解説していきます。
現金が必要になるシーン
ほとんどのお店でクレジットカードが使えるヨーロッパですが、それでも現金が必要となる場合もあります。
どんな場合かというと、
- まれにあるカード払い不可のお店
- パン屋や市場などの小規模店
- お店のネットワーク障害のとき
といった感じです。
運が良ければ1ユーロも使いませんが、運が悪ければ1日100ユーロくらい使う場合もあります。
詳しく解説していきます。
カード払い不可のお店【まれにある】
ヨーロッパと言えど、カード払い不可のお店はゼロではありません。
予約していたお店がカード払い不可の時には現金が必要となります。
とはいえ、高級店や有名店であればほぼ大丈夫です。
カード不可言われるのは、カジュアルなお店で20回に1回くらいの印象。
この場合、1回あたり50ユーロ程度必要です。
旅行中、いくら多くても2回程度におさまるでしょう。
カードが使えないお店を避けたい場合は、注文前に
カード払いできますか?
と確認するのが確実でしょう。
パン屋・市場などの小規模店【条件付きの場合がある】
パン屋や屋台、市場などの小規模店では、
一定額以上の購入でカード払い可
のように、条件付きの場合があります。
例えば我が家の近くのパン屋では、5ユーロ以上の購入でカードが使えます。
とはいえ、小規模店でも大部分はクレジットカード対応しています。
クリスマスマーケットの屋台ですら、クレジットで払えるところばかりです。
いくら食べ歩きをしても、50ユーロもあれば十分だと思います。
ネットワーク障害時
ヨーロッパでは、インフラがものすごく止まります。
電車は遅れるし、シャワーのお湯は出ないし、道路工事は終わりません。
その一環で、インターネットが繋がらなくなることもしばしばあります。
そして、運悪くお店にネットワーク障害が発生していると、カード払いができないこともあります。
年に3回くらいある印象です。
決して頻繁にある訳ではないですが、この場合にも現金が必要となります。
運悪く高級店で発生した場合に100ユーロって感じです。
いろいろ不運が重なって300ユーロくらい
ここまで書いてきた通り、いろいろと不運が重なっても、使う現金は多くて200ユーロくらいです。
さらに何かあった時の保険として100ユーロ。
これを別のカバン or ホテルの部屋に分けておき、スリなどのリスクヘッジとします。
現金や財布の分け方詳細はこちらの記事を参考に。
海外旅行に財布はどうする?選び方・分け方も解説【駐在員おすすめ】
というわけで、
ヨーロッパ旅行に持って行く現金は、300ユーロもあれば十分です。
そして、よほどの不運が重ならない限りこれでも余ります。
ヨーロッパにまた行きたいと考えている人は、余った現金はそのまま持っておき、次の旅行の準備にすれば良いと思います。
カード払いのススメ
さて、ここまで「カード払い」を連呼してきました。
そもそもの話、カード払いにデメリットはないのでしょうか?
正直言って、あまりないです。
というか、現金払いのデメリットの方が多いです。
なので、海外旅行時の支払いはカード払いをオススメします。
ここからは、
なんとなくカード払いは不安…
そんな人にむけて、全力でカード払いのメリットを説明していこうと思います。
リスクを抑えられる
まず第一に、カード払いの方が盗難のリスクを下げられます。
海外では、日本よりもスリやひったくりに遭う可能性が高いです。
スリに遭ったとき、現金だとやられた瞬間に損失が確定しますが、カードなら大丈夫。
すぐに利用を停止すればいいですし、不正利用に対してはカード会社が保証をしてくれます。
さらに、複数枚カードを持っておけば、被害に遭った後も計画通りに旅行を継続できます。
持って行く現金を減らしカード払いとする方が、海外旅行のリスクを確実に低減することができるのです。
手数料が安い
海外でカードを使う時、気になるのは手数料ですよね。
カードを海外で使うと、手数料が高くなるんじゃないの?
そのように心配な人も多いかもしれません。
しかし、意外かもしれませんが、クレジットカードを使った方が手数料が安くなるのです。
現金はただでさえ手数料が高いうえに
円 → ユーロ → 円
と、2回換金する必要があるためです。
海外利用の手数料は、カードごとに異なりますが、ほとんどのカードが2.2%。
これ、そもそも空港での両替レートよりも安いんです。
カード払い、お得でしかありません。
海外利用時の手数料を見た時、最安はイオンカードの1.6%になります。
しかし、イオンカードはセキュリティやポイントの使い勝手などの面で、あまりオススメできません。
海外旅行にオススメなのは、楽天カードです。
手数料は2.2%ですが、楽天ポイントが1%還元されるので、実質1.2%。
また、海外旅行に最強のSIM楽天モバイルと合わせて使えば、
- 海外ローミング通信が2GBが無料
- 楽天市場でのポイント倍率アップ
といったコンボを決めることができるのです。
これが海外旅行の最強コンビネーションじゃないかと思います。
\ 大量ポイントをゲット!! /
空港ラウンジが使える
カードによっては空港ラウンジが使えるのも嬉しいポイント。
空港での待ち時間が快適な時間になります。
ちなみにこちらはANAプレミアムラウンジ。
ハーゲンダッツ食べ放題、お酒も飲み放題。最高でした。
ラウンジという観点では、楽天市場をメインで使う人なら、楽天プレミアムカードがオススメです。
基本の楽天ポイント還元率が大きく上昇する上、後述の楽天モバイルと合わせて使えば、ポイント倍率がさらに上がります。
年会費11,000円はかかりますが、この程度ならポイント還元で十分に回収できるでしょう。
\ 大量ポイントをゲット! /
海外旅行保険が付いている
クレジットカードによっては、海外旅行保険がついています。
海外の医療費は非常に高額です。もしもの時に備えて、海外旅行保険には絶対に入っておくべき。
基本的にカードの所有者本人のみが対象となるので、家族連れで行く場合は別途保険に入る必要はありますが、嬉しいオプションですよね。
カード払い唯一のデメリットとは
カード払いに唯一デメリットがあるとすれば、
いくら使ったか分かりにくい
ところだと思います。
しかし、このデメリットに対しては、しっかりと計画を立てておくことで対処可能です。
ヨーロッパの観光地は、そのほとんどがオンライン予約・決済に対応しています。
旅行先の名所や行きたい所をしっかりと調べ、スケジュールと予算を計画しておきましょう。
必要に応じて、ツアーなどに申し込むのもいいと思います。
各地の様々なアクティビティを検索するなら
がオススメです。
海外のツアーでも日本語で説明を読むことができて、事前のオンライン予約も簡単です。
公式サイトでは予約が取れない時も、Get your guideならチケットが余ってたりするので、僕も良く使ってます。
バチカン美術館の予約が前日に取れたのは驚きでした。
気になる人は一度チェックしてみてください。
クレジットカードの注意点
最後に、ヨーロッパで使うクレジットカードを選ぶときの注意点をまとめておきます。
国際ブランドに注意
国際ブランドとは、
- Visa
- Mastercard
- JCB
といった、「クレジットカードのブランド」の事。
これによって、使える国や手数料が変わってきます。
例えば同じ楽天カードでも、国際ブランドによって使える|使えないが別れたりするので、注意が必要です。
ヨーロッパに旅行する場合には
- Visa
- Mastercard
このどちらかを選んでおけばOK。ほぼ全てのお店で使えます。
JCBを選ぶと海外手数料が安くなる場合はあるのですが、ヨーロッパでは対応していないお店が結構あります。
僕はVisaをメインに使ってます。
複数枚あった方がいい
クレジットカードは、複数枚持っておいた方が良いでしょう。
理由は
- スリのリスクヘッジになるから
- 相性によって使えない事があるから
です。
スリ対策は言わずもがな。
他にも、お店とカードの相性次第で、決済が承認されない場合があります。
複数枚持っておくことで、この対策にもなります。
キャッシングができればなお安心
心配な人は、海外キャッシングが出来るクレジットカードを持っておくと良いでしょう。
本当に現金が足りない場合にのみ、引き出すことができます。
海外キャッシングは手数料や利息がかかってしまいますが、ほとんどの場合で使わずに済むでしょう。
必須ではありませんが、保険として持っておけば安心と言った感じです。
海外旅行に行くなら|ローミング通信2GBを無料でゲットする方法
海外旅行に行くときに、絶対に必要なのが
携帯通信の手段
ですよね。
海外での通信手段を確保するためには、
- 携帯キャリアの海外ローミング
- プリペイドタイプのSIMを購入
という、2つの方法があります。
携帯キャリアの海外ローミングなら、楽天モバイルに乗り換えれば
2GBの海外ローミング通信が無料です。
\ 海外ローミングが2GB無料 /
一方、プリペイドタイプのSIMを購入するなら、海外からでも購入できて、SIMの差し替えも不要な
がオススメ。
実際に使った感想などを、こちらの記事にまとめています。
まとめ|現金ほぼいらない
今回の記事では、ヨーロッパ旅行へ行く時に必要な現金についてまとめてきました。
ヨーロッパで現金が必要になることは、ほとんどありません。
むしろ、できるだけ現金を持ち歩かない方が、スリやひったくりのリスクヘッジになります。
とはいえ、不運が重なった場合は現金が必要となることも。
この備えとして、宿泊数に関わらず、300ユーロくらい持っていけば十分です。
どうしても心配な人は、海外キャッシングができるクレジットカードを持って行きましょう。
海外旅行にオススメなのは楽天カード。
セキュリティもしっかりしていますし、キャッシングも可能。
楽天モバイルと合わせて使えばポイント倍率もアップし、海外ローミングも無料でGetできます。
海外旅行におすすめのコンボなので、ぜひチェックしてみてください。
他にもこのブログでは、海外旅行に役立つ情報をまとめています。
参考になるかもしれませんので、リンクをまとめておきますね。
海外旅行に財布はどうする?選び方・分け方も解説【駐在員おすすめ】
ヨーロッパ旅行の服装はどうする?季節別の注意点を駐在員が解説
今回の記事は以上です。
それでは、また