かどいち
現在ドイツでシニアマネージャーとして働いています
海外で働いてみたい!
この記事を読んでいる人は、きっとそのように考えているのではないかと思います。
海外で働くための方法はいくつかありますが、
充実した待遇で安心して働くことができるのが「海外赴任」です。
近年様々な企業がグローバル化し、日本にしか拠点が無い企業というのは逆に珍しいですよね。
海外駐在員として働くことで、キャリアアップできるのはもちろん、同時にかけがえのない経験も得ることができます。
しかし、海外赴任に選ばれたくてもなかなかチャンスが巡ってこない…
そんな悩みを抱える方も多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、
最速で海外赴任するための方法
について解説しようと思います!
この記事を読めば、あなたもきっと
運に左右されずに海外赴任するためにはどうしたらいいのか?
しっかりと理解することができるはずです!
ぜひ見ていってくださいね!
目次
最速で海外赴任したい人が今すぐ転職するべき理由
それでは早速結論を書きます。
今すぐ絶対に海外赴任するために今すぐ取るべき行動、それは
転職です。
なぜ転職するのが最速なのでしょうか?
海外赴任したい人が今すぐ転職するべき理由…それは下記の2つです。
①転職なしで海外赴任
→運や周囲の環境に大きく左右される
②転職して海外赴任
→自分の意志で海外赴任できる
なぜ転職なしでは運や環境に左右されるのでしょうか?
また、転職することで自分の意志で海外赴任出来るというのは本当でしょうか?
その根拠について説明していきます!!
今の会社で海外赴任できるかどうかは「運」次第
転職せずに海外赴任するためには、会社から「海外赴任の内示」を貰わなければなりません。
しかし、会社から内示を貰うためには様々な運や環境の要素が必要になってきます。
なぜなら、海外赴任の内示は、現在の会社や海外拠点の状況によって「会社の都合」で出されるからです。
詳しく理由を説明していきます。
理由① ポストが開かないと赴任できない
一つ目の理由は、「海外駐在員のポスト」の問題です。
海外赴任する際、多くの場合、
現在の海外駐在員の帰国と入れ替わりになります。
海外駐在員に対して会社は手厚い待遇をしなければならないので、駐在員を増やしすぎると人件費コストが大きくなりすぎてしまうからです。
海外駐在員の待遇はこちら
したがって、海外駐在員のポストが空かなければ、海外赴任の切符を手に入れることができません。
また、多くの会社では海外駐在員の任期は決まっています。
そして、その多くは5年前後であり、運が悪ければこの先5年は海外赴任出来ない…という事になるのです。
もちろん特別な事情があれば話は別ですが、都合よくポストが開くかどうかは運次第と言わざるを得ません。
理由② 今の仕事の状況次第では赴任できない
2つ目の理由は、現在の仕事が重要すぎると海外赴任させてもらえないからです。
例えば、あなたが会社の一大プロジェクトに参加していたとしましょう。
あなたは非常に有能であるため、プロジェクトのメンバーからは頼りにされているのですが、正直気が進まないプロジェクトだし、早く海外赴任したい。
そんな中、海外駐在員のポストが一つ空きそうだという事を耳にしました。
もちろんあなたは上司に希望を伝えます。
あなた
しかし、上司は有能なあなたに今抜けられると正直困ります。
上司
このように
「海外赴任したいあなた」VS「あなたを手放したくない上司」
の対立構造が出来上がってしまい、結果的に海外赴任出来ないのです。
有能であればあるほど重要な仕事を任され、そのために海外赴任出来ない
こういったジレンマは度々発生するものです。
理由③ 現地で求められている職種でないと赴任できない
3つ目の理由が、あなたの職種と現地で求められている職種が一致しないと海外赴任出来ないという問題です。
海外拠点の状況によって求められている職種は変わってきます。
営業職が必要な拠点もあれば、技術エンジニアが必要な拠点もあり様々です。
そういった中、求められる職種が一致して初めて海外赴任することができるのです。
このように、海外赴任するためには様々なハードルがあり、自分の意志や能力だけでは海外赴任できるとは限りません。
それでは、運や周囲の環境に強く影響されず、確実に海外赴任するためにはどのような方法があるのでしょうか?
運に振り回されず確実に海外赴任する方法
確実に海外赴任する方法、それは
グローバル求人に応募して転職する
ことです。ここからは
- グローバル求人って何?
- 応募するためにはどうしたらいいの?
等々、疑問にお答えしていこうと思います!
グローバル求人とは?
まず、グローバル求人とはどのような物でしょうか?
それはズバリ
「海外赴任を前提に募集している求人」
の事です。
赴任国や募集職種など様々な求人があるがめ、あなたのスペックに合う求人がきっと見つかるでしょう!
海外赴任したい人にとってはおあつらえ向きの求人と言えますね!
出展:リクルートエージェント
なぜこのような求人が募集されるのでしょうか?
「理由③:現地で求められている職種でないと赴任できない」でも書きましたが、海外駐在員に求められるスペックは多種多様です。
高い能力があることはもちろん、現地で求められている職種であることが大前提。現在の仕事が重要すぎてもいけません。
でも、そんな都合のいい人材が社内にいるとは限りませんよね。
そこで、社内にぴったりの人材がいない場合、中途採用も含めて人材を募集するのです。
グローバル求人に応募するためには?
それでは、グローバル求人に応募するためにはどうすればよいのでしょうか?
方法は簡単で
- 転職サイトに登録して求人を検索する
- 転職エージェントに登録して求人を探す
このいずれかになります。
転職サイトや転職エージェントではさまざまな条件の求人が掲載されており、
その中から勤務地「海外」で検索をすれば良いのです。
出展:リクルートエージェント
希望に沿うグローバル求人を見つけるためには?
それでは、自分の希望に沿うグローバル求人を見つけるにはどうするのが良いのでしょう?
その方法はズバリ
「転職エージェントに登録して非公開求人を探す」ことです!
転職エージェントでは、転職サイトなどでは一般に公開していない「非公開求人」に応募することができます。
非公開求人には魅力的な求人が多く、グローバル求人も多く含まれる可能性が高いです。
理由はこちらの記事で詳しく書いています。
求人の内容は現在の景気動向などに左右されるため、希望の求人がすぐに・確実に見つかる!とは言えません。
しかし、新しい求人は次々と発生するので、チャンスを逃さないためにも海外赴任を目指すなら登録しておいて損はないでしょう。
転職エージェント、どれを選んだらいいかわからない!という人は、こちらの記事を読むと自分にぴったりの転職エージェントが分かるかもしれません。
転職で海外赴任するメリット
転職で海外赴任を目指した場合、最速で海外赴任出来る以外にもさまざまなメリットがあります。
ここからは、、どんなメリットがあるのか?について解説していきたいと思います。
赴任時期を決められる
基本的に、海外赴任の内示は突然言い渡されます。
会社によっても異なりますが、急な場合は内示を受けて2か月後に出国!など、
自分で時期を選べなかったり、落ち着いて準備が出来なかったりする場合もあるでしょう。
※通常は内示から3カ月前後で渡航となるようです。こちらの記事にスケジュールの一例を書いています。
一方で、転職で海外赴任を目指す場合は自分で赴任時期を決められます。
赴任したいと思った時に転職すれば良いのですから当然ですね。
働く環境が大きく変わる海外赴任と、結婚・出産などのライフイベントを両立するのは難しい場合も多いです。
自分にとってタイミングが悪い時に受けた内示は思い切って断ってしまい、自分のタイミングで海外赴任を目指すのも一つの方法です。
赴任先をある程度選べる
今の会社で海外赴任できるかどうかは「運」次第 の項目でも書きましたが、通常、海外赴任先を自分で選べることは非常に稀です。ほぼ不可能と言っても過言ではありません。
一方で転職によって海外赴任を目指す場合、希望の国や地域などをある程度赴任先を選べる可能性があります。
なぜなら、その地域で募集されている求人に応募すればいいだけだからです。
もちろん希望の地域の求人が無い可能性もありますが、その場合転職しなければいいだけの話なのでリスクはありません。
どうしても赴任したい国がある場合は、希望の求人が出るまで気長に待つのも一つの方法です。
年収が上がる可能性がある
希望に沿うグローバル求人を見つけるためには?でご紹介したような
・転職エージェント活用
・非公開求人への応募
といったパターンでは、現在の会社で海外赴任した場合よりも年収が上がる可能性があります。
なぜなら、非公開求人による好待遇の求人へ応募できるからです。
まだまだ日本企業は年功序列で給料が決まる場合が多く、どれだけ能力があって頑張って働いても、給与に反映されない。こんなケースは少なくありません。
転職で海外赴任しつつ、さらに良い給料・待遇で働ける!夢のような話ですが、転職による海外赴任ならば現実的に実現できる話なのです。
転職で海外赴任する際の注意点
一方、転職での海外赴任にはメリットばかりがある訳ではありません。
いくつか注意すべき事もありますので、まとめていこうと思います。
高い能力を求められる
一つ目の注意点は、高い能力が求められるという事です。
したがって当然、企業側も慎重に採用選考を勧めます。簡単に合格できない場合も多いでしょう。
海外赴任に選ばれる人は様々な能力を持っており、人格的にもすぐれた人が多いです。
小手先のテクニックばかりに頼らず、しっかりと自分を磨き能力を高めて面接に挑むようにしましょう。
日々の仕事だけでなく、しっかりと勉強することも大切ですよ!
希望の求人が出ていない場合もある
二つ目の注意点は、希望する求人が出ていない可能性もあるという事です。
転職エージェントや転職サイトには世界中から求人が集まってくるとは言え、自分の希望と求人がマッチしない可能性は当然あります。
そういった場合、無理して転職せずに希望の求人が出るのを待つのが良いでしょう。
求人の入れ替わりは意外に早いので、こまめにチェックしながらチャンスを待つのがオススメです。
転職先の会社に満足できるかはわからない
三つ目の注意点であり、最大の注意点が「転職先の企業に満足できるかはわからない」というところです。
これは海外赴任を目指す場合だけではなく、転職する場合全てに言えることですね。
海外赴任というリターンを手に入れるため、ある程度リスクがあるのは仕方ありません。
転職先の企業はどのような文化なのか?雰囲気や人間関係は?
転職前にこれらのことを本当の意味で理解するのは難しいですが、極力リスクを避けるため、事前の調査はしっかり行うべきです。
下記2つの転職エージェントでは、エージェントが企業の内部についてしっかりと調査しており、海外赴任を目指す人にはオススメです。
- JACリクルートメント
→”企業文化や風土、事業戦略を把握し紹介” くわしくはこちら - マイナビエージェント
→”分業スタッフが内部情報収集” くわしくはこちら
様々なサービスを上手に活用しながら、しっかりと転職先を検討するようにしましょう。
まとめ:海外赴任したいなら並行して転職も検討しよう
今回の記事をまとめると、下記のようになります。
- 現在の会社で海外赴任するためには運の要素大
①ポストが開かないと無理
②今の仕事が重要すぎると無理
③職種が合わないと無理 - 転職して海外赴任すれば運に振り回されない
①グローバル求人に応募すれば狙える
②転職エージェントや転職サイト経由で応募
③エージェント経由の非公開友人もチェック! - その他メリットも沢山ある
- 自分を磨き、リスクに備えて準備しよう!
現在の会社で海外赴任を目指して一生懸命働くのも一つの方法です。
しかし、海外赴任の可能性を少しでも高めるためには、転職活動を始めるべきです。
「転職」にリスクはありますが、「転職活動」にはリスクがありません。ノーリスクで海外赴任の可能性を大幅に高めることができるでしょう。
海外赴任前提のグローバル求人はいつ出てくるかわかりません。
チャンスを逃さないように、できるだけ早く転職エージェントや転職サイトに登録し、こまめにチェックしましょう。
今回の記事は以上になります。それでは、また。
関連記事
転職エージェント、色々あるけど違いが判らない!という人に向けて、根拠をはっきりさせながら各社の特徴を比較しました。
海外赴任についてまとめました。内示が出てから赴任するまで大まかな流れが分かると思います。
【海外赴任記まとめ】山奥エンジニア海外赴任記 選ばれてから渡航するまで
海外赴任記書いてます。インド・イスラエルなどマイナーな国も旅してますので、なかなか他では見られない体験談だと思います。
普段はこんなデータ分析とかもやってます。
データからわかるフォロワーを増やすために必要なこと 【エンジニアが分析】ツイッターでプロフィールクリック率を高める方法
ツイッターやってます。ご質問などはDMから気軽にどうぞ!
きはち@山奥エンジニア
Follow @kihachi_yamaoku
Instagram:kihachi_yamaoku