仕事、家事、育児…もう無理!
のような悩みを抱えてこの記事にたどり着いた方、こんにちは。
かどいちといいます。妻・子供2人(1歳・5歳)と一緒にドイツで生活しています。
海外駐在員として働きながら、
- 毎日子供の弁当と翌日の昼・夕食を作る
- 幼稚園の行事に全て参加
- 途中帰任とならない程度の仕事
等々をこなす日々を過ごしています。
いや、正直きつい。
この記事にたどり着いた方は、僕と同じように小さい子供を抱えながら仕事を頑張っているんだと思います。
きっと、仕事と家庭の忙しさに悲鳴をあげながら、何とかならないものかと、この記事にだどりついたのでしょう。
なので、今回の記事では
仕事と家庭にキャパオーバーしている人が少しでも楽になる方法
についてお伝えしようと思います。
結論、仕事と家庭の両方にフルコミットするのは無理です。死んじゃいます。
なので
優先度の低いものを諦める
という事が大事になってくるのです。
記事を読み終わるころには、キャパオーバーの状態から抜け出すためにやるべきことが明確になっているはずです。
それでは早速見ていきましょう!
目次
30代男性に訪れる試練
30代の男性には、様々な試練が降りかかるものです。
- 仕事では戦力になり、頼られ始める
- 子供が生まれ、家庭に対する責任も生まれる
こういったライフイベントが重なる時期だからです。
これらはとても嬉しいものでもありますが、あまりに頑張りすぎると自分の限界を超えてしまう事もあるので注意が必要です。
仕事で主戦力になり始める
この記事を読んでいる人の中には、20代で色々なことに挑戦し、失敗を繰り返しながら日々を過ごした人も多いと思います。
そして、日々の努力と工夫によってスキルを身に着けてきたのではないでしょうか?
そんなあなたが、主戦力として仕事を任されるようになるのは必然です。
仕事がどんどん楽しくなってるんじゃないかと思います。
大変ながらも、やりがいも感じますよね!
子育てもちゃんとやりたい
一方で、30代は結婚・出産というライフイベントの時期でもあります。
僕自身、ドイツ駐在の間に2人目の子供が生まれました。
子供が生まれると、生活ってガラッと変わるんですよね。
家庭に対して責任も生まれる。家事や子育てにもしっかりと参加したい。
そして、子供のかわいさに癒される半面、自分の時間はどんどん無くなっていきます。
両方にフルコミットしようとしてキャパオーバー
仕事も頑張りたい。家事と育児にもしっかり参加したい。
そうやって両方にフルコミットしようとし、
- 仕事では残業
- 帰ってから家事
- 休みの日は育児
その結果、削られる時間と体力、睡眠時間。
疲れて寝不足。それでイライラし、職場で後輩に冷たく当たったり子供を怒鳴りつけたりして自己嫌悪…
家事や育児のことで妻とのケンカも増え、関係が悪化…
実はこれ、全部僕の話です。
でも、きっとこの記事を読んでいる人も似たような経験をしているんじゃないかと思います。
そんな人たちに、少しでも楽になってもらいたい。
そういうわけで、ここからは
具体的に役に立つ対策
について解説していこうと思います。
【前提】仕事と家庭の両方を完璧にこなすのは無理
前提として、仕事と家庭の両方を完璧にこなすのは無理です。
そんなこと言っても、実際に両方ちゃんとこなしている人もいる!
そんな風に思う人もいるかもしれません。
確かに両方ちゃんとしている人もいますが、僕から見るとそういう人たちは
運がいいだけ
です。
キャパオーバーの対策をするために、一旦この現実を受け入れることが重要。
詳しく解説していきます。
仕事を頑張るほど仕事が増える
仕事の報酬は仕事
そういう言葉があります。
実際、仕事を受けて結果を出せば、その後さらに難しい仕事を頼まれるもの。
身をもって経験している人も多いのではないでしょうか?
できました!
ありがとう!バッチリだね。じゃあこれもよろしく!
えぇ…また仕事増えたよ…
僕自身、仕事で結果が出るようになったことで、海外赴任を言い渡されました。
そして海外赴任中も、仕事をするほど頼られるようになり、どんどん仕事が増えていきました。
仕事にコミットすればするほど仕事は増え、キリがありません。
それに、業種によっては仕事量の増加を「効率」で解決できません。
例えば僕の仕事は工場勤務なので、どうしても出勤が必要になります。
同じように、仕事によってはフレキシブルに働けない人も多いでしょう。
シフト制の仕事の場合は、そもそも働く時間が決まっています。
効率や働き方で何とか出来るのは、一部の人だけなのです。
家庭の負荷は運しだい(子供のばらつき)
「親ガチャ」という言葉があるように、「子ガチャ」も存在すると僕は思います。
誤解しないでください。可愛さとか大切さという意味ではありません。
どのくらい手がかかるか?
という意味です。
例えば
- 偏食がなくよく食べる
- 決まった時間にすんなり寝てくれる
- 一人で遊んでくれる
こんな子供であれば、僕もキャパオーバーになったりしません。
しかし、この逆のパターンだった場合
・偏食がひどく食べない
→料理や食事に時間と労力がかかる
・寝ない|夜泣きがひどい
→寝かし付けに時間がかかり、自分の睡眠時間が削られる
・一人で遊ばない
→家事に使える時間が削られ、自分の時間も無くなる
ということになり、子供にかかる時間と労力が全然違うのです。
子供が可愛いことに変わりはありませんが、子供の性格や特徴には大きなばらつきがあります。
よその家庭と比較できるものではないのです。
【体験談】海外子育てに限界を感じて、諦めるしかないと悟った話
僕の話になりますが、海外で2人の子育てをしています。
海外での子育ては色々な制約があって、例えば
- スーパーにお惣菜が存在しない
- 両親の手を借りることができない
- あらゆる施設が平日しか開いていない
といった感じです。
なので、
- 自炊しないとまともなご飯がない。
- 体調が悪い時も子供を見てくれる人はいない。
- 休みの日に一時保育してくれるところもない。
正直、限界っす。
そんな中、キャパオーバーを解決するべく、ありとあらゆる工夫をしてきました。
その中で、幅広い人に当てはまりそうな
諦めるべきもの
について、これから解説していこうと思います。
仕事と家庭にキャパオーバーしている男が捨てるべき3つのもの
仕事と家庭の負担がどんどん増える一方で、時間と体力には限りがあります。
そういった中でキャパオーバーをするため、答えは一つしかありません。
やらないことを決める
のです。
多くの人にが、やることを増やすのは得意でも、減らすのは苦手。
でも、今の状況を抜け出すためには、勇気をもって捨てるしかないのです。
具体的に捨てるべきものは
- あふれた仕事
- 周囲の人からの評価
- 完璧な家事
こういったものたちです。
詳しく解説していきます!
あふれそうな仕事を断る|任せる
仕事の報酬は仕事。
仕事を受ければ受けるほど仕事は増えてしまいます。
そのスパイラルに歯止めを欠けるためには、仕事を断るしかありません。
でも、仕事を断るのって勇気がいりますよね…
ただ、冷静に考えてみてください。
やらなくても何も起こらない無駄な仕事、多くないですか?
実際、僕もあらゆる仕事を断り、時には無視してきましたが、90%以上は
何も起こりませんでした。
残りの10%?
他の誰かがやってくれました。
自分が無理そうな仕事は断る、もしくは他人に上手に頼むことで、
自分が仕事にかける時間を減らす
このことが重要なのです。
周囲の人からの評価をあきらめる
でも、仕事を断ると周りの人に悪く言われるかも…
こういった心配によって仕事を断れない人も多いでしょう。
でも、よく考えてください。
職場の上司や同僚からの評価と、家族からの評価、どっちが大切ですか?
職場の人からの評価は、部署が変わったり転職したらリセットされますし、定年退職すれば無に帰すでしょう。
でも、妻や子供からの評価は、死ぬまでリセットされません。
子育てが大変な時期に、仕事を優先してしまうと、その後の家族関係に大きな影響を与えるのです。
だから、今は周囲の人からの評価についても「諦め」ましょう。
大丈夫、子育てが落ち着いた後に仕事で返せばいいのです。
ちなみに僕は、仕事ばっかりしていて妻に3ヵ月無視されました。
この記事を読んでいる人たちには、絶対に同じ思いをしてほしくありません。
家事は完璧にしなくていい
子供が小さいと、家の中は常にめちゃくちゃです。
どれだけ掃除や片付けをしても2時間あれば元通り。キリがありません。
洗濯物や洗い物も4人分となると、どれだけ片づけたところで翌日にはいっぱいです。
これらを毎日完璧にやろうとすると、体力的にも精神的にも大きな負担がかかります。
なので、僕は掃除や片付けを真っ先に諦めることにしてます。
片づけたって明日には散らかってるので、元からやりません。
大丈夫、少々家が散らかっていたところで、子どもは元気に育っていきます。
料理は時短を最優先
子供のために薄味の料理を手作りしたい。
分かります、その気持ち。
でも、わざわざ子供のごはんを別に作るのは時間がかかりますよね。
そして、せっかく手をかけて作ったごはんも、食べてくれないんですよね。
時間と労力をかけたのに結果が出ない。これ以上につらいことはありません。
なので、料理は常に
時短を最優先
してもいいんじゃないかと思います。
簡単に作れるものを無理なく作りましょうよ。
時間が無ければスーパーのお惣菜でもいいじゃないですか。
お惣菜、安いしおいしいし最高です。どんどん使いましょう!
なによりも大切なこと【自分の機嫌】
家事や仕事を諦めてでも大切にすべきものが、
自分と妻の機嫌
だと思うんですよね。
考えてみてください。
- 完璧に片付いた家
- 栄養バランスの整った食事
こういうものがあったとしても、
親にしょっちゅう詰められたり怒鳴られたりする
これでは、子供の心の健康が損なわれてしまいます。
パパとママ、いつも怒ってる…
自己肯定感が損なわれ、好奇心が無くなり、子供本来の明るさや活発さが失われてしまうかもしれません。
それに、奥さんと喧嘩するのだって疲れているからではないですか?
機嫌が良ければ、ちょっと小言を言われたくらいで喧嘩にならないのでは?
なので、なによりも自分と家族の機嫌を優先するべきじゃないかと思うわけです。
怒らない、それさえできれば100点である
いろんな意見があるとは思いますが、参考になれば幸いです。
子育て中の忙しい人にオススメしたい時短アイテム
家事と子育てが大変で..
みたいな話をすると
大変だよね。無理しないでね。
みたいなことを言われます。
いや、気遣ってもらえるのは嬉しいんですが、そうじゃないんですよね。
今すぐ楽になる方法が知りたいんですよね。
だから、ここからは
直ちに時短につながる具体的なアイテム・サービス
についてご紹介していこうと思います。
時間が命。時短家電はどんどん導入しよう
まず導入を検討したいのが時短家電。
家事の時間を数時間単位で大きく削減してくれます。
特にオススメしたいのが
- 食洗器
- ドラム式洗濯乾燥機
- コードレス掃除機
この3つです。
食洗器。2度とお皿なんて洗いたくなくなります。
ドラム式乾燥機。乾燥機OKか?で服を選び、洗濯物をたたまないという決断をすれば、毎日1時間は削減可能です。
コードレス掃除機は子供の食べこぼしを一瞬で消し去ってくれます。
どれも安いものではありませんが、合計すると1日2時間程度の時短が可能。
非常に効率のいい投資だと思います。
迷っているなら思い切って買ってしまいましょう!
宅配サービスで料理も効率化
子供にスーパーのお惣菜を食べさせるのにはやっぱり抵抗がある…
そういう人にぜひ検討してほしいのが、
食材(ミールキット)宅配サービスです。
メニューに合わせてカットした食材を、食べきりの量だけ届けてくれます。
中でもオススメなのが
です。
専門の栄養士が栄養バランスを考えてメニューを作っていて、離乳食のとりわけメニューが付いてるプランもあるので、子育て世代には最適です。
1食300円~と、値段もスーパーのお惣菜レベル。
初回の5日間はお得なお試し利用が出来るので、気になる人はぜひチェックしてみてください!
\ 時短と健康を両立!! /
Audibleで隙間時間に読書
仕事の効率を上げ、拘束時間を減らすためには、学びながら働くことが必要不可欠です。
でも、勉強してる時間なんてない…
分かります。落ち着いて座って本を開いている時間、ある訳ないです。
そこで便利なのが
です。
本を読み上げてくれるサービスで、通勤や子どもの寝かしつけの時に読書が進みます。
耳で聞いて意味あるのか心配…という人は、こちらの記事に詳細をまとめています
虚無な時間を有効活用できる最強のツール。ぜひ試してみてください!
\ 1か月無料で聞き放題 /
その他、オススメの本はこちらの記事にまとめています。
まとめ|優先順位を決めよう
今回の記事では、仕事と家庭にキャパオーバーしていた僕が、生き延びるためにやった事を書いていきました。
でも、人それぞれ難しい事情があると思います。
仕事を休みにくかったり、上司の理解が無かったり。
妻が神経質で、家事への要求が高かったりする人もいるでしょう。
難しい問題だと、身をもって理解しています。
それでも重要なことは
優先順位を決めて、重要ではないものを諦める
ということです。
そして、現状を改善するべく、常に工夫を続けることです。
自分の人生に責任を取れるのは自分だけ。
本当に大切なものを、本当に大切にできるよう、よく考えて選びましょう。
今回の記事は以上です。
それでは、また。