海外赴任するには?やるべきことや目指すべき業界を現役駐在員が解説 | 山奥エンジニアの お金と海外とデータ分析

海外赴任するには?やるべきことや目指すべき業界を現役駐在員が解説

海外赴任するには?やるべきことや目指すべき業界を現役駐在員が解説

ずひこと言います。現在ドイツで海外駐在員として働いています。

この記事にたどり着いた皆さんは、きっと海外で働くことを希望しているのだと思います。

ですが、海外で働くためにどのような手段があって、具体的にどんな行動をするべきなのか?よくわからないという人も多いのではないでしょうか?

かくいう僕も、海外で働いてみたいという興味はあったものの、何をすればわからないまま、なんとなく日々を過ごしていました。

しかし、そんな僕が海外駐在員として選ばれました。

なぜだろうと改めて振り返ってみると、海外で働くためのステップを一つずつ踏んでいたことに気づきましたので、

今回の記事で海外赴任を目指す人にお伝え出来たらいいなと思っています。

具体的には、

・海外駐在員として働くためにはどうすればいいの?
・海外赴任しやすい業界は?
・海外赴任を目指す上でやっておいた方がいいことは?

などについて、出来る限りわかりやすくまとめていこうと思います。

悩みに答える記事にしていきたいと思いますので、良かったら覗いていってみてください。

海外赴任するには? 大きく分けて3つの方法があります

海外赴任するには? 大きく分けて3つの方法があります

大きく分けると、海外で働く方法は下記の3種類あります。

.日本のグローバル企業に就職し、海外駐駐在員を目指す。
2.日本のグローバル企業の現地拠点(子会社)での採用を目指す。
3.海外の企業に就職する。

ここで「グローバル企業」「その子会社」の定義について簡単に記載しておきます。
グローバル企業とは、「国内・国外問わず複数の拠点を持つ会社」のことです。

日系企業が海外に拠点を持つ場合、一般的に100%出資の子会社を設立します。

子会社は現地国で多くのスタッフを採用し、そこに対して親会社から数人~数十人の駐在員を派遣します

したがって、日系企業の海外拠点に就職するためには、

・親会社から出向する方法
・現地スタッフとして直接採用される方法

この2種類があるのです。

下記のようなイメージになります。

「グローバル企業」「その子会社」の定義説明

それでは、それぞれのメリット・デメリットを説明していきます

グローバル企業に就職し、駐在員を目指す

こちらが最もオーソドックスな海外赴任のパターンです。僕もこのパターンで海外赴任しました。
特徴としては

・1回の赴任で3年~5年の滞在が多い
・国内基準で1.5倍から2倍程度の給与水準となる
・複数か国への駐在を経験出来る可能性がある。
・駐在できるかどうかは会社の状況や運に左右される場合が多い

といった感じです。

海外経験はしたいけど骨までは埋めたくないな…

という人や

色々な国での駐在を経験してみたい!

という人はこの道を選ぶのが良いでしょう。

給与与水準も高く、国内給与の1.5倍~2倍程度の給与がもらえる上、その他特典もたくさんあることから、

リスク・リターンのバランスに優れた戦略と言えるのではないでしょうか。

給与や待遇について、詳しくはこちらの記事で説明していますので、気になる方は読んでみてください。

海外駐在で給料はいくら上がるの? 30代メーカー勤務駐在員のお金事情

一方、デメリットとして

絶対に海外で働けるとは限らない

という事があげられます。

理由は、誰をどこに駐在員させるか会社の事情によって決定されてしまうためです。当然と言えば当然ですね。

会社の意思決定をコントロールするのは難しく、希望したからと言ってすぐに行けるわけではありません。

したがって、自分の希望を伝えつつ能力をアピールし、チャンスを待つという感じなるかと思います

少しでも確率を上げるためにどうすればいいか?という疑問については、

海外赴任に選ばれる人の特徴はこちらの記事でまとめていますので、気になる方はご覧ください。

【海外駐在経験者が分析】海外赴任に選ばれる人の7つの特徴【海外駐在経験者が分析】海外赴任に選ばれる人の7つの特徴

参考までに僕の例をお話すると、 年に1回ある上司との面談の際に海外に興味があることを伝えつつ、会社で実績を上げることを心がけて働くようにしていました。

後述しますが、海外ではマネジメントスキルやリーダーシップが求められますので、主体的に行動することも大切だと思います。

日本のグローバル企業の現地拠点(子会社)での採用を目指す。

あまりメジャーな方法ではありませんが、たまにこういった人も見かけます。
特徴としては

・絶対に特定の国で働ける
・一つの国で働き続けることになる可能性大
・基本的には本社駐在員の方が給料・待遇が良い


等があげられます。

必ず特定の国で働けるという強力なメリットがある一方で、本社からの駐在員の方が給料・待遇が良いことが多いです。

さらに、一つの国で働き続けることになる可能性が高いのも特徴ですが、その分現地語・英語は必須で必要になります。

絶対にこの国で働きたい!という強い希望がある方にはオススメです。

しかし、待遇などを考えると、リスクに見合うだけの大きなリターンは無いように思います。

海外の企業に就職する

3つ目の選択肢がこれです。こちらはさらに珍しいパターンになると思います。
特徴としては

・絶対に特定の国で働ける
・国や企業を選ぶ自由度が高い
・給与水準は国や企業と自分の能力次第。


といった感じです。私の知人の中にも数人、このパターンで海外の企業に就職した人がいますが、

住みやすさを求めて移住するパターンや、やりがいのある仕事を求めてチャレンジするパターンなど、動機は様々です。

海外ならではの実力主義で成功できれば、若いうちから高い報酬や権限を手に入れられる可能性もありますが、

国や企業によって給与水準のばらつきが大きいことや、企業文化が合うかどうか?などがリスクかと思います。

リスクが大きく、その分リターンも大きい選択と言えるでしょう。

新卒か社会人かで異なる戦略を解説

卒か社会人かで異なる戦略を解説

次に、海外赴任を実現するための戦略について解説します。

新卒か中途採用ではその戦略は異なってきますが、

基本的には

・海外赴任の多い業界へ就職(転職)する
・必要なスキルを獲得しつつ海外赴任の希望をアピールする
・チャンスを待つ



この流れになります。

それでは新卒・社会人の海外赴任戦略について解説していきます。

新卒の場合

新卒の場合の戦略はシンプルで

海外赴任の可能性が高い企業を選び就職する

という一点につきます。

絶対に海外で働きたいのであれば現地拠点や海外企業への就職にチャレンジするのもいいですし、

様々な国を経験したいのであれば、後述する「海外赴任が多い業界」への入社を目指すのが良いでしょう。

ただし、

・どのような仕事がしたいのか?
・どこの国で働きたいのか?

等を事前に調べてから就職活動を行うことが重要です。

入社したい企業の公式ホームページから

会社概要 → グローバル拠点情報

と進めば、どこの国に拠点があり、どのような仕事をしているのか?が得られると思います。

さらに、採用面接時に海外希望であることをしっかりと伝えていけば、希望する国への海外赴任が出来る確率がグッと高まると思いますよ!

社会人 今の仕事で海外赴任を目指す

社会人の場合の戦略は少し複雑で、今いる企業で海外赴任を目指すのか、転職をするのか?によって変わってきます。

今勤めている企業で海外赴任を目指す場合は、自社の海外拠点の情報収集から始めましょう。

すなわち

・経営的・技術的にどのような問題があるのか?
・どのような人材が求められているのか?

といったことです。

それに対して自分の能力や経験を上司や決定権限のあるキーマンへアピールしていくことで、海外赴任の道が開ける可能性が上がるでしょう。

例えば私の場合であれば「技術的問題を解決できる人材が欲しい」という現地会社のニーズと私のこれまでの経験がマッチングしたことで、駐在員として声がかかったようです。

求められる能力・経験は多種多様で一概には言えませんが、しっかりと分析し、さり気なくアピールしていくようにしましょう。

社会人 転職が必要

一方で現在勤めている会社に海外拠点が無い場合や、競争率が高く海外赴任が難しい場合などは転職を検討するのが良いでしょう。なぜなら、

業界によって海外赴任のハードルが全然違うからです。

また、中途採用の場合は決まったポジションに対する求人も多いので、海外赴任を狙って転職することも可能になると思います。

出来るだけ有利な条件で戦えるように工夫したいですね。

では、有利な業界とは一体どこなのか?説明していこうと思います。

海外赴任に有利な業界はどこ?

海外赴任に有利な業界はどこ?

就職活動や転職活動をする際、海外赴任を目指すのであれば、できるだけ有利な業界に就職したいですよね。

インターネットで調べると、海外駐在員が多い会社リストが出てきます。

上位10社はこんな感じです。


※「会社四季報2018年度版」よりデータ引用

上位にはトヨタ自動車やソニー、三菱商事など有名企業が名を連ねていますね。

商社や銀行に比べて自動車業界など製造業では従業員・海外勤務者比率が低くなっていますが、

これは従業員数にライン作業者などの人数もカウントされているためです。

実際に海外赴任のライバルとなる相手はここまで多くないように思います。

さて、上位企業はわかりましたが、こんな有名企業にはなかなか就職なんてできませんよね。

そこで、業界ごとに海外駐在員の人数を集計し、マクロな目で見た海外駐在に有利な業界をまとめてみました。

こんな感じになるようです。


※「会社四季報2018年度版」からデータ引用し筆者作成

やはり自動車業界や電機部品など、輸出産業の業界では海外赴任が多いようですね。

また、商社なども海外赴任が多く、比率も高い傾向があります。

就職・転職する際はこれらのデータを参考にしてみてください。

尚、これらのデータはリクルート社発行の「会社四季報」に掲載されています。

就職・転職活動するなら一冊持っておくと便利ですよ!

海外赴任するためにやるべきことは?

海外赴任するためにやるべきことは?

最後に、海外赴任を実現するためにやるべきことをまとめていこうと思います

転職サイトに登録する

「転職をする」のはリスクがありますが、「転職活動をすること」にリスクはありません。

希望に沿うグローバル求人が今すぐ見当たらなくても、突然条件の良い求人が出てくる可能性もあります。

転職サイトに登録し、定期的に求人がないか確認するようにしましょう。

また、転職エージェントなどを活用すると、非公開の求人も含めてオファーがあるのでオススメです!

語学力やマネジメントスキルを身に着ける

海外で働きたいのであれば、海外で通用する能力を身に着けておく必要があります。

そのために語学力の向上が必要不可欠なのはもちろんですが、他にもマネジメントスキルも必要となってきます。

海外では日本の役職よりも1つ~2つほど上位の役職に就くことになるためです。

参考までに僕の場合は

日本 :主任級(役職・部下なし)
ドイツ:シニアマネージャー

と、2つほど役職が上がりました。

語学の学習のためにはオンライン英会話が最適だと思います。

こちらの記事でオンライン英会話を活用した学習法について紹介しています。

【海外駐在員が勧める】オンライン英会話を使った英語勉強法

マネジメントスキルに関しては実践経験が必要不可欠ではありますが、

日本企業では、若いうちにマネジメント経験をさせてもらえる企業はなかなかありませんよね。

そこで、色々な本を読んで知識を手に入れ気づきを得ることで、海外赴任後マネジメント職に就いた際の準備ができると思います。

「気づき」などと意識の高いことを言っていますが、僕は読んでいて普通に面白いです。

また、このような記事をここまで読んでくれるような人も同じように楽しめると思います。

異文化への理解を深める

海外では宗教や文化など、日本とはいろいろな意味で違うことが沢山あります。

事前に知識があるのとないのでは、海外の人と接した時に受ける衝撃が全然違うと思いますし、

海外で円滑な人間関係を築くためには異文化理解が不可欠だと思います。

歴史や宗教・文化などについて、理解を深めておくことをお勧めします。

というか、こちらも知れば知るほど面白いですよ!

これらの必要スキルについて学べる本をこちらの記事で紹介しています。

海外赴任を目指す方にはぜひ読んでいただきたい本ばかりです。

【駐在員が推す】海外赴任に行く人にオススメの本【駐在員が推す】海外赴任に行く人にオススメの本

今回の記事は以上になります。

海外赴任を実現するためには多少の運も必要になりますが、

しっかりと準備をして確率を高める行動をとっていけば、きっと海外赴任の切符を手に入れることができるはずです!

海外赴任を目指す皆さん、一足先に海外で待っています。頑張ってください!

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