こんな上司はもうイヤ。辞めようかな…でも辞めてもいいのかな…?
そんな悩みを抱えてこの記事にたどり着いた方、こんにちは。
今回の記事では
- 上司が嫌いで転職ってアリ?
- 辞めた方がいいのはどんな時?
- 続ける・辞めるの判断基準は?
といった疑問に答えていこうと思います。
かどいちといいます。ドイツで海外駐在員として働いています。
上司と反りが合わずに仕事を辞めたくなることって、誰しもあるんじゃないでしょうか?
僕も海外赴任中、拠点の人間関係がこじれ、本気で辞めようと考えていました。
でも、仕事を辞めるのって凄く勇気が要りますし、後戻りできないのでリスクも大きいですよね。
上司が嫌いだからって辞めるのはアリ?どう考えればいいの?
このような悩みを抱える人も多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、上司の問題を抱えた皆さんに、僕が悩みに悩んで考えた
会社を辞める|辞めないの判断基準と考え方
についてお伝えできれば、と思います。
これを読むことで、
今の上司や仕事に対する考え方がまとまります。
その上で、
仕事を続けた方がいいか?辞めた方がいいのか?その答えが出ます。
ぜひご一読ください。
それではさっそく見ていきましょう。
目次
上司が嫌いで転職ってアリ?
そもそも上司が嫌いというだけで転職するのはアリでしょうか?
もちろん、アリです。
僕の周囲にも、上司にパワハラを受けて転職したという人はいます。
とはいえ、話はそんなに単純ではありませんよね。
状況次第で、辞めた方が良い場合、辞めない方がいい場合のどちらもあると思います。
上司が嫌いで辞めるのはアリか?この問題に対する考え方をまとめると
- 上司が嫌いというだけで辞めるのは早い
- 会社や組織に問題があるなら退職を検討
- 辞める・辞めないの前に自分の人生観を固めるべき
という感じになります。
順に解説していこうと思います。
上司が嫌いなだけで転職するのは危険
嫌いな上司と働くのは時間の無駄。すぐ辞めるべき
みたいなことを言う人っていますよね。
では、上司と合わなければ本当にすぐ辞めてもいいのでしょうか?
上司と反りが合わず辛い。パワハラまがいのことをされて逃げ出したい。
そういう気持ちはわかりますし、もちろん潰される前に逃げ出すべきです。
ただ、上司と反りが合わないというだけで転職を決断するのは少し早いように思います。
なぜなら
- 転職後に改善するとは限らない
- 上司はそのうち変わる
- 他人に振り回される人生になってしまう
といった理由があるから。
それぞれ見ていきましょう。
転職後に改善するとは限らない
上司がイヤで転職したとして、確かに次の会社は選べます。
でも、次の上司を選ぶことはできません。結局上司ガチャとなるわけです。
どんなに素晴らしい組織の中にも、変な人・ヤバイ人は一定数います。
その確率が高いか低いかだけの話です。
上司ガチャの当たり|ハズレ特徴10選と対処法【ハズレ上司からは逃げましょう】
なので、上司だけでなく、組織全体の構造を考えてみましょう。
- 今の上司が自分と合わないだけなのか?
- 問題のある人が昇進するような組織構造なのか?
今の上司がたまたま合わないだけであれば、会社を辞めるには少し早いように思います。
ただし、周囲の部署の上司の片っ端からヤバイと感じるのであれば、組織そのものに問題があるかもしれません。
会社全体の傾向と、あなたの個別の状況は切り分けて考えるべき。
その上で、長期的な目線で考えることをお勧めします。
上司は変わるから
もし、たまたま今の上司と合わないだけなのであれば、もう少し我慢して続けてみる方が良いでしょう。
なぜなら、上司はそのうち変わるから。
会社の規模に寄りますが、大企業であれば同じ上司の下で働くのはせいぜい3年くらいのものです。
今の会社で、上司以外に不満が無いのであれば、辞めてしまうのはもったいない。
異動の希望を出しつつ、上司の特徴を掴んでやり過ごせないか?考えてみましょう。
そうしているいるうちに上司は変わります。それまでの辛抱です。
このブログでは、色んなパターンの上司に対する対処法を書いてますので、やり過ごすための参考になるかもしれません。
一方、異動があまりない中小企業で、上司から実害を受けている場合は、辞めない限り永久に被害を受けることになります。
そういった場合は真剣に転職を検討しましょう。
他人に振り回される人生になってしまう
嫌いな人と関わるのは時間の無駄
この考え方には凄く共感できるのですが、現実には会社で働く以上、合わない人が一人もいないというのは稀です。
本当に好きな人としか関わりたくないのであれば、
- フリーランスとして仕事や人を選んで働く
- 起業して人を選んで採用する
みたいな、高いリスクを背負い、同時に高い能力を求められます。
会社員として生きるのであれば、嫌いな人と関わらない選択ばかりしていると、結果的に他人に振り回されて自分のやりたい事を見失ってしまうのではないかと思います。
それよりも、多少の人間関係は許容し、もしくは上手に付き合う術を身に着けた方がコスパがいいのではないでしょうか。
その中で、自分のやりたい事を見つけたり、自分の価値観に合った働き方を探していくのも一つの手だと、僕は思います。
まずは上司と上手く付き合う方法を考えてみましょう。
下記の記事では、厄介な上司の攻略法をタイプ別にまとめています。参考になると思いますので、良かったら覗いてみてください。
嫌いすぎる上司!6つのタイプ別攻略法と振り回されないためのコツを一挙解説する。
会社や組織に問題がある場合はアリ
上司が嫌いというだけで辞めるのは少し早いですが、それ以外の要素も含めると話は違います。
例えば会社や組織に問題があったり、そもそも今の仕事が好きでない場合などです。
ここからは、転職の検討をした方が良い場合について書いていきます。
仕事も嫌い
そもそも今の仕事が嫌いな場合、転職を考えた方がいいでしょう。
上司抜きにしても、毎日働くのがイヤだったり、会社に行くのが憂鬱な場合です。
仕事なんだからイヤなのなんて当然じゃん
という風に考える人もいるかもしれませんが、そんな人にこそお伝えしたい。
仕事は向き・不向きです。
向いている仕事であれば楽しく、前向きに働くことが出来るのです。
自分に合った仕事というのは必ずあります。まだそれが見つかっていないだけ。
なので、仕事が嫌いという場合は転職を考えてみることをオススメします。
向いている仕事の見つけ方を書いている本もありますので読んでみると良いでしょう。
ちなみに↑の本はKindle Unlimitedで読み放題。
初月無料なので、読んだ後すぐ解約すれば実質無料で読めますよ。
組織の構造がヤバい
自分の上司だけでなく、周囲の部署の上司まで片っ端からヤバイ人の場合、組織全体の構造に問題があるかもしれません。
例えば、会社自体の評価基準に問題がある場合、仕事の成果ではなく好き嫌いで評価が決まってしまう事も。
すると、
- 仕事ではなく上司の機嫌を取ることにコミットした”ヤバい人”が昇進
- 昇進したヤバイ人が、その下のヤバい人を昇進させる
…といった悪循環になってしまいます。
会社をダメにするポンコツ上司の特徴とは?5つの対処法についても解説
こういった状況で上司と合わないと”詰み”です。ずっと不遇な思いをすることになるでしょう。
会社全体がどうか?という視点をもって考えてみましょう。
転職するなら転職エージェントは上手に使いたいところ。
エージェントたくさんありすぎて選べない!という人は、選び方をこちらの記事でまとめています。
シニアマネージャーが教える!あなたに最適な転職エージェントの選び方と上手な使い方の全知識
パワハラの実害がある
上司からいじめや恫喝、時には暴力などのパワハラの実害を受けている場合も問題です。
そのような場合、まずは更に上の上司や人事に相談しますよね。
しかし、それで動いて貰えない場合は直ちに転職したほうが良いでしょう。
何故かというと、パワハラのような深刻な問題に、対策が打たれない組織構造になっているから。
これは、あなたと上司の間の関係性だけでなく、組織全体の深刻なリスクになります。
自分の人材価値や将来のことだけでなく、会社の将来性を考えた場合も、転職した方がメリット大と言えるでしょう。
人材価値について考える
会社を続ける・辞めると考えた時、様々なケースがあって迷うと思います。
そんな時、判断基準として意識して欲しいのが、
今の会社で働き続けることで人材価値が高まるか?
ということです。
なぜなら、人材価値は仕事の選択肢に直結するから。
そして、自分らしくやりたいことをして自由に生きるためには、選択肢を増やすことが何より重要だからです。
人材価値を高めることで選択肢を増やす
仕事の選択肢を増やすのは人材価値。
なので、長期的に考えて人材価値が高まる仕事であれば続ける、そうでなければ辞める。
これが一つの判断基準になると思います。
ただ、どういった人材に価値があるのか?というのは難しい問題ですよね。
価値は需要と供給のバランスで決まります。つまり、あなたへの求人数があなたの人材価値を示しているといっても良いでしょう。
こう考えると、人材価値を確認するために一番なのは、求人の数を確認すること。
その上で、今後需要が高まるのはどのような人材なのか?について考えることが重要です。
転職エージェントでキャリアアドバイザーと話をすることで、新鮮な情報が手に入るでしょう。
上司が嫌いだから転職…というのは少し早いですが、上司が嫌いであるならば、自分の人材価値は定期的に確認しておくべきです。
とりあえず求人を探すなら転職エージェントのdodaがオススメです。
- 求人量と質のバランスがいい
- エージェントとスカウトを1つのサイトで同時に使える
- 各種診断が豊富に揃っている
といった特徴がそろっていて、求人探しには最適なエージェントになってます。
レビュー記事も書いてますので、気になる人は参考にしてみてください。
【体験談】転職エージェントのdodaを海外駐在員が使ってみたら【自己肯定感爆上がり】
先に決めるべきなのは判断の軸
ここまで書いてきた通り、転職するかどうかについては
- 上司意外に不満がなければ留まる
- 今の仕事が嫌い|他にやりたい事があるなら転職
- 会社や組織に問題がある場合は転職
- 人材価値が高まるか?を判断基準に
といったことを考慮し、総合的に考える必要があります。
しかし、考えることが多すぎてややこしい。もう少しシンプルに考えたいですよね。
シンプルに決めるための”価値観の軸”
実を言うと、色んなこと考えなくてもいい方法があります。
それが、
自分にとって幸せな状態はなにか?
ということを基準とした判断です。
例えば
激務で人間関係がぎくしゃくし、上司に毎日詰められる…けど年収2000万円
という職場。
この記事を読んでいる人にとっては地獄みたいな環境だと思いますが、お金が全てという価値観であればこれさえも幸福な職場と言えるでしょう。
つまり、何に幸せを感じ、どのように生きたいのか?という
価値観の軸
これさえハッキリさせておけば、ごちゃごちゃと考えなくてもいいという訳です。
自分の価値観に向き合おう
しかし、
軸とか価値観とか言われてもよくわからない!
こういう人も多いのではないかと思います。
そんな時、ぜひ試してみて欲しいのが
キャリアコーチング
です。
プロのコーチとの対話を通じて、自分のキャリア選択の軸を決めていくことができるでしょう。
キャリアコーチングはあまり知られていないサービスなので、気になる人は下記の記事が参考になると思います。
怪しい?キャリアコーチングってのが最近流行っているらしいので調べてみた
キャリアコーチングは、利用者の価値観や生き方にまで踏み込んで、本気で考えてくれるサービス。
転職エージェントと違って有料ではあるものの、企業とコーチの間に利害関係がないので、利用者にコミットできる仕組みになってます。
コーチングスクールの詳細や選び方のポイントは、こちらの記事にまとめています。
シニアマネージャーが本気で選んだキャリアコーチング8選【目的別の選び方も徹底解説】
自分が何をするべきなのか?迷っている人は、ぜひ一度検討してみてください!
まとめ
今回の記事では、上司が嫌いで会社を辞めるのはアリ?という話をしてきました。
会社を辞めるのにはリスクが伴います。上司が嫌いというだけで辞めるのは少し短絡的と言えるでしょう。
ですが、会社や組織に問題があったり、他にやりたいことがあったりする場合は転職を検討するべきです。
他にも人材価値など観点から長期的に考え、総合的に判断する必要があります。
ただ、自分の価値観に合った生き方ができるか?という考え方をすれば、シンプルに判断できると思います。
そのためにも、自分の価値観や判断の軸を明確にしておきたいですね。
今回の記事は以上です。
それでは、また。