もう30代なのに無能で毎日怒られる…仕事が辛い。
そんな悩みを抱えてこの記事にたどり着いた方、こんにちは。
今回の記事では
- 30代で無能|毎日怒られるのはヤバい?
- どうしていつまで経っても無能なの?
- 何をすれば辛い日々を抜け出すことができる?
と言ったことについて解説していきます。
かどいちと言います。ドイツで駐在員として働いています。
仕事を始めてもう10年。なのに結果が出ずに怒られてばかり。
30代になっても思うように仕事ができず、無能を抜け出せない…と悩む人。
その気持ち、よくわかります。
なぜなら、僕も数年前までは無能だったから。
というか今も、
キャリア!ゴール!成長!
みたいに意識高く働いているわけではありません。
それでも、大企業で海外赴任してドイツで働いている僕は、それなりに有能な方に分類されるでしょう。
変化の基となったのは、たった一つの考え方。
この記事では
ド無能だった僕を変えた考え方
について書いていきます。
結論、本を読んで得た知識を元に行動しよう、という話になります。
本を読む時間が無ければAudible使え!という事を言います。
無能は治るのです。
記事を読んでもらえれば、無能の治し方がわかり、少しずつ「良くなる」毎日が手に入ることでしょう。
ぜひご一読ください。それでは早速見ていきましょう。
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目次
ヤバい?もう30代なのに無能【ヤバい】
この記事を読んでいる人はきっと、
- 自分は無能だと考えている
- 30代前半~中ば頃
そんな人だと思います。
そして、
30代なのに無能なのって、ヤバいのかな…?
と、既に危機感を持っているのだろうと思います。
もしかしたら、
大丈夫だよ!
と、言って欲しい人も多いかもしれません。
しかし、僕は言わなければいけません。
ヤバいです。
不安を煽るようで申し訳ないですが、それでも言います。
早く手を打たなければ、大変なことになります。
無能を抜け出すためには、まず現状をしっかりと把握しなければいけません。
これらから、正直言って、耳を塞ぎたくなるようなことを書きます。
でも、こんなことを書くのも、今ならまだ間に合うからです。
ぐっと歯を食いしばって読んでみてください。
30代はチャンスがピンチ
ナゼ、30代で無能だとヤバいのか?
それは
チャンスがピンチになるから
です。
えっ、ピンチはチャンスじゃないの?
どういう事か分かりませんよね。少し説明していきます。
あなたが仕事をするということは「何かを期待」されているという事です。
そうでなくては、雇用してもらったり仕事を依頼されたりする事はありません。
そして、20代と30代では、周囲の人が期待する内容が違います。
- 20代には「成長」を期待する
- 30代には「結果」を期待する
こういう違いがあるのです。
20代では失敗して当然。だから色んな事にチャレンジして「成長」してほしい。
結果はそもそも期待していない。だからピンチがチャンスになりえます。
でも、スキルと経験が積みあがる30代は「結果」を期待されています。
だから、チャンスで結果を出すのは当然。むしろ結果が出ないと失望される「ピンチ」となる訳です。
無能のまま生きる道【実は罠】
堂々と無能でいれば、そのうち期待されなくなるよ
そういう意見もあるでしょう。
確かに「無能の武器化」なんて言葉もあります。
無能というキャラが出来てしまえば、そもそも仕事は振られなくなるでしょう。
でも、本当にそれで良いのでしょうか?
この記事をちゃんと読むような人は、気付いているはずです。
それが罠だと。
リストラ・会社の倒産…そんな事態は、もはや日本でも珍しくありません。
そんな”いざ”という時に、たった一つ自分を守ってくれるものが、
人材価値
です。
年齢を重ねて、若さという武器を失ったとしても、転職の選択肢が残るような人材価値。
これが、会社に依存しないための、最大の武器となります。
反対に、無能のまま年を取ると、
生殺与奪の権を会社が握る
ことになるのです。
これ、人生の後半で体験するには大きすぎるリスクだと思いませんか?
仕事が合っていないだけだから…【これも罠】
無能でも大丈夫だよ!今の仕事が合っていないだけだから転職しよう!
世の中、そんな意見も散見されます。
こういうことを信じて逃げ出したい気持ち、僕も元・無能として、よくわかります。
でもダメ。これも罠です。
確かに、向き・不向きや好き・嫌いで仕事へのモチベーションは変わるでしょう。
でも、無能に足りていないのは、もっと根本的なところです。
それは何か?
能力を獲得する能力
です。
失敗を反省し、学んで工夫し、少しずつ良くする
今、これができないのに、逃げの気持ちで転職したって本質は変わらないのです。
下記のグラフは、転職前後の年収の変化を、年代別に集計したものです。
30代での転職で年収が上がる人も多いですが、年収が下がる確率もそれなりにあることがわかります。
(出典:厚生労働省)
年収が上がる人は、人材価値が高い人。
無能が逃げの気持ちで転職したところで、上手くはいかないと思います。
とはいえ、こんな記事を読むような人が「ちゃんとした転職活動」をすれば、普通に年収アップできると思います。
具体的な方法は、こちらの記事にまとめています。
30代・無能のための転職攻略マニュアル【ガチ無能はこんな記事読まない】
無能の自覚はスタートライン【ガチ無能はこんな記事読まない】
ここまでイヤと言うほど無能のヤバさについて叫んできました。
でも、実を言うと僕は、この記事を読んでいる人が真の無能だとは思っていません。
なぜならガチの無能は、
自分の事を無能だと自覚していないから
です。
僕は、世界10か国の様々な無能を見てきた経験から、断言できます。
本当の無能は、どうすれば無能を抜け出せるかなんて
考えもしないし、学ぼうともしない
のです。
でも、あなたは違いますよね?
自分の無能さを自覚して、改善しようと一歩踏み出したいんですよね?
ここからは、そのための方法を書いていきます。
せひ、引き続き読み進めてください。
無能な辛い日々を抜け出すために必要な考え方
「有能な人」について、どのようなイメージを持つでしょうか?
キャリア!ゴール!自己投資!
こんな意識高い系を思い浮かべる人も多いでしょう。
こんなの僕にはムリ!
そうやって諦めているかもしれません。
でも、無能を抜け出すために、高い意識は必要ありません。
ただ一つ必要なのは
行動→失敗→反省→工夫
このサイクルだけ。
詳しく解説していきます。
無能を改善するための第一歩【行動と失敗】
日本では
- 失敗は恥ずかしい
- 失敗したらそこで終わり
といった考え方が強く根付いていますよね。
失敗した僕はダメな奴だ
でも、そんな風に考える必要はありません。
なぜなら、失敗は成長のためのヒントだからです。
僕が働いているドイツでは、
失敗は成長・改善のための貴重な経験
として、むしろポジティブに考えられています。
たくさん行動し、たくさん失敗しましょう。
それが、無能を抜け出すための第一歩となるのです。
無能がいつまでも無能な理由【反省】
世界中の無能に共通する最大の特徴に
自分が無能だと自覚していない
ということがあります。
なぜこうなってしまうのか?その理由が
失敗から目を背ける
からです。
あなたの周囲にこんな人はいませんか?
このプレゼン資料、ちょっとわかりにくくないですか?
これでわからないヤツは理解力が足りないだけだよ!
他にも、結果が出なかったのは運が悪かった。ミスした時は言い訳ばかり…
と言った感じで、
二言目には他人のせい|環境のせいにする、他責思考の人
です。
実は、無能が改善しない最大の原因はこれ。
「失敗」という事実を受け止めない
というところなんです。
反省しないから、いつまで経っても失敗し続ける。でも、無能はその失敗を直視しません。
もう一度書きますが、失敗は決して恥ずかしいことではありません。
成長と改善のためのチャンスなのです。
辛いと思いますが、グッとこらえて、自分の失敗を直視しましょう。
その先に、「少しずつ良くなる」日々が待っているのですから。
失敗を活かして行動を変える【工夫】
行動・失敗・反省ができれば、あとは工夫して取り組むだけです。
実は、このサイクルの中で最も簡単なのが工夫です。
えっ、工夫とか改善とかって難しいんじゃないの?
そう考えるかもしれません。
確かに、自分一人の力で何かを改善するのは難しいものです。
でも、世の中似たような失敗をしている人は沢山います。
そして、その経験が書かれたブログや本も山ほどあります。
断言します。
あなたのやらかした失敗の99%は、既に世界の誰かが対策済みです。
そういった他人の失敗や対策の事例をそのまま使えばいいのです。
インターネットやSNS、本などで学びながら次の行動に繋げていきましょう。
なかなか本を読む時間が無い…という人は、Audibleがオススメ。
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反省してるのに…?いつまでも無能な3つの理由
無能を抜け出すために
行動 → 失敗 → 反省 → 工夫
このサイクルが重要と書きました。
でも、中には
反省しても、無能だから直らないんだよ…
と、自信を失っている人もいるかもしれません。
そんな人は、反省のプロセスに問題があります。
自分は無能だから…と諦めるのはまだ早い。
反省と工夫のしかたを変えてみましょう!
原因の追及が足りない
反省するという事は、原因をつかむということです。
なかなか無能が改善しないという人は、失敗を振り返ってはいるけれど、原因を追究できていません。
例えば、期限までに仕事が終わらなかったという「失敗」をした時。
僕の仕事が遅かったのが原因だ…僕って無能だな。
このような反省をしていませんか?
結論、これでは不十分です。
「自分の仕事が遅かった」のは、一つの要素でしかありませんし、そもそも抽象的過ぎます。
本当に意味のある反省とは
- 「具体的な要素」に分解して考える
- 「仮説」を立てて、それを検証する
といったことです。
例えば、「仕事が遅かった」の具体的な要素は
- 仕事の量が多かった|難しかった
- 他の仕事に手を取られた
- 約束した納期が短かった
といった要素に分解できます。
これに対して、改善のための仮説を立て、検証していくことが重要。
- もう少し時短できるやり方がないか?
→自動化や簡略化などの工夫を試す - 仕事の優先順位が間違っていたのでは?
→やらなくても良い仕事を後回しにする - 仕事にかかる時間の見積が甘かったのでは?
→見積り時間と実際の時間を比較する
といった感じです。
失敗の原因は一つではありませんし、分かりやすく確実な正解もありません。
根気よく、一つずつ書き出しながら考えてみましょう。
ミスを他の事例に活かせない
有能な人は、失敗の特徴をつかんで、他の事例に活かす事が得意です。
例えば、「他の仕事が忙しくて、Aという仕事の納期が遅れた」というミスをしたとします。
すると原因は「Aという仕事の優先順位付けが間違っていた」となりそうなものです。
しかし、これでは不十分。
なぜならAと言う仕事はもう終わってしまっているからです。
仕事BやC、他の仕事の優先順位はどうでしょう?個別に考えていたらキリがありません。
そこで、このミスの特徴を考えてみましょう。
すると、
持っている仕事の数や優先度が把握できていない
と言えるのではないでしょうか?
このように考えると、対策として
- 持っている仕事を全て書き出す
- それぞれの重要度や納期を確認する
- 「今」やるべき仕事を決める
といった、スケジュール管理が対策になります。
こうすることで、「Aという仕事」とは関係なく、広く適用できる対策を立てられるわけです。
具体と抽象の往復ができない
このような「特徴を掴む」ことを抽象化といいます。
そして、「特徴を別の事例に適用する」ことを、具体化と言います。
無能な人は、
抽象化 ⇔ 具体化
を行ったり来たりすることができません。
だから、一つのミスの対策を他の事例に生かせず、なかなか成長しないわけです。
なので、自分のミスを振り返り
- 共通点を探し、特徴をつかむ(具体→抽象)
- 自分の特徴から、やりそうなミスを予測する(抽象→具体)
という事を意識してみましょう。
具体 ⇔ 抽象の往復は、全ての能力の基礎といっても過言ではありません。
無能を抜け出すために絶対に必要なことなので、意識するようにしてください。
さらに詳しく勉強するためには、こちらの本が非常に分かりやすいのでオススメです。ぜひ一度手に取ってみてください。
ちなみに、上記の本はAudibleで読み放題です。
Audibleは、本を読み上げてくれるサービス。
両手が塞がっていても読書ができるので、
車の運転中や散歩をしながらでも読書ができるんです。
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やり方を変えない
どれだけ原因を追及しても、行動を変えなければ結果は変わりません。
例えば先ほどのミスの事例で、
- 仕事の納期が遅れた
- スケジュール管理不足が原因
ということが分かったとしても
スケジュール管理をしっかりするぞ!
と意気込むだけでは、結局同じミスをしてしまうでしょう。
より良い結果を得るためには
- スケジュール管理アプリを使う
- Excelを使ってスケジュール管理表を作る
など、具体的な行動を変えなければいけません。
無能から抜け出すためには、とにかく行動です。
何かしらのアクションを起こしましょう。
上手くいかなくても大丈夫。また反省して改善すればいいのですから。
無能を抜け出すために取るべき行動
無能から抜け出すためにはとにかく行動することが大事です。
というわけで、ここからは、無能を抜け出すために心がけてほしい行動について書いていきます。
僕が無能を抜け出せた理由でもあります。ぜひ試してみてください。
とにかくやってみる
何よりも重要なのは、とにかくやってみることです。
怖いですよね。だって、無能が何かすれば、必ず失敗するのです。
でも、その失敗によって自分の改善点が見つかります。
だから、無能を抜け出すためには、何よりも行動が必要なのです。
始めは凄く苦しいです。僕自身もそうだったのでよくわかります。
でも、それに耐えれば、少しずつ良くなる人生が手に入るのです
ここまで読んできたあなたは、自分の無能を受け入れることに既に成功しています。
もう一歩、踏み出すだけ。
改善する、進歩することの喜びを一度知ってしまえば、失敗なんて怖くなくなります。
自己理解を進める
無能、無能と言いますが、全ての事において有能なんて人はいません。
有能|無能という言葉は、「何に対して」という前提が合って初めて意味するのです。
例えばプロのサッカー選手は、サッカーにおいて有能でしょう。
しかし、大学受験をさせたらどうでしょうか?多分無能ですよね。
なので、無能を抜け出すためには
自分が何が得意で、何に向いているのか?
ということを、好き嫌いを含めて明確にする必要があります。
そのために、ぜひ自己理解を進めてください。
少し趣旨は違いますが、こちらの記事に自己理解の進め方をまとめています。
自己理解を進めるためには、キャリアコーチングを受けてみるのもオススメです。
プロのコーチが、面談を通じて、自己理解の助けをしてくれるでしょう。
僕自身もコーチングの体験を受けてみましたが、たった一回の面談でも、かなり自己理解が深まりました。
オススメキャリアコーチングについては、こちらの記事にまとめています。
本を読む
行動→改善→失敗のサイクルを、劇的に加速させる方法、それが読書。
なぜなら、さまざまな時代や状況に置かれた人の失敗と改善のための工夫を学ぶことができるからです。
失敗の共通点を抽象化し、広く活用できる学びが得られるのも、本特有の利点です。
具体⇔抽象の往復のトレーニングにも最適と言えるでしょう。
無能を抜け出したいのなら、なによりもまず読書をするべきです。
僕のオススメの本をこちらにまとめていますので、参考になれば嬉しいです。
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まとめ|無能は治る
今回の記事では、無能で仕事が辛い人が、無能を抜け出すための方法について解説してきました。
正直言うと、僕は
無能は自己責任ではない
と考えています。
なぜなら、自分の能力を決定づける、才能・環境・運というものは、自分ではコントロールできないからです。
近年では、努力できるかどうかもある程度遺伝で決まるという説もあります。
僕自身が無能だった原因も、親や環境から引き継いだ要素が大きいと感じています。
でも、一方で
人は努力によって成長できる
ということも実感しています。
考え、行動し、失敗と改善を繰り返すことで、無能は治せるのです。
この記事を読んでいるあなたは、今日まで運悪く無能だったかもしれません。
でも、ここから行動していけば、少しずつ変わっていけるはずです。
人生は自分次第です。一緒に頑張りましょう。
今回の記事は以上です。
少しでも感じたことがあれば、コメントもらえると嬉しいです。
それでは、また。