かどいちといいます。ドイツで海外駐在員として働いています。
皆さんは仕事中に
は?キレそう
と思ったことはありませんか?
僕は海外赴任中、沢山のパワハラを受けて毎日キレそうでした。
どんなパワハラを受けてたか?って話はこちらの記事にまとめてます。
海外赴任中に遭遇したパワハラを徹底解説 実体験とメンタル不調にならないための対策も
同じように毎日キレそうな人って多いんじゃないかと思います。
でも、上司にキレたらその後どうなるのか?不安ですよね。
そこで、実際にキレたらどうなるのか?僕自身の実体験をお伝えしようと思います。
この記事では、
・上司にキレそう
・というか、もうキレてしまった
と言う人に向けて
・キレたらどうなるのか?
・キレた後どうすればいいのか?
といったことについてお伝えしようと思います。
結論、僕の場合はキレても何も起きなかったどころか労働環境が改善されました。
けど、場合によって、キレていい場合とキレたらマズい場合があるなーとも感じたんですよね。
そこで、本文では
・キレてもいい場合|悪い場合の違い
・効果的なキレ方
・キレずにやり過ごす方法
などについて、僕の実体験を含めて出来るだけリアルにお届けしていきます。
それでは早速見ていきましょう!
目次
【実体験】上司にキレたら職場環境が改善した
早速、僕の実体験をまとめていこうと思います。
僕がどのような背景で上司にキレて、その後どうなったのか?
簡単に書くと
・日常的なパワハラを受けていた
・キレたら攻撃されなくなった
・その後は職場環境が改善した
といった感じでした。
ただ、何でもかんでもキレれば良いと言うわけではないので、真似するときは自己責任でお願いしますね。
では、詳細をまとめていこうと思います。
日常的なパワハラ
まず、当時の上司はこんな感じ。
・気に入らないことがあると怒鳴る
・早く帰ると怒鳴る
・家庭の事情で休むと怒鳴る
さらには、言うこと|やる事の論理が破綻しており、自分の都合が良くなるように大声で主張することで意見を通す。
典型的なパワハラ上司でした。
そんな上司に、日常的に”攻撃”されていた僕は、ちょっと精神病みそうになっていたのです。
キレてみた
このまま攻撃され続けたらヤバいなーと思っていた時、休日にも関わらず上司から電話がかかってきました。
あqwせdrftgyふじこlp;
※わけが分からな過ぎて何を言われたのか理解できなかった。
確か、進めているプロジェクトについて言いがかりをつけられたんだと思います。
休日にも関わらず、論理の破綻した主張を、こちらの意見も聞かず一方的に。
さすがに頭にきたので
うるっっさいわ!何が言いたいんじゃ!いい加減にせぇ!!
と、こんな感じでキレてみました。
さて、どうなることやら。
向こうが歩み寄ってきた
その日は休日。
すぐに顔を合わせることもないし、月曜の出社後どうなるかなーと思っていると、再度電話がかかってきました。
プロジェクトについてはフォローしておくから。また月曜に。
はぁ…(何言ってんだコイツ)
こんな感じ。
僕がキレた事に驚いたのか、フォローを入れてきました。
職場環境が改善した
さて月曜日。
キレたことに謝るわけでもなく、特に用事もないので話す訳でもなく。
何食わぬ顔で一日をやり過ごしました。
その後も、何も起きないまま日々が過ぎていったのですが、一つ変化が。
上司にキレて以降、日常的に続いていた攻撃を受けなくなったのです。
なんと、キレることで職場環境が改善…!
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キレていいのか?判断基準【状況による】
僕の場合、上司にキレても何も起きないどころか、職場環境が改善しました。
後から考えると、言い返したことが
上司からの攻撃に対する抑止力
となったのでしょう。
でも、社会人として、基本的にキレるのは良くないですよね。
状況によってキレても良いパターンと、そうでないパターンがあるでしょう。
今回の例や、僕のマネージャーとしての経験をもとに、少し整理してみました。
結論、何でもかんでもキレれば良いわけでなく、
・上司の人望|性格
・主張の内容
・キレるまでの文脈
などの状況によるんじゃないかなーと思います。
上司の人望
まず、キレるにあたって上司の社内的な影響力を考える必要があります。
これがキレた時のリスクになるわけです。
この時考えるべきなのは、
役職ではなく”人望”
というところに注意してください。
キレた時に、その他大勢が自分に着くか?上司に着くか?を考えてみましょう。
僕の上司は社内のほぼ全員から嫌われていたので、僕がキレたことに対しても特に批判はなく、むしろ見方してくれる人ばかりでした。
でも、例えば、
どうも。ベンチャー企業の社長です。
みたいな、厳しいけど人望は厚いリーダーにキレたらどうなるでしょう?
ちょっと分が悪いですよね。
キレた時に味方が少ないと、会社の中に居場所がなくなったり、働きづらくなったりすることも多いでしょう。
キレても良い上司なのか?それともキレたら分が悪いのか?
キレる前に状況を見極めておく必要があります。
上司の性格
次に、上司の性格も重要です。
キレた時に効果のある性格でないと逆効果。
例えば
論理的に正しいんだからやるべき。
みたいな、冷静で合理的な人が理詰めで責めてきた場合、キレてもさらにキレ返されて反論できず、余計に苦しくなったりします。
僕が思うに、キレて効果のある人の特徴は
・普段から強い口調で攻撃的
・承認欲求が強い
といった感じの人。
普段から攻撃的な人は、自分が攻撃されるのを防ぐために攻撃するので、反撃に弱かったりします。
承認欲求が強い人は、自己肯定感が低いので他者から強い批判を受けると自信が揺らぐ傾向にあります。
こういった相手は、こちらがキレることで怯み、追撃をしてこなくなります。
また、これらは人望が無い人の特徴でもあるので、このタイプの上司ならキレても大丈夫です。
どうしてウザいの?承認欲求が強い人の特徴と上手な付き合い方を解説する。
主張の正しさ、合理性
いくら上司の人望が無く、キレたら効果的な相手だったとしても、正しい主張に対してキレるとマズいです。
キレる時には感情的に強い口調で言い返す訳ですが、それは理不尽に対してであるべきです。
まぁキレたくなる上司の主張は、普段から論理が破綻していたり非合理的だったりするので、あまり気にする必要はないかもしれませんが。
とはいえ、キレたくなった時は一度時間をおいて、感情を抜きにした上司の主張について考えてみると良いかもしれません。
お互いの主張が破綻していないのであれば、冷静に話し合って妥協点を探る方が建設的ですから。
キレるまでの経緯
何より重要なのが、キレるまでの経緯です。
上司からの主張が非合理的に見えたとしても、複雑な背景が隠れているかもしれません。
相手の主張を理解するために、
質問や議論をするなどの努力を十分した上でキレているのか?
が重要です。
そういった努力をせず、不満を表に出さず、ある日突然キレるというのは、コミュニケーションとして問題があるように思います。
それに、キレずに分かり合えるチャンスを潰してしまうのはもったいない事です。
キレる前にまずは歩み寄る努力をしましょう。
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キレてしまった後の対処法|キレても良い場合
キレても良い場合|よくない場合についてはここまで書いてきた通りです。
では、キレてしまった後はどのように対応すればいいの?って話ですよね。
ここからは、上述した”キレても良いパターン”において、キレた後の対応についてまとめていきます。
謝らなくて良い
キレても良いパターンでキレた場合は、謝らなくてもいいです。
というか、謝ってはいけません。
こちらが正しいのですから、堂々としていれば良し。
謝るとさらにパワハラを受けたりします。
こちらが毅然とした態度を取っていると、相手の方から謝ってきたり、歩み寄ってきたりします。
その場合は、こちらも歩み寄ることで、関係を改善していくことが出来るかもしれません。
相手の態度と同程度の態度で、やや受け身に接するのがベター。
一度キレたらあとは強気に押し切りましょう。
相手との距離を取る
とはいえ、キレた相手と顔を合わせたくないと言う人もいるでしょう。
そういう場合、一旦相手と距離を置くのが良いかもしれません。
できるだけ近寄らず、話さず、必要最小限の関わり合いで仕事を進めて行きましょう。
キレても良いパターンの相手であれば、周囲に味方は沢山いるはずです。
翌日は休むのもアリ
自分に正当性がある場合、「本気で怒っている」事を示すため、翌日は休むのもアリかもしれません。
・体調が悪い
・急用ができた
などと適当な理由をつけて休みましょう。
有給は権利。どんどん使えば良いのです。
こういう時は時間を置くことで自分も落ち着きますし、ほとぼりも覚めるものです。
美味しいご飯を食べて好きなことをし、ゆっくり寝ることで忘れてしまいましょう。
キレてしまった後の対処法|キレたらマズい場合
さて、キレても良いパターンでキレた場合は、適当に振舞っていても問題はありません。
一方で、キレたらマズいパターンでキレてしまった場合はどうでしょう?
この場合、直ちに行動する必要があります。
ぼーっとしていると職場環境が悪化する可能性があるからです。
どのように行動すればいいのか?解説していきます。
すぐ謝る
キレてはいけないパターンでキレてしまった場合、一刻も早く謝りましょう。
時間との勝負ですので、一旦は電話でも良いですが、直接謝るのがベストです。
とにかく一秒でも早く、誠意をもって謝りに行きましょう。
もちろん時間が立てばキレたことはうやむやになるかもしれませんが、あなたの社内での立場を確実に悪化してしまいます。
そして、キレた後時間が立てば立つほど謝りにくくなります。
そうなる前に、勇気を持って謝るべきです。
キレた理由を説明する
謝る時、ただ謝罪の言葉を述べるだけでは不十分です。
重要なのは「キレてしまった理由を説明すること」。
この際重要なのが「自分側の原因を説明すること」です。
例えば
・プライベートでトラブルがあって情緒が不安定だった
・仕事が立て込んでおり余裕が無かった
といった個人的な背景があれば説明し、理解してもらえるように努力しましょう。
間違っても相手のせいにしてはいけません。
・指示が非合理的に感じる
・仕事の目的が理解できない
みたいなことは、たとえ事実であったとしても、謝罪の際に伝えるのは不適切です。
これらを伝えるべきなのはキレる前です。
キレそうな状況が再び訪れた時に、今回の反省を活かして冷静に伝えましょう。
そうすることで、キレずに建設的な議論ができるはずです。
キレる前|キレた後に心を穏やかに保つ方法
上司からの非合理的な指示やパワハラに対して、キレるのは一つの選択肢ではあります。
ですが、キレるとイヤな気持ちになるし、なかなか心穏やかには居れらませんよね。
それに、キレずにすむならそれに越したことはありません。
そこで、キレる前|キレた後に心を穏やかに保つ工夫について、いくつかご紹介しようと思います。
僕も実際にやっています。ぜひ試してみてください。
人生の目標を持つ
目的意識を持ち、そのために何をするべきか?を考えることで、感情的にならずに済みます。
・これ以上自分の時間を奪われないために”キレる”のか?
・キレた後処理の時間がもったいないので”キレない”のか?
「キレる」のは一つの手段。目的に応じて使い分けることが重要です。
そして、目的の最上位にあるのが「人生の目標」。
これを言いかえると、自分の価値観を明確化し、進む方向を決めるというプロセスです。
人生の目標を定めることで、自分が何をするべきか?が明確に分かるようになります。
キレるにしてもキレないにしても、自分にとって正しい選択だと思えれば、心穏やかに日々を過ごすことができるでしょう。
人生の目標?そんな大げさな…って人への関連記事はこちら。
まぁまぁ、そう言わずに一度読んでみてください。
外部にコミュニティを持つ
仕事が全て!と言う人ほど会社の中で追い詰められたら後がありません。
社内にしか居場所がないからです。
会社の外にコミュニティを持つことで、社内の人間関係にも余裕を持つことができ、結果的に円滑なコミュニケーションをとることが出来るようになります。
趣味やオンラインのコミュニティなど、何でも構いません。
会社の外に居場所を作っておきましょう。
社内で上手くいかなくても、外に友達がいるから大丈夫。
このような余裕を持つことが重要です。
仕事の選択肢を持つ
心穏やかに過ごすために大切なのは「選択肢を持つこと」です。
恋愛で考えるとはっきりわかりますよね。
モテる人は余裕たっぷりで穏やか。モテない人ほど余裕なくがっついて、その結果上手くいきません。
これは仕事でも同じ。
今の仕事がなくなっても他がある
という状況を作り出すことが大切なのです。
また、このことで余裕ができ、キレるべき時にしっかりとキレることが出来るようになります。
僕が思い切ってキレられたのも、定期的にに転職エージェントと話して、他の仕事の選択肢を持っていたから。
キレるためには日頃の準備も大事なのです。
とりあえず求人を探すなら転職エージェントのdodaがオススメ。僕も使ってます。
- 求人量と質のバランスがいい
- エージェントとスカウトを1つのサイトで同時に使える
- 各種診断が豊富に揃っている
といった特徴がそろっていて、求人探しには最適なエージェントになってます。もちろん無料で使えます。
レビュー記事も書いてますので、気になる人は参考にしてみてください。
【体験談】転職エージェントのdodaを海外駐在員が使ってみたら【自己肯定感爆上がり】
また、転職エージェントってたくさんありすぎてわからん!って人は、こちらの記事が参考になると思います。
シニアマネージャーが教える!あなたに最適な転職エージェントの選び方と上手な使い方の全知識
まとめ|目的を持ってキレる
今回の記事では、上司にキレたらその後どうなるのか?をまとめてきました。
僕の実体験としてはキレたことで職場環境が改善しました。
ただ、上司の人望、性格、主張の中身など状況によって、キレるのが効果的か?は変わります。
日頃から自分の状況をよく考えておきたいですね。
キレて効果的な状況でキレた場合、特に主体的に動く必要はありません。
しかし、キレたらマズい状況でキレた場合、速やかに謝罪し、キレてしまった理由を説明する必要があります。
状況を振り返り、これからの行動を決めてください。
キレる|キレないに関わらず、日々を心穏やかに過ごしたいものです。
そのために最も重要なのは「選択肢を持つこと」
仕事に選択肢を持つため、転職エージェントのキャリアアドバイザーと相談してみましょう。
今の自分の人材価値や、選択肢を増やすためにやるべき事を教えてくれるはずです。
よい環境を作るため、自ら行動していきましょう!
今回の行動は以上です。
それでは、また。