上司が…ポンコツすぎる!
そんな悩みを抱えてこの記事にたどり着いた人、こんにちは。
この記事では
- ポンコツ上司の特徴
- ポンコツ上司への対処法
- ポンコツ上司と上手に付き合うためにやるべきこと
といった事についてまとめていきます。
かどいちと言います。ドイツで海外駐在員として働いています。
僕は海外赴任中、逃げ場のない駐在拠点で、日本人だけではなくドイツ人のポンコツ上司にも悩まされてきました。
どうやらポンコツ上司というのは世界中どこにでもいるものらしいです。
ダメだ…早くコイツを何とかしないと。
そう思った僕は、ポンコツ上司に悩まされながらも研究を重ね、彼|彼女らとの上手な付き合い方について試行錯誤を繰り返してきました。
そういった中で気づいた、ポンコツ上司の特徴や対処法を、今回の記事にまとめていきます。
これを読むことで
- ポンコツ上司に振り回されなくなる
- ポンコツ上司を上手にコントロールできるようになる
- 毎日の幸福度が高まる
そういった内容になっていると思いますよ!
それでは早速見ていきましょう。
目次
ポンコツ上司の特徴
上司がポンコツだと、本当に悩まされますよね。
しかし、ポンコツ上司はなぜああも役に立たないのでしょうか?
まずはポンコツ上司の特徴について見ていきましょう。
先に結論を書くと、ポンコツ上司にはこんな特徴があります。
- 理解力が低い
- 他責思考
- 自尊心が高い
- 反省しない
- 空気が読めない
理解力がない
ポンコツ上司はとにかく理解力が低く、少し難しい話になると怒り出すという特徴を持っています。
複雑なことが理解できないので、問題の背景や経緯をくわしく説明しようとすると
何が言いたいんだ!?いいから結論を言えよ!
みたいな感じで機嫌を損ねます。
さらに、物事の表面しか理解していないポンコツ上司の指示は、いつも的外れ。
これでは報告する気も失せるというものです。
他責思考
ポンコツ上司は、失敗の原因が自分にあると考えません。
理解力の低さから誤解も多く、そこから放たれる的外れな指示。
そして、上司の指示だから…と言われた通りに仕事をして失敗すると
俺はそんなこと言ったつもりはない!
と、自分の責任を認めません。
他人の助言は聞かないけど、失敗したら他人のせい。
なんで失敗する前に報告してこないんだ!
イヤ…言ったけど聞かなかったやん。
上司がこうだと、チームのパフォーマンスは低下する一方ですよね。
自尊心が高い
能力は低いくせにプライドは高いのもポンコツ上司の特徴です。
そんなポンコツ上司の目的は
自分の自尊心を満たすこと
ただ、これだけです。問題解決や目標の達成は二の次です。
部下のいう事を否定ばかりする上司ってっていますよね?
これは、部下の建設的な提案を受け入れると負けたような気がするという心理に基づいて行われる、一種のマウント行為なのです。
良い提案を受け入れて仕事を効率的に進めるよりも、自分が優位に立つことの方がポンコツ上司にとっては重要ということ。
こんなやり方をしていては、成果が出るはずもありません。
でもそんなこと、ポンコツ上司はお構いなしなのです。だって、それは自分のせいじゃないのですから。
反省しない
- 理解力が低く
- そのくせ自尊心ばかり高く
- 他責思考
こういうポンコツ上司は、物事の反省を全くしません。
なぜなら、自分の失敗とその原因に向き合うことができないから。
自分が「失敗した」という事実を受け入れてしまうと自尊心を保てないので、自責で考えられません。
理解力の低さから、失敗の原因が自分にあると理解できていない場合も多いです。
反省しないので工夫しない。工夫しないので改善しない。だからポンコツ上司は、いつまでたっても成長しないのです。
空気が読めない
ポンコツ上司は空気が読めません。
空気が読めないとはどういうことか?
その本質は、”注意力・観察力のなさ”です。
部下の表情や細かな動き、チーム全体の雰囲気などを読み取ることができない。
だから、コントロールするべき部下のことが理解できない。これは上司として致命的です。
ポンコツ上司は永久に成長しない
ポンコツ上司になんとか反省を促し、その言動を改善したい。
そういう風に考える人は多いと思います。
でも、残念ですがポンコツ上司を変えることは、基本的にできません。
なぜならポンコツ上司は、
- 自分が周囲に与える悪影響を理解できない(理解力なし)
- 自分の言動を反省しない(他責思考)
- 他人の助言を聞き入れない(自尊心)
といった特徴を持っているから。
自らのポンコツによって、ポンコツが改善せず、それゆえにポンコツであり続ける。
これを、ポンコツ上司のパラドックスと僕は呼んでいます。
残念ながら、ポンコツ上司の改善に時間を使うのは不毛と言わざるを得ません。
これをふまえた上で、対処法を考えていきましょう。
ポンコツ上司への対処法
では、周囲に迷惑をまき散らし、決して改善することのないポンコツ上司には、どのように対処すればいいのでしょうか?
対処法について結論を書くと、下記の5つです。
- 可能な限り距離を置く
- すべてを説明しない
- 上司を「使う」
- 相手の自尊心を満たす
- 一回キレる
それぞれ解説してきます。
可能な限り距離を置く
最も確実でオススメなのが、距離を置いてできるだけ関わらない事です。
ポンコツ上司から得られるものは、「害」と「迷惑」しかありません。ハイリスクノーリターン、すなわち害悪です。
ポンコツ上司の事です。どうせ
- こちらの言う事なんて聞かない
- 困ってても助けてくれない
- 指示は的外れ
なのです。
それならば、いっそ無視した方がマシというもの。
マイナスがゼロになって相対的にプラスとなるでしょう。
すべてを説明しない
とはいえ上司です。どうしても関わらなければいけない事もあるでしょう。
特に業務報告の時なんかは憂鬱ですよね…
ポンコツ上司に対して報告をする時、気を付けて欲しいのが
全ての出来事を説明しない
という事です。
ポンコツ上司が理解できそうなシンプルなことだけを、出来るだけ簡潔に報告してください。
なんなら、ウソにならない範囲で脚色しても構いません。
え?やりすぎ?
どうせ全部説明したって理解できないし、話したところでまともな指示なんて来ないのです。結果は一緒。
それならイヤな思いをしない方がいいです。会社全体の幸福度の総和がプラスになるから問題ありません。
上司を「使う」
ポンコツ上司と関わる際に、ぜひ意識して欲しいのが、上司を「使う」という意識です。
というのも、どんなにポンコツでも肩書は上司なので、決済や承認などの上司しかできない事があるからです。
そんな時、上司と正面からやり合うのではなく、
上手いこと言いくるめてこちらの目的を達成する
これに注力すべきです。
上司と戦うのではありません。自分と戦うのです。
そうすることでポンコツ上司に振り回されて時間を無駄にすることがなくなるでしょう。
相手の自尊心を満たす
とはいえポンコツ上司に言う事を聞いてもらうのには骨が折れます。
正面からお願いしても、なかなか聞いてもらえませんよね。
そこで、意識して欲しいのが
上司の自尊心を満たす
ということです。
自尊心の高いポンコツ上司の目的を思い出してみましょう。
彼|彼女らの目的は「自尊心を満たすこと」。
逆に言うと、自尊心を満たせるならいう事を聞いてくれるのです。
上司の自尊心を満たすためには、さ・し・す・せ・そがポイント
- さすがです!
- しりませんでした!
- すごい!
- せンスを感じます…!
- そ…そうだったんですね!
これです。
えぇ…ポンコツ上司のこと褒めるの…?
分かります。イラっとしますよね。でも、自尊心が強い人にはこれがテキメンに聞くのです。
気持ちを込める必要は全くありません。心を無にしてヨイショした後にそれとなくお願いするのがコツ。
気分を良くしたポンコツ上司は、中身をロクに確認もせず承認してくれるでしょう。
上司と戦うのではありません。イラっとする自分と戦うのです。
ポンコツ上司に時間を奪われ、自分の人生を無駄にするよりも、その方がよっぽどマシでしょう。
キレる
とはいえヨイショを続けていると調子に乗ってくるのがポンコツ上司です。
相手が距離を詰めてきたり、際限のない要求や非合理的な指示を繰り返し、時間を奪ってくる場合もあります。
そんな時は、感情的にならず建設的な議論を…
などと、僕は言うつもりはありません。やるべきことは一つ。
キレてください。
話の通じない相手に冷静な議論をしても無駄です。
正当性を持って正しくキレれば、なにも起こりません。
詳しくはこちらの記事にまとめています。
【実体験】上司にキレたらその後どうなるのかを検証した【何も起きなかった】
ポンコツ上司と上手に付き合うための環境づくり
ポンコツ上司は、とにかくこちらの心と時間を搾取してきます。
事あるごとにイラっとするし、仕事は上手く進まないし、時間を無駄にさせられます。
そんなポンコツ上司に人生を奪われないため、意識してほしいことがあります。
- 判断基準をしっかり決める
- 仕事に選択肢を持つ
この2つです。
判断基準をしっかり決める
まず、自分の行動を決めるための判断基準について一度振り返ってみましょう。
例えば上司に仕事を無茶ぶりされた時、考えることなく受けていませんか?
やりたくない仕事を受ける|断るの判断基準は何でしょうか?一度考えてみましょう。
これを突き詰めていくと、最終的には「何のために生きるのか?」というところにたどり着きます。
つまり、人生の目標を決めるのです。
大げさに感じると思いますが、これを決めておくことで、判断の基準が明確になります。
人生の目標達成につながると思えば「やる」、つながらないなら「やらない」と即時に判断することが出来るのです。
この仕事…やる価値ないな。断ろ。
仕事に選択肢を持つ
次に重要なのが、選択肢を持つことです。
何事も「後がない」状態だと、余裕がなくなって思い切った行動ができず、状況は悪化していくものです。
ゲームとかやってても、残機0だと緊張して、思うように動けませんよね。
それと同じで、今の仕事を辞めたら後がない状態だと、仕事を断ったり上司に歯向かったりするのが難しくなります。
つまり、仕事に選択肢を持つことが重要なのです。
僕も海外赴任中いろいろなことがありまして、定期的に職務経歴書を書いて転職エージェントを確認するようにしています。
そうすることで、
あ、じゃあ辞めます。
という最終奥義がいつでも使えるのです。とっても快適。
もう一つ言うと、世の中人手不足で結構たくさん求人が来ます。自己肯定感も上がって強気な立ち回りが出来るようになりますよ!
幅広く求人を探すなら、転職エージェントのdodaがおすすめです。
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といった特徴があるので、自分の選択肢を確認したり広げたりするのに最適なんじゃないかと思います。
実際に僕が使ってみた体験談も別記事にまとめています。
【体験談】転職エージェントのdodaを海外駐在員が使ってみたら【自己肯定感爆上がり】
転職エージェントってたくさんありすぎてわからん!って人は、こちらの記事が参考になると思います。
シニアマネージャーが教える!あなたに最適な転職エージェントの選び方と上手な使い方の全知識
まとめ|ポンコツ上司に振り回されないように
今回の記事では、ポンコツ上司の特徴と、その対処法をまとめてきました。
ポンコツ上司と上手に付き合うためには、
- 可能な限り距離を置いて関わらない
- すべてを説明しない
- 上司を「使う」意識を持つ
- 相手の自尊心を満たしてコントロール
- 言動がひどい時は一回キレる
これらのことを意識すると良いでしょう。
できるだけ関わらず、上手にコントロールしつつ、時間を奪われないようにしたいですね!
ポンコツ上司に幸福度を下げられることがないように、強気に立ち回りましょう!
下記の記事では、厄介な上司の攻略法をタイプ別にまとめています。参考になるかもしれませんので、よかったら覗いてみてください。
嫌いすぎる上司!6つのタイプ別攻略法と振り回されないためのコツを一挙解説する。
今回の記事は以上です。
それでは、また。