アメリカやヨーロッパに海外赴任したい!って人が何をすればいいのかをまとめます。
かどいちと言います。ドイツで海外駐在員として働いています。
海外赴任先、選べるものなら選びたい。
中でも、人気の赴任先であるアメリカやヨーロッパに行きたい!と言う人は多いんじゃないかと思います。
一方で、東南アジアへの海外赴任と欧米先進国への海外赴任は、求められる能力が違うんです。
つまり、海外赴任に選ばれる人の中でも、アメリカやヨーロッパへの赴任に選ばれる人にはさらに特徴があるということ。
社長に聞いた!海外赴任に選ばれる人の5つの特徴と明日からやるべきことどんな人が選ばれるのか?今回の記事では特徴をまとめて行こうと思います!
それでは早速見ていきましょう!
目次
アメリカ・ヨーロッパでの仕事の特徴
僕自身、ドイツで2年半ほど働いていますが、様々な面で日本とは全然違うと感じます。
駐在員仲間に話を聞くと、アジアと欧米では仕事の特徴や求められる能力が全然違うんだとか。
まずはアジアと欧米先進国の違いや傾向を大まかに見ていきましょう。
時差が大きい
アジアと欧米で最も分かりやすい違いは時差です。
というのも、東南アジアくらいまでなら時差は~4時間くらいまでなんですが、
欧米では8時間~の時差があります。
これが何を意味するかというと、
・アジアでは日本と同じくらいの時間に働く
・欧米では日本が寝ている間に仕事をする
例えばインドの15:00は日本の18:30。就業時間内にトラブルが起こっても連絡が付く時間です。
一方でアメリカの15:00は日本の4:00。この時間にはなかなか連絡が付きません。
つまり、日本と連携が取りにくいという特徴があるのです。
残業・休みの量の違い
次に大きく違うのが働き方、特に労働時間の違いです。
例えば東南アジアの従業員は残業をしたがります。
沢山働いて残業代を稼ぎたい!と言うのが彼らの価値観だからです。
一方で欧米先進国では、絶対に残業をしない!というのが多数派で、有給も全て消化するのが基本です。
自分の時間を大切にしたいと言うのが彼らの価値観だからです。
したがって、アジアと欧米先進国では労働時間が大きく違ってきます。
海外赴任する際は、マネージャーとして派遣される場合がほとんど。つまり、欧米先進国に海外赴任する場合、アジアと比べて使えるリソースが少ないと言えます。
英語が必須となる
アメリカでは公用語が英語ですよね。当然、コミュニケーションは英語を使います。
また、アメリカ以外でも欧米先進国では教育レベルが高く、英語が通じる場合が多いです。
逆に言うと、英語が喋れない場合はコミュニケーションが難しくなります。
一方でアジアの場合、社内に日本語を話せる人がいたりします。
拠点によってはほとんど英語を使わない…なんてこともあります。
欧米先進国とアジアで、英語力の必要性に大きな差があると言えるでしょう。
欧米先進国への海外赴任に選ばれる人の特徴
では、どんな人がアメリカやヨーロッパへの海外赴任に選ばれるのか?
その答えは、欧米先進国で求められる能力を持っている人です。
欧米先進国で求められる能力は、仕事の特徴の違いから見えて来ます。
個別に見ていきましょう。
【主体性】自分で考え判断が出来る
欧米では日本との時差が大きくなります。
つまり、日本と連絡が取れない時間に起こる問題に、自分で考えて対応することが求められます。
僕の会社では、欧米への駐在員を選ぶ際の項目に「主体性」を考慮していると社長が言っていました。
普段から主体性のある仕事や発信を意識していきたいですね!
【マネジメント】限られたリソースを効率的に使える
欧米では従業員が残業をしなかったり休暇を取りまくったりします。
従って、マネージャーとして配属された場合、使えるリソースが潤沢にはありません。
なので、効率的に結果を出すためのマネジメント能力(もしくはそれを身に着けるための素地)があるか?が重要になります。
また、アジアに比べて欧米の人は、納得しなければ仕事を受けない傾向にあります。
一方で、納得すれば主体的に動き、ボトムアップでアイディアを出していくという特徴も。
なので、
- 仕事の必要性を説明し納得させる対人スキル
- 要所を見極める問題把握能力
といったことが重要になってくるでしょう。
これらの事を日頃から意識し、周囲に発信していきましょう!
【英語力】現地社員と話せる力
アジアと比較し、欧米には日本語話者がほとんどいません。
従って、英語でのコミュニケーションが主になります。
というか、英語が話せないとあからさまに見下されます。特にアメリカでは。
なので、ある程度の英語力は現地社員とのコミュニケーションを取る上で必須となるでしょう。
例え通訳がいたとしても、自分の言葉で発信する機会は山ほどあります。
英語力は一朝一夕では身に付きません。
将来を見据えて、今から少しずつ勉強するようにしましょう。
欧米先進国への海外駐在に選ばれるためのやるべき事
では、欧米先進国への海外赴任に選ばれるためにやるべき事をまとめていきます。
失敗を恐れず行動する
欧米への海外赴任で求められる主体性。
これを養うために心がけて欲しいのが、失敗を恐れず行動するという事です。
というのも、主体的に行動すると必ず失敗します。
なぜなら、主体的に行動する過程で必ず未経験の事に取り組まなければいけなくなるからです。
失敗は行動の結果です。
例え失敗したとしても、自分なりの考えを持って主体的に発信する姿を上司は見ているでしょう。
結果にこだわらず、未経験の事にも挑戦していきましょう!
本を読む
欧米への海外赴任では高いマネジメント能力が求められます。
初めての海外赴任をする前に、日本でマネジメント経験がある人は少数派。
とはいえ、欧米への海外赴任に選ばれる人は、マネジメントの素地を持った人が多いように思います。
マネジメントに必要なのは、
- 業務に対する専門知識
- 良好な人間関係を築くスキル
- 問題把握・解決能力
といった能力です。
これらの能力を高めるためには、様々な経験が必要になります。
そこでオススメなのが本を読むこと。
と言うのも、本を読むことで、他人が長い時間かけて経験した事の要所に触れることが出来るからです。
特に、人や組織の行動原理を勉強することで、マネジメントのポイントが分かるようになるでしょう。
そのためにオススメの本をいくつか紹介しておきます。
人は話し方が9割/聞き方が9割
話す力とは結局「聞く力」なんですよ、という話。
マネージャーにとって最も大切と言ってもいい「傾聴力」。
義務教育にした方がいいんじゃないかってくらいの一冊です。
失敗の科学/多様性の科学
失敗のメカニズム、組織が落ちぶれるメカニズムについて、様々な事例を集めて科学的な視点で分析した結果が書かれています。
複雑な問題を把握し解決するために必要なヒントが山ほど散りばめられています。
個人的に読んでよかった本ベスト5には入る本。ぜひ一度読んでいただきたい。
予想通りに不合理
心理学と経済学が融合した学問”行動経済学”の本です。
人間の行動を研究すると、なんとも合理的ではないことが分かります。
マネジメントに通じる部分が大きい、一度は読んでいただきたい一冊。
日々学びながら仕事をすることで、新しいスキルが手に入るだけでなく、仕事に感じるやりがいも上がると思います。
日々学んでいきましょう!
英語を勉強する|英語で発信する
欧米での仕事に絶対に必要となる英語。
一朝一夕では身につかないため、少しでも早く始めておくに越したことはありません。
TOEICなどのテストで点数を取る能力と、英語を話す力は全くの別物。
英語を話す力を養うためには、英会話の練習が必要不可欠です。
駐在員に必要な英語力を効率良く養うための勉強法について、こちらの記事にまとめています。
【海外赴任準備】駐在員に必要な英語力を短期間で上達させる勉強法コスパ良く英会話力を身に着けるために、オススメなのはオンライン英会話。
月々定額7000円とかで毎日レッスンが受けられます。
初めての英会話にオススメなのはレアジョブ英会話かなと思います。
僕も実際に使ってて、こちらの記事に概要をまとめています。
レアジョブ英会話ってどう?海外駐在員が1か月使ってみたので感想をまとめる【ビジネス英会話コース|体験談】最初はハードルが高いと感じる英会話ですが、毎日続けることですぐに慣れると思います。
勇気を出して一歩踏み出しましょう!
まとめ
今回の記事では、アメリカやヨーロッパへの海外赴任に選ばれる人の特徴について解説してきました。
まとめると、
- 主体性がある人
- マネジメント能力がある人
- 英語力がある人
といった感じです。
日々行動&発信しつつ、チャンスを掴めるように頑張ってください!
今回の記事は以上です。それでは、また。
かどいち@山奥エンジニア
32歳でドイツに海外赴任し、シニアマネージャーとして働きながらブログを書いてます。外国人と働きながら気付いた「自分らしく生きる方法」を発信中。頑張りたければ頑張ればいいし、休みたければ休めばいい。自分の価値観を大切にしたい人全員を応援します。