仕事が多くて終わらない!偏ってるよ!
このような悩みを抱えてこの記事にたどり着いた方、こんにちは。
今回の記事では
- 仕事が偏る理由
- 仕事の偏りで疲れた時の対処法
- 仕事の偏りを解決するために取るべき行動
などについてまとめていきます。
かどいちといいます。ドイツで駐在員として働いています。
自分だけに仕事が偏ってくる…
マネジメントがあまり効いていない日本企業ではよくある話。
というか、ドイツやスイスでも似たような事はあるので、世界中どこにでもある話です。
とはいえ、偏ってくる仕事をこなす側はたまったもんじゃありません。
もう疲れたよ…
そこで、今回の記事では、仕事の偏りを解消するために取るべき行動についてまとめていきます。
結論、
とにかく仕事を断る
ということが重要。
断れるようになるためのポイントを、記事の中で詳しく解説していきます。
この記事を読み終えるころには、偏った仕事から抜け出すための答えが見つかっているはずです!
それでは早速見ていきましょう。
目次
仕事の偏りが発生する理由
一口に仕事の偏りといっても、その原因は様々です。
仕事の偏りを解消するため、まずは偏りが発生している理由を考えてみましょう。
上司の能力不足
最も多いパターンが、上司の能力不足です。
例えば
- 部下の能力や業務負荷を把握していない
- 頼みやすい人にだけ頼む
- 発生する仕事を全部丸投げ
上司がこんな人の場合、簡単に仕事の偏りが発生してしまいます。
改善のためには上司と話し合う必要がありますが、なかなか話を聞いてくれない事も多いかもしれません。
強めに押し返す必要があります。
メンバーの能力の偏り
メンバーの能力に偏りがある場合も問題です。
特定のスキルがないとできない仕事がたくさんあるのに、スキルをもっているのは自分だけ…
そういった場合、必然的に仕事の偏りが発生してしまいます。
スキルを持った人をチームに加えてもらったり、応援をもらったりしない限り、なかなか状況が改善されません。
上司に頼んでも聞き流されることが多いかも…
そもそも人手不足
会社全体で人手不足の場合、偏ってはいなくとも、全員が忙しいという事になります。
全員忙しい。地獄です。
仕事の偏りを解消するためのトリガー
仕事が偏る理由には様々なパターンがありますが、これを改善するには
仕事を断る
しかありません。
何故なら、そうすることで
- 上司は他の人に仕事を振る
- ”他の人”がいないなら人を増やす
- 人が増やせないなら仕事を減らす
こういった、マネジメントレベルでの対策を促すことができるからです。
逆に、あなたが仕事を受け続けている限り、上司や会社は困りません。
だから、上司や会社は改善する必要がなくなるわけです。
仕事が偏っている人がやるべきたった一つの行動【断る】
あなたが仕事を受け続けている限り会社や上司は困りません。
そして、困らない限り具体的な行動は起こしてくれません。
だから、いつまでたっても偏りが解消されないのです。
従って、仕事の偏りを解消するたった一つの方法は
仕事を断る
これしかないのです。
ここからは、仕事が偏るメカニズムと、それに歯止めをかける対策について説明していきます。
偏ってなくても、仕事をすれば仕事は増える
仕事の報酬は仕事
という言葉があります。
仕事をするほど頼られ・任され、さらに仕事をもらう。
一般的に考えても、仕事は受けるほど増えるものなのです。
仕事が偏るという事は、あなたが有能で、頼られているという証でもあります。
でも、気を付けてください。
そのやりがい、搾取されてはいけません。
周囲からの依存度をコントロールするためにも、適度に断ることが重要です。
断らなければ、上司の思考が停止する
次に、全ての仕事を断らずに受けると、上司が頭を使わなくなります。
というのも、上司も誰かから仕事を依頼されています。
そして無能な上司ほど、仕事の重要度や人手を考えず、全て丸投げするのです。
この仕事ムダかもなぁ…でも断るの面倒だし、とりあえずアイツにやらせるか
なので、しっかりと断り、このような丸投げをけん制する必要があります。
あなたが仕事を断るという事は、
上司に仕事を断らせる
という事につながるのです。
ムダな仕事受けたら、みんなやってくれないんだよな…断ろ。
仕事を断ったら誰が困る?
一旦冷静になって考えてみましょう。
仕事を断って困るのは誰でしょうか?
困るのは上司、そして会社です。あなたではありません。
だって、仕事を断ってもクビになりませんし、給料も減りませんよね。
仕事を断ることで初めて会社が困り、その結果何かしらの対策が打たれます。
- 他の人に仕事を振る
- ”他の人”がいないなら人を増やす
- 人が増やせないなら仕事を減らす
こういった根本的な対策ができるのは上司や会社。
そして、仕事を断ることで初めて、これらを促すことができるのです。
仕事を上手に断れない理由
仕事を断るしかないってわかってるんだけど…
それでも、仕事を断るのは難しいものですよね。
でも、仕事を断れないのは何故でしょう?断ればすぐ楽になるのに?
ここからは、仕事を断れない理由について少し考えてみましょう。
責任感
一番大きな理由は、仕事に対する責任感でしょう。
断ったら困る人がいるかも…
そう考えると、無理して仕事を受けたくなる気持ちも分かります。
でも、冷静に考えてみてください。
やらなくても何も起こらない無駄な仕事、多くないですか?
実際、僕もあらゆる仕事を断り、時には無視してきましたが、90%以上は
何も起こりませんでした。
残りの10%?
他の誰かがやってくれました。
自分が頑張れば解決するなら…
そう考えてしまうと、会社も上司もあなたの責任感につけ込んできます。
責任感を搾取されないよう、きっぱり断るのです。
上司や周囲の人の評価
断ることで上司や周囲の人からの評価が下がるかも…
そのように考えて、断れない人も多いと思います。
でも、周りの人からの評価ってそんなに重要でしょうか?
仕事を受けすぎて無理をすると、あなたや家族が致命的なダメージを受けることも少なくありません。
それに、ちょっと仕事を断ったくらいで周囲の評価が下がるような職場は、そもそもギスギスしています。
そんな職場なら、どうせ知らないところで陰口叩かれているんです。
全員から好かれるなんて無理な話。
それなら、1人に嫌われようが5人に嫌われようが大した違いではありません。
周囲の評価よりも大切なものがあるはずです。
よく考えて、自分で選ぶようにしましょう。
会社の中での自分の立ち位置
仕事を断っちゃうと、必要とされなくなるかも…
このように、会社での立ち位置が心配な人も多いと思います。
でも、例えばあなたが上司になったとして、どちらが嬉しいでしょうか?
- 仕事を2つ受けて、どちらも中途半端
- 1つは断るけど、もう一つは完璧
後者の方が嬉しいんじゃないでしょうか?
しっかりとした能力があって、やると決めた仕事で結果が出せればいいのです。
少々仕事を断ったとしても全然問題ありません。
そもそも必要とされすぎているから、仕事が偏っているのです。
自信をもって断りましょう。
仕事の偏りによる悪影響
仕事が偏った状態が続くと、いろんな方面に悪影響があります。
断ることで、結果的に会社にもあなたにもメリットがあるのです。
断ることは正義。
自信をもって断るため、仕事の偏りによる悪影響を把握していきましょう。
効率の低下
仕事が偏ると、労働時間が長くなり、疲れがたまって仕事の効率がどんどん低下していきます。
特に、集中力や睡眠不足の影響は深刻。
最近の研究では、寝不足は泥酔と同じくらいパフォーマンスが低下すると言われています。
偏って振られた仕事がこなせず、効率が低下し、さらに仕事が終わらない…
さらには、ミスが増えたり全て中途半端な仕事になったり。
自分にとっても会社にとっても、いい事なしです。
思いきって断り、自分にとって重要な仕事に集中して、高い効率でしっかりとした仕事をしていくべきです。
能力が伸びない
仕事の偏りによって余裕が無くなると、本人のスキルが伸びません。
え?仕事たくさんしてるからスキルも伸びるんじゃないの?
そう思う人もいるかもしれませんが、それは誤解です。
仕事の負荷が高すぎると、
- パニックになり思考がまとまらない
- 工夫や改善の余地がなくなる
- 目の前の仕事をこなすだけ
といった状態になります
その結果、同じことを繰り返すだけで、能力が伸びなくなるのです。
また、仕事が偏ることで、他の人の成長の機会も奪われてしまいます。
自分と周囲の能力という観点からも、仕事は断った方が良いのです。
家族への悪影響
小さい子供がいる人は、家族への影響も看過できません。
子供との会話が減って信頼関係を失ったり、疲れてイライラして怒鳴ったり。
誰でも経験はあるかもしれませんが、こういったことが増えると、子供の成長に大きな悪影響を及ぼします。
また、妻との関係性が悪化することも珍しくありません。
僕は仕事ばっかりしてたことが原因で、妻に3か月ほど無視されました。
二度とあんな思いしたくない。
仕事と家族、どちらが大切かはいうまでもありません。
本当に大切なものを守るため、断るべきは断りましょう。
健康を害する
無理すると体を壊すよ。
日本人は、この意味を軽くとらえすぎです。
一度健康を害してしまうと、場合によっては一生影響を受けるのです。
働きすぎは、健康にあらゆる悪影響を与えます。
じわじわとお前の内臓は蝕まれ、ある日突然死ぬ。
これくらいに受け止めても全然大げさじゃありません。
仕事の偏りはガチで寿命に影響します。真剣に考えましょう。
断るための転職活動のススメ
最後に、仕事を断れるようになるために、転職活動をオススメします。
なぜ、断るために転職活動なのか?
その理由は
自信と余裕ができるから
です。
仕事の偏りだけを理由に転職するのは危険
誤解しないでほしいのですが、仕事が偏っているからといって、すぐに転職を勧めているわけではありません。
仕事の偏りは一時的なものかもしれませんし、改善できる可能性も十分にあるからです。
転職にはリスクもあります。
将来的な自分のキャリアや待遇なども考えて、総合的に判断するべきです。
それでも転職活動を始める理由
すぐに転職するのは危険ですが、それでも転職活動はするべきです。
その理由は
- 自分の市場価値を知ることで自信がつく
- 仕事に選択肢を持つことで余裕ができる
- 自信と余裕があれば、強気に立ち回れる
ということです。
仕事を断って、居場所が無くなったらどうしよう…
何も行動しなければ、そんな不安を拭い去ることはできません。
そして、一度転職活動をしてみれば気付くハズです。
思った以上の市場価値が自分にあるということに。
そして、それが自信となり、余裕につながります。
結果、自信をもって仕事を断れるようになるはずなのです。
何かを変えようと思ったらまず行動
忙しい自分に酔いながら愚痴ばかり言って満足している人は、世の中にたくさんいます。
でも、そんな中でこの記事にたどり着いた人は、きっと本気で、現状を変えたいと思っているはずです。
なんとかこの状況を変えたい…!
この記事には、仕事を断るための考え方を書いてきました。
でも、思考のパターンや返答の習慣が簡単に変わる訳ではありません。
何かを変えたいのであれば、考えるだけでなく行動しなければならないのです。
自信と余裕をもって仕事を断るため、まずは転職エージェントに登録して、アドバイザーと面談してみましょう。
とりあえず求人を探すなら転職エージェントのdodaがオススメです。
- 求人量と質のバランスがいい
- エージェントとスカウトを1つのサイトで同時に使える
- 各種診断が豊富に揃っている
といった特徴がそろっていて、求人探しには最適なエージェントになってます。
合格可能性診断もあって面白い。実際の体験談を別記事にまとめています。
【体験談】転職エージェントのdodaを海外駐在員が使ってみたら【自己肯定感爆上がり】
doda合格診断を海外駐在員がやってみた 結果と信憑性も検証
その他、転職エージェントの選び方はこちらの記事にまとめています。
シニアマネージャーが教える!あなたに最適な転職エージェントの選び方と上手な使い方の全知識
\ 自分に合う仕事がきっと見つかる!! /
まとめ|仕事を断ることで状況が変わる
今回の記事では、仕事の偏りによって疲れている人が、忙しさから抜け出すために必要なことをまとめてきました。
必要なのは、とにかく仕事を断ることです。
そうすることで初めて、会社や上司が動くハズです。
働きすぎは、あらゆる方面に悪影響があります。
何よりも優先するべきなのは、自分と家族に対する責任。
仕事に対する間違った責任感や、周囲の評価に縛られず、しっかりと断っていきましょう。
今回の記事は以上です。
それでは、また。