海外赴任って辛いの?やめといた方がいいのかな…?
そんな悩みを抱えてこの記事にたどり着いた方、こんにちは。
今回の記事では
- 海外赴任で辛い思いをした体験談
- 海外赴任のメリットやデメリット
- 海外赴任して良かった体験談
について書いていきます。
かどいちと言います。ドイツで駐在員として働いています。
海外赴任は辛い|デメリットも多いというイメージを持つ人も多いかもしれません。
海外に興味はあるけど、しんどい仕事に耐えきれるか不安…
僕自身も赴任前にはそう思っていました。
そこで今回は、僕の海外赴任の経験から
辛かったこと|デメリット
について詳しく解説していきます。
確かに、赴任先の状況次第ではしんどいことも多いです。僕自身、辛い思いもしました。
けれど、それでも僕は海外赴任してよかったと思っています。
その理由や、海外赴任のメリットについても、記事の後半に書いていこうと思います。
海外赴任に挑戦したい人の不安や疑問が解決する内容になっていると思いますので、ぜひ読んでみてください。
それでは早速見ていきましょう!
目次
やめとけ?海外赴任でつからった話
海外赴任の仕事には強いストレスがかかるという話、聞いたことがあるかもしれません。
これって本当でしょうか?
はい。マジです。
実際、海外赴任には辛いことも多いんです。
辛くないよ!楽しいよ!なんて軽率にいう事は、僕には出来ません。
初めに、僕が海外赴任で経験した辛いことをご紹介しようと思います。
外国人とのコミュニケーション
初めに苦労したのは、文化が言葉の壁がある外国人とのコミュニケーションです。
ドイツでは、日本のようにトップダウンの文化がありません。
上司にも反対意見をぶつけて議論し、納得するまで仕事を受けてくれないのが普通です。
なので、しっかりとした信頼関係を作り、そのうえで仕事の意味を丁寧に説明する必要があるのです。
これをやってほしいんだけど…
No!意味ない!
このように、初めのうちは全くいう事を聞いてもらえませんでした。
コミュニケーションの問題は、海外赴任で感じるストレスの中でも典型的な物です。
海外赴任で感じるストレスに関しては、こちらの記事に詳しくまとめています。
難しい仕事と長時間労働
海外の仕事は、難しかったり時間がかかったりすることも多いです。
仕事のやり方や組織の構造が全然違うので、一から仕事を覚えなければいけません。
言葉の問題もあり、議論や会議に時間がかかります。
さらには日本からの非合理的な指示と、いう事を効かない外国人との間に板挟み…
日本の偉い人が、現地の事を全然理解してくれないのです。
その結果、長時間労働となってしまうのは、海外勤務にありがちな闇。
僕の具体的な残業時間や、残業を減らすための工夫を下記の記事にまとめています。
海外赴任は激務!?駐在員のリアルな残業時間!長時間労働の原因と対策も
職場の人間関係が悪化
海外赴任中、日本人同士の人間関係が悪化することは珍しくありません。
駐在拠点は閉鎖的な環境であるため、日本人同士の距離が近くなるからです。
特に、上司がややこしい人だと、すぐにパワハラを受けたりします。
日本からの目が届きにくいので、歯止めがかからないことも。
僕の体験談を、下記の記事に詳しくまとめています。
海外赴任中に遭遇したパワハラを徹底解説 実体験とメンタル不調にならないための対策も
僕の経験上、やられっぱなしだとパワハラは加速します。
時にはキレ返したりすることも大切です。
【実体験】上司にキレたらその後どうなるのかを検証した【何も起きなかった】
また、駐在する前に拠点の状況を良く調べておくことが重要。
海外赴任してからではどうしようもありません。
海外赴任のデメリットは様々
ここまで、僕の経験から海外赴任の辛い点を書いてきました。
しかし、赴任国や家族構成などの状況次第では、他にもデメリットがあります。
ここからは、状況によって発生する海外赴任のデメリットについてまとめていきます。
食事や生活の問題
僕はドイツへの駐在だったので、ご飯に苦労する事はありませんでした(その分食費は高くつきましたが)。
しかし、国によっては食事や生活の問題で苦労することもあります。
一部の新興国では、ご飯が美味しくなかったり、日本食が手に入らなかったりすることも。
会社によっては福利厚生で、日本食の宅配をしてくれたりします。
会社制度はしっかり確認しておきましょう。
また、国によっては水や衛生面に問題があったりするので注意が必要です。
シャワーを浴びたらお腹を壊した!どういうこと!?
というのはインドに出張した先輩の話。
国によって大きな違いがあるので、赴任国については良く調べておきましょう。
こちらの記事には、実際に駐在した経験のある人の話をもとに、国別の状況やおすすめ赴任先をまとめています。
【体験談】海外赴任するならどこがいい?現役駐在員が国別の特徴をまとめてみた
しかし、普通に海外赴任する場合、赴任先を選べるわけではありませんよね。
そんな時、転職エージェントを上手く活用し、赴任先を選んで海外赴任を狙うという手もあります。
詳しくはこちらの記事にまとめています。
友人や恋人に会えない
海外赴任中、頻繁に日本には帰れません。
会社の費用で帰国できる一時帰国制度もありますが、独身の場合、頻度は年一回くらい。
同窓会や友人の結婚式などに参加できず、寂しい思いをする事も多いでしょう。
また、独身で恋人がいる人は、難しい決断を迫られますし、恋人がいない人は婚期を逃す可能性もあります。
恋愛や結婚については特にデメリットが大きいと言えるでしょう。
ただ、海外赴任中に恋人ができ、結婚するという話は決して珍しくありません。
戦略的に行動することで、デメリットの影響を小さくしていきましょう。
詳しくはこちらの記事にまとめています。
【一生独身は嫌だ】海外赴任で婚期を逃さないための婚活戦略を海外駐在員が解説する
家族への負担
結婚し、子供がいる人にとっては、家族への負担が大きなデメリットとなるでしょう。
まず、奥さんは基本的に仕事をやめなければいけませんし、帰任後のキャリアにも少なからず影響があります。
子供にも慣れない海外生活を強いることになるでしょう。
その分家族へのケアは十分に行わなければいけません。これを怠ると大変なことになります。
僕は仕事ばかりしていたせいで、妻に3ヵ月ほど無視されました
駐在員の仕事は、会社のみにあらず。
少し趣旨は違いますが、奥さんへの負担とケアの方法について、こちらの記事にまとめています。
海外転勤になったのに妻がついてこない3つの理由【あなたの配慮が足りません】
海外赴任のデメリットを超えるメリットとは
ここまで海外赴任で辛かったことやデメリットをまとめてきました。
しかし、それを超えるほどの大きなメリットがあるのも、海外赴任の特徴です。
ここからは、海外赴任のメリットについてまとめていきます。
収入が増える|貯金が溜まる
海外赴任中、給料が増えるのはもちろんですが、それ以上に
手取りが増えます。
海外赴任手当による年収の増加に加えて、
例えば
- 家賃
- 医療費
- 教育費
と言った費用がすべて会社負担になります。
また、家具や車の購入手当が付いたり、カンパニーカーを支給してもらえることもあります。
そのような理由で、見た目の給料以上に可処分所得が増えるのです。
海外赴任で貯金が貯まりやすいのは、これが大きな理由。
稼ぎたい!という人には大きなメリットとなるでしょう。
詳しくはこちらの記事にまとめています。
海外赴任すると貯金が貯まる? 現役駐在員が赴任後の貯金額をまとめてみた
人材価値が上がる【語学|キャリア】
経験上、日本でいくら英語を勉強しても、なかなか喋れるようにはなりません。
「英語を使う機会」が圧倒的に足りないからです。
その点、海外で英語を使う環境に身を置けば、英語力が向上しやすいです。
もちろん、しっかりと勉強する必要がありますが、日本にいるよりも上達のスピードは各段に上がるでしょう。
また、海外赴任の経験は転職市場で有利に働きます。
転職時に企業から求められるスキルである
- マネジメントスキル
- 海外での実務経験
- 異なる環境への適応力
といったことが、海外の業務で磨かれるからです。
その上、海外赴任への抜擢は、現職で高く評価されていることの証明にもなるのです。
詳しくはこちらの記事にまとめています。
海外赴任すると転職に有利な5つの理由を解説する【人材価値が上がるから】
僕自身、自分の人材価値が気になったので、「doda合格診断」をやってみました。
自分の転職先を簡単に探せるツールなのですが、山ほど求人がきて、海外赴任経験の強力さを実感しました。
詳しくはこちらの記事にまとめています。
【体験談】転職エージェントのdodaを海外駐在員が使ってみたら【自己肯定感爆上がり】
海外旅行を山ほどできる
海外赴任には、仕事だけではなく、プライベートでも大きなメリットがあります。
それが、海外旅行を山ほどできるという事です。
僕自身、ドイツ赴任中に10か国以上の国に旅行しました。
クルーズ船に乗って、北欧の大自然に圧倒されたり
ローマの古代遺跡を巡ったり。
日本で働いても、こんなに旅行ができる機会は訪れなかったと思います。
特に旅行好きな人には、一度経験して欲しいです。
僕が海外赴任してよかったと思う理由
ここまで書いてきたように、海外赴任のメリットはさまざまなものがあります。
その中でも、僕自身がよかったと実感していることをまとめていきます。
語学力が上がった
海外赴任したことで、語学力は確実に上がりました。
分かりやすくTOEICスコアを比較すると
- 赴任前:385点
- 赴任後:700点
と、ほぼ倍に。
実務面では、英語で会議を仕切ったり、お客さんとの会議でプレゼンしたりできるようになりました。
プライベートでの旅行も含めて、英語で困ることはほとんど無くなったと言えます。
また、それ以上に大きいのが、語学リテラシーが身についたこと。
要するに
英語ができればものすごく便利
だと知ったことです。
例え完璧に喋れなくても、英語を話す意思さえあれば、世界中の人とコミュニケーションが取れます。
さらに、英語でインターネット検索をすれば、日本語検索の何倍もの情報にアクセスできます。
語学力だけではなく、
英語に対する苦手意識やハードルの高さが改善された
ことが、大きなメリットだったと思います。
海外について知れた
海外の文化や環境を実際に体験できたことも良かったと思います。
自分の知らない生活様式・価値観などに触れるのは単純に面白かったし、
海外で生活したことで、日本の良いところ・悪いところを改めて知ることができました。
日本ってすげー便利だったんだな…
他にも、いろんな国で電車に乗ったり買い物をしたりしたことで、
どこへ行っても、まぁ大丈夫。
そんな風に考えられるようになりました。
海外に行くことのハードルが大きく下がったわけです。
海外を知らない時よりも行動範囲が広がり、人生の可能性が大きく広がったと感じています。
悩んだりイライラしたりしなくなった
海外では、公私のあらゆる場面で、予想できない様々なことが発生します。
そんなことに翻弄されて対応力があがったのか、多少の事では動じなくなったと思います。
加えて、色々な価値観に触れながら生活することで、視野が広がりました。
その結果、悩んだり怒ったりすることが少なくなったと感じています。
その分、自分のやりたいことに集中できるようになり、海外赴任前よりも充実した日々を過ごせています。
海外赴任の経験は、僕の人生を確実に豊かにしてくれました。
一度チャレンジしてみてほしい
確かに海外赴任にはデメリットが多いですし、僕自身つらい思いも沢山しました。
それでも、海外赴任してよかったか?と聞かれると
絶対にしてよかった
と間違いなく言えます。
この記事の読者の方にも、是非チャレンジしてみて欲しいと思っています。
経済面・人材価値だけでなく、人生の幸福度という意味でも、非常に大きなメリットがあるからです。
辛いこともあるかもしれませんが、かけがえのない経験と思い出が手に入ると思いますよ!
海外赴任を目指すならグローバル求人を確認するべし
ここまで、海外赴任のメリット・デメリットについてお伝えしてきました。
記事を読んだ人が、海外に興味を持ってくれると嬉しいです。
さて、この記事を読んでいるあなたが、もし海外赴任にチャレンジしたいと思うなら、
転職エージェントの活用
をオススメします。
理由は、海外赴任の確率を高めることができるから。
海外赴任できるか?には、現在のポストや会社の状況など、運の要素が少なからず関わります。
この点、転職エージェントを活用してグローバル求人を探せば、今の会社だけではなく、
他社のポストも含めて海外赴任の可能性を広げる
ことができるのです。
キャリアアドバイザーと面談することで、非公開求人を紹介してもらうこともできます。
dodaでは、800件以上の海外求人があるので、一度チェックしてみてください!
まとめ|迷っているならチャレンジして欲しい
今回の記事では、海外赴任の辛かった話やデメリットについてまとめてきました。
チャレンジしてみたい!という人もいれば、やっぱり行きたくない…という人もいると思います。
もちろん、海外赴任には向き不向きがあります。自分の性格やストレス耐性を考慮して決めなければいけません。
でも、迷っているなら一度チャレンジして欲しいと僕は思います。
これからも、海外にチャレンジしたい人に向けて、情報発信していきます!
個別の質問がある人は、記事にコメントしてもらえれば必ず回答します。また、Twitterアカウント:かどいちにDMしてもらってもOKです。
気軽に声をかけてくださいね!
今回の記事は以上です。
それでは、また。