かどいちと言います。ドイツで駐在員として働いています。
僕は海外赴任中に20か国を旅行してきましたが、その中でもストックホルムは、特徴のある美しい街でした。
今回の記事では、そんな街の魅力をお伝えすると共に、
- みどころ観光地
- カフェ情報
- 観光モデルコース
などをまとめていこうと思います。
合わせて、子連れで旅行してみた感想や注意点についても、詳しく書いていきます。
ストックホルムへの旅行を検討している人が参考になるような内容だと思うので、ぜひご一読ください。
できるだけ詳しく・分かりやすく書こうとした結果、長い記事になってしまいまして、全部読むのは面倒だし大変だと思います。
そこで、目次から各項目に飛べるようにしてます。必要な部分にジャンプしてみてください。
それでは早速見ていきましょう!
目次
ストックホルムの基本情報
旅行記を書く前に、まずはストックホルムの基本情報をまとめて行こうと思います。
海外旅行のポイントとして、事前調査が何より重要。
僕も入念な事前調査をした上で活きましたが、調査内容とのギャップもいくつかありました。
そこで、
- 事前調査の内容
- 実際に行ってみて感じたこと
- 事前情報とのギャップ
について、比較しながら、リアルな情報をお伝えしたいと思います。
先に旅行記を読みたいって人はこちらをクリック
行き方(飛行機)
ストックホルムへ行く場合、多くの人は飛行機を使うのではないかと思います。
飛行機で行く場合、ストックホルムアーランダ国際空港へ。
各国の空港から飛行機が飛んでいるので、アクセスしやすいと思います。
そこからは電車で、ストックホルム中央駅まで20分くらいって感じ。空港からのアクセスは良好です。
経路の検索はスカイスキャナーが便利です。
ただし、スカイスキャナーで表示されるのはLCCの最安プラン。
荷物が預けられなかったりするので、
経路にあたりをつけた後、航空会社の公式ページから予約する
という方法がオススメです。
行き方(クルーズ船)
しかし、実を言うと僕は飛行機を使いませんでした。
どうやって行ったかというと
クルーズです。
ドイツのヴァーネミュンデという港から、7泊8日の船旅で立ち寄りました。
ヨーロッパのクルーズは各社ありますが、僕が利用したのはMSCクルーズ。
駐在中に一度は体験したかった。
航路はこんな感じ。
寝てる間に移動してくれて、複数の国を一度に回れるのがクルーズの大きなメリットです。
リトアニアやラトビアなど、日本からではアクセスが難しい国も同時に回ることができました。
海外クルーズについて、詳しい体験記をそのうち書こうと思います。
クルーズに興味がある駐在員の方の参考になればな、と。
記事にコメント貰えればやる気が加速しますので、コメントお待ちしてます!
治安【かなり良い】
北欧は治安が良いというのは有名な話ですが、スウェーデンの治安は悪化傾向のようです。
世界平和指数ランキングでは、
- 2023年:28位、スコア1.625
- 2024年:39位、スコア1.782
といった感じで悪化してます(数字が大きい方が危険)
ちなみにNumbeoというサイトでは、都市別の治安を指数で確認することができます。
ストックホルムの危険指数は46で、ロンドン(55)やパリ(58)よりは治安がいいとされています。
ちなみに東京は24.7。日本に比べて治安はかなり悪いというデータですね。
一方で、実際に街中を歩いた感想ですが、
ヨーロッパの中ではかなり良い方だと思いました。
治安の悪い都市では、怪しげな人を見かけたり、路上販売&客引きが盛んに行われていたりするのですが…
ストックホルムでは、これらが一切ありませんでした。
子連れでも安心して歩ける街だと思います。
もちろん、夜出歩かないとか大通りを歩くとか、海外旅行の基本的なことは押さえておくべき。
しかし、それさえ気を付ければ、治安については心配いらないと思います。
通貨&物価【めちゃ高い】
スウェーデンでは、ユーロではなく独自通貨
スウェーデンクローネ
が使われています。
しかし、現金はほぼ不要。
僕は現金を全く持っていきませんでしたが、全てクレジットカードで決済できました。
ヨーロッパ旅行に、基本的に現金は不要ですね。
ヨーロッパ旅行に必要な現金について駐在員が解説する【何泊だろうが300ユーロ】
物価はどうかというと、やはりメチャ高いです。
カフェでコーヒー+サンドイッチを食べたところ、120クローナ(1700円くらい)でした。
高いーー!
その他の物価ですが
- 電車に1回のると1000円
- 外食一食で5000円
といった感じ。
ヨーロッパの中でも物価はかなり高い方。覚悟していきましょう。
気温と服装【夏が涼しくてベスト】
ストックホルムは北欧なので、夏でも涼しいです。
僕は8月上旬に行きましたが、普通に長袖を着ました。
朝晩は冷えるので、羽織れる物を持って行くのがオススメ。
海外旅行に行く際の服装の選び方については、別記事にまとめていますので、参考にしてみてください。
ヨーロッパ旅行の服装はどうする?季節別の注意点を駐在員が解説
気温や天気を調べる時は、Weather Sparkのサイトが便利です。
過去のデータが見やすくまとめられていて、僕もよく利用します。
ストックホルムに行くなら、やっぱりベストシーズンは夏ですね。
過ごしやすいだけでなく、夜遅くまで明るいのでテンション上がります。
言語は?【英語でOK|日本語ガイド付きツアーも】
スウェーデンの公用語はスウェーデン語。
でも英語がマジで通じました。
カフェでもスーパーでも、地下鉄の駅員さんも、みんな英語ペラペラ。
英語さえ話せれば、何も問題ありません。
とはいえ、
その英語がムリなんだよ…
という人も多いでしょう。
そんな時にオススメなのが、日本語音声ガイド付きのバスツアーです。
2階建てバスで乗り降り自由。主要な観光地をめぐってくれるので、めっちゃ楽です。
こんな感じの2階建てバスで、上階は天井なしorガラス窓張りになっています。
いろんな都市で走っていて、結構な確率で日本語ガイドが付いています。
画像はノルウェーに行った時に乗ったものですが、ストックホルムのバスにも日本語ガイドはついていました。
ストックホルムの路線図はこちら。
ガムラスタンや市庁舎・博物館などの主要な観光地に停車してくれて、乗り降り自由。移動手段としても便利です。
子供も喜ぶし、僕もよく利用してます!
英語が分からないなら、これでサクッと回るのもオススメです。
とはいえ、海外旅行するなら英語が喋れた方が断然いいです。楽しさや自由度が全く違います。
オススメの勉強法や英会話スクールの選び方をこちらの記事にまとめてます。
よかったら参考にしてみてください。
海外駐在員がガチで選んだ本当の英語力が身に着くオンライン英会話スクール3選【選び方と勉強法も解説】
【旅行記】ストックホルムに子連れで行ってみた
では、実際にストックホルムに行ってみた旅行記をまとめて行こうと思います。
観光コース
僕がストックホルムを回ったコースは下記の通りです。
- 10:00 ガムラスタン
- 10:30 ストックホルム大聖堂
- 11:00 街歩き& カフェ
- 12:00 ストックホルム宮殿の衛兵交代式
- 12:30 ノーベル賞博物館
- 14:00 中央駅付近に移動&街歩き
- 14:30 お土産探し
- 16:00 ストックホルム市庁舎
- 17:00 船へもどる
クルーズ船の出港時間が決まっていたため、日中しか時間はありませんでした、見どころは一通り回れたのではないかと思います。
とはいえ、もう少し時間が欲しかったというのが正直なところ。
じっくり観光したいという人は、3 泊4日くらいあれば十分かなと思いました。
ガムラスタンの街並み
市内に浮かぶ島にあるのが、ストックホルム旧市街「ガムラスタン」。ストックホルム一番のみどころです。
中央にあるのは、ストールトルゲット広場。
カラフルな建物や、北欧らしい街並みが広がっています。
レストランのテラス席がなんともいい雰囲気。
ガムラスタンは、石畳や坂道、あちこちの細い路地が特徴的です。
隠れ家的なカフェもたくさんあって、街歩きの楽しさを存分に味わうことができました。
とりあえず歩けば何か見つかる。楽しい。
カフェでひと休み
ガムラスタンは坂道が多く、石畳もハードなので、歩いていると結構疲れます。
歩いていると、細い路地の先に雰囲気のいいカフェを見つけたので、一休み。
コーヒーとオレンジジュース、サンドイッチで腹ごしらえ。
サンドイッチはホットサンドにしてくれました。嬉しい。
これで170クローナ(2300円)くらいです。
オレンジジュースは甘さ控えめで、スッキリした味。日本のジュースとは違ったテイストで面白い。
コーヒーはカプチーノにしました。エスプレッソの濃厚な味わいと、コシのあるフォームドミルクが相性バツグンです。
11:00くらいでしたが、店内は空いていて子連れでも入れました。
入ったのはこちら、Grändens Café。
ストックホルムでは、コーヒーと言えばエスプレッソみたいです。あちこちにお店を見かけました。
レストランに比べてカフェは優しいお値段(それでも高いけど)。昼食はこのくらいで済ませておきます。
宮殿で衛兵交代式
そうこうしてるうちに11:30。
ストックホルム宮殿では、特定の時間に衛兵交代式をやってます。
衛兵交代式といえばロンドンのバッキンガム宮殿が有名ですが、さすがにそれに比べるとこぢんまりした感じ。
けれどもその分、人が少なく近くで見ることができるのがメリットです。
とはいえ、それでも衛兵の行進と楽器の演奏は迫力十分でした。
チケットなしで下記の場所から見ることができます。矢印の方向に衛兵が行進してきます。
ノーベル賞博物館
ガラムスタンにあるノーベル賞博物館には、歴代の受賞者や、発明の内容が展示されています。
ちょっと大人向けか…と思いきや、
子供向けのワークショップも開かれていて、大人も子供も楽しめるスポットでした。
館内には、ノーベル賞ごっこができる子供向けスペースも。
受賞者のドレスも自由に着れます。子供も大喜びでした。
ノーベル賞博物館へは予約なしで入れました。
旅行代理店などからオンライン予約も可能みたいですが、公式サイトには予約フォームが無かったので、予約せずに行っても大丈夫そうです。
料金は140スウェーデンクローナ(約1900円)です。
ノーベル賞アイス
ノーベル賞博物館の中にはビストロもあって、そこではノーベル賞アイスが食べられます。
コレ、ノーベル賞授与式の後の晩餐会で、デザートとして出てくる本物らしいのてす。
お値段、135クローナ(約1800円)。
入場料とほぼ同じ値段…!
ですが、食べないなんて選択肢はありません。
というわけで、一つ頼んで皆んなでシェアしました。
質のいいバニラアイスの甘さに、ラズベりーアイスの酸味がアクセントとなり、しっかり甘いのにクドくありません。
さすがは本物。
めっちゃ美味しい!
ちなみにこのイスの裏には、ノーベル賞受賞者のサインが書いてあります。
知ってる人の名前があるかも?
ノーベル賞博物館、ストックホルムで一番楽しめたスポットでした。
地下鉄に乗って中央駅へ
さて、ガムラスタンも一通り回ったので、次は中央駅に移動します。
ガムラスタン駅から地下鉄に乗って中央駅へ。
ストックホルムの地下鉄のホームには、壁一覧に絵が描いてあって、観光名所になっているのですが…残念ながら僕は見れませんでした。
子供がグズったので仕方ない…
子連れ旅、時にはあきらめも肝心です。
ちなみに、地下鉄のホームにはエレベーターが付いていて、ベビーカーでも楽チンでした。
ヨーロッパの古い街にはエレベーターが無いことも多いので、これは嬉しいポイント。
中央駅から出て西側に歩いていくと、ショッピングモールや繁華街が続きます。
北欧らしい可愛いデザインの服や小物が山ほどあって、みているだけでも楽しい。
お土産物を見ながら市庁舎へ向かって行きます。
ストックホルム市庁舎
ストックホルム市庁舎は、僕がこれまで見た建物の中でも特に美しかったです。
市庁舎の中庭を抜けると、
その先には海が広がっています。
というのも、港町って港のと街の区画がハッキリ分かれていることが多いんです。
しかし、ストックホルムはまさに海と街が一体となった都市でした。
水の都と呼ばれるのも納得。
市庁舎の中にはカフェもありました。
コーヒーとお菓子を食べなて休憩した後、船まで帰りました。
あっという間に一日が過ぎました!
行きたかったけ行けなかった観光地&アクティビティ
今回立ち寄った場所以外にも、ストックホルムには魅力的なスポットが沢山あります。
僕はクルーズだったので時間が限られていましたが、2~3日滞在するという人は、もっといろんな観光地を回れると思います。
せっかくなので、僕が行きたかったけど諦めた観光地&アクティビティをご紹介しようと思います。
水陸両用バス
ストックホルムは、水と街が一体化した街。
そして、その両方を思う存分楽しめるのが水陸両用バスです。
見た目がサメで面白い。バスが海に入るときは迫力満点らしい。
バスの経路はこんな感じで、乗り降り不可の1週1時間くらい。
子供は乗りたいと言っていたのですが、今回は時間がなくて断念しました。
次に行った時は乗りたい!
大人一人あたり330SEK~(4500円くらい)とちょっと高いですが、スウェーデンの物価ならこんなもんかなという感じです。
予約は公式サイトもしくはGet your guideから。
公式サイトの方が安いのですが、Get your guideは日本語で予約が出来るうえ、24時間前までキャンセル無料です。
差額は400円くらいなので、英語が苦手な人はGet your guideから予約する方が楽でしょう。
スカンセン
世界初の野外にある博物館。
こちらもユールゴールデン島エリアにある観光地です。
スウェーデン全土から、代表的な家屋や農園が移設されているらしく、園内に動物園や水族館、工房街やミュージアムショップもあるんだとか。
写真:Googleより
広大な土地に自然や動物。子連れで楽しめるスポットだけど1日で回るには時間が足りませんでした。
ヴァーサ号博物館
1628年、完成直後に沈んだ船があります。それがヴァーサ号。
この船は、333年後に非常に良い状態で引き上げられ、現在は博物館に展示されています。
写真:Googleより
世界で最も美しい状態で保存されている17世紀の船だそうです。
市庁舎とは反対側のユールゴールデン島にあり、僕はこのエリアのスポットは諦めました。
しかし、クルーズ船で知り合ったイギリス人が
マジで感動した!
と言っていて、行けばよかったと後悔したのでした。
ストックホルム…もう一度行きたい!
次に行くならこう回る!ストックホルム3泊4日モデルコース
ストックホルム…ぜひとももう一度行きたい!
ということで、僕が次にいくならこう回る…というモデルコースを考えてみました。
旅行の計画を立てる際の参考になれば嬉しいです。
〇1日目
- ストックホルム空港 → 中心街へ移動
- 15:00 ホテルへチェックイン
- 16:00 ホテル周辺を散策
- 18:00 ホテル周辺のレストランでご飯
・飛行機が遅れる可能性あるため、到着日は観光地の予約をしない方が良いです。
・食費を抑えたい場合は、周辺の散策時にスーパーに寄って、翌日の朝食を買っておくと良いでしょう。
〇2日目
- 9:00 ガムラスタン散策
- 10:30 カフェで一息
- 11:30 衛兵交代式を見学
- 12:00 中央広場のレストラン テラス席でランチ
- 13:00 ストックホルム大聖堂
- 14:00 水陸両用バスで街を遊覧
- 15:30 ノーベル賞博物館
- 17:00 街歩き
- 18:30 ガムラスタン内のレストランでご飯
・美術館や博物館に興味がある人は、この日にシェップスホルメン島へいっても良いかも。
・その場合、島の南東からフェリーでガムラスタンへ戻れます。
〇3日目
- 9:00 ユールゴールデン島を散策
- 10:00 ヴァーサ島博物館
- 12:00 島内のレストランで昼食
- 13:00 スカンセンなど、博物館をめぐる
- 15:30 ストックホルム市庁舎
- 17:00 中央駅付近で買い物
- 19:00 レストランで夕食
・ユールゴールデン島は他のエリアからアクセスが悪いので、一日にまとめた方が良いです。
・島から中央駅までは電車で直通、約20分くらいです。
〇4日目
- 9:00 駅付近でお土産探し
- 11:00 ストックホルム空港へ移動 → フライト
・スーパーは早くから開いていますが、その他のショップは10:00開店が多いです。
・お土産探しは、スーパー→その他ショップの順に回れば効率良いです。
参考になれば嬉しいです!
まとめ|美しい街であった
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
ストックホルム、海と街が一体となった美しい街でした。
クルーズ寄港の1日だけでは全て回り切れず…もう一度行きたい街です。
満喫したいなら、3泊くらいでプランを立てれば十分かなと思います。
ストックホルムへの旅行を計画している人は、参考にしてみてください。
このブログでは、他にも海外旅行ノウハウをまとめています。
参考になるかもしれませんので、リンクをまとめておきますね。
海外旅行に財布はどうする?選び方・分け方も解説【駐在員おすすめ】
ヨーロッパ旅行の服装はどうする?季節別の注意点を駐在員が解説
ヨーロッパ旅行に必要な現金について駐在員が解説する【何泊だろうが300ユーロ】
今回の記事は以上です。
それでは、また。