通訳を使う時の注意点を海外駐在員が解説 通訳リテラシーって大事だよ | 山奥エンジニアの お金と海外とデータ分析

通訳を使う時の注意点を海外駐在員が解説 通訳リテラシーって大事だよ

かどいちと言います。ドイツで海外駐在員として働いています。

海外駐在をしていると、通訳をお願いする機会というのが少なからず存在します。

僕自身、通訳さんを含めた打ち合わせに何度も参加したんですが、
通訳さんを介したコミュニケーションって、結構特殊で実は難しいんですよね。

会議の中で、昭和おじさんが通訳の人を困らせているのを何度も目にするなかで、
自分も気を付けなければいけないなぁと思いました。

そこで、今回の記事では、通訳を介したコミュニケーションの特徴を照会した後、
普段の会話との違いや、やってしまいがちなNG行動をまとめていきます。

この記事を読めば、通訳をより上手に活用できるようになり、
外国の人とも円滑なコミュニケーションがとれるようになるはずです!

通訳さんの能力を十分に引き出すためには、使う側のリテラシーも大切。

僕は、世の中のため・自分の子供たちのために、
迷惑なおじちゃんを減らしたい。何とかして減らしたい。

だから、将来の迷惑おじちゃんを一人でも減らすため、皆さんの力が必要です。
これから海外赴任する人にはぜひ読んでいただきたい。
そして布教して欲しい。

それではどうぞ!!

※この記事は海外駐在員を目指す日本人向けに書いたものなので、便宜上自国の人を「日本人」相手国の人を「現地人」と表現していますが、他意はありません。ご了承ください。

通訳を介したコミュニケーションの特徴

通訳を介したコミュニケーションの特徴

はじめに、一般的なコミュニケーションと通訳を介したコミュニケーションの違いを簡単に説明します。

普通の会話と通訳を介した会話には様々な違いがあります。

ざっと書くとこんな感じ。

・スピード感は無いが正確さが高い
・議論は苦手。意思疎通には有利
・意味を伝えるのが通訳の仕事
・翻訳が正しいか確認できない

通訳さんの能力を十分に発揮してもらい、円滑なコミュニケーションをとるためには、これらのことを意識することが重要だと思います。

それぞれ詳しく書いていこうと思います。

スピード感は無いが正確さが高い

通訳を介したコミュニケーションでは、普通の会話に比べてスピード感に劣ります。

会話のやり取りが通訳さんを経由するので、当然と言えば当然ですよね。
ただ、会話のテンポが悪くなるということを意識しておかないと、ストレスに感じる人も多いと思います。

通訳をお願いする際は、こういった心構えをしておいた方が良いでしょう。

議論は苦手。意思疎通には有利。

通訳を介せばなんでも思い通りに伝えられる!そう思っている昭和おじちゃんは少なくないです。

しかし、通訳を挟むと、熱意のこもった会話やスピーディーなディスカッションはできません。
これは通訳の特性上仕方のないことだと思います。

したがって、「議論」をしたい場合、通訳を介するのはあまり得策ではありません。
一方で通訳のメリットは、込み入った話を正確に伝えられること。
「意思の疎通」や「正確な情報共有」に向いています。

担当レベルで発生している複雑な問題を理解したり、こちらがやってほしいことを正確に伝えたりするために、通訳を介することでより良いコミュニケーションがとれるでしょう。

意味を伝えるのが通訳の仕事

言語が違うと、同じ意味を持った文章でも表現や構文が全く変わったりします。

通訳は、できるだけ意味や表現・ニュアンスを変えないように言語の変換を行う仕事です。
これを瞬時に行うのですから、非常に高いスキルが必要とされます。

そのため、利用する側も「意味を伝える」ということを強く意識して話すのが重要になってきます。

翻訳が正しいか確認できない

通訳を利用する際、相手側の言語が全く分からない場合も多いかと思います。
しかしその場合、翻訳が正しいかを確認する方法が無いため、注意が必要です。

通訳に頼り切ってしまうと、間違った通訳をされていても、それに気づくことができません。
したがって、通訳を過信するのは危険です。

正しく意味が伝わっているか?時には英語で直接聞くなどして、
あらゆる角度から確認した方が良いでしょう。

通訳さんが困っているNG行動

通訳さんが困っているNG行動

次に、通訳さんを困らせるNG行動をご紹介します。

これらは会議の中で実際によく目にするものです。
冷静に考えてみれば当然だけど、ついついやってしまいがちな物ばかり。

特に昭和おじちゃんがよくやってます。気を付けて行きましょう。

通訳に向かって怒る

通訳さんは翻訳してくれてるだけなんだから、怒っちゃいけません。

通訳さんの意見じゃなくて、その先の現地人の意見ですからね、それ。

ていうか現地の人に向かっても怒っちゃダメですよ。仕事なんで、冷静にね。

通訳を論破する。

「あなたの言ってることはおかしい!」みたいなことを、強い語気で通訳さんにぶつける人いますけど、それ通訳さん主張じゃないです。

例え話の内容がおかしくても、通訳さんはそのまま伝えるしかないのです。

逆にこっちの言ったことを翻訳せずに「あなたの話は論理的ではないです」とか言ってくる通訳さん嫌でしょ。
一旦受け止めて、冷静に返答しましょう。

通訳の話を遮ってこちらの主張をする

通訳さんの話を遮るのは絶対にやめてください。

現地人の言っていることを翻訳して伝えるのが通訳さんの仕事です。
途中で話を遮ってことは、通訳の仕事を邪魔しているのと同じです。

話の内容が気に入らなかったとしても最後まで聞きましょう。

失礼なことを言う

「サボってないで仕事せぇアホ」「訳わからへん。こんなもん意味ないわ!」みたいなこと言う昭和おじちゃんいますが、通訳する人の気持ちにもなってみてください。

僕だったらそんなん直訳したくないです。でもオブラートに包むと意味変わっちゃうし。
何が正解なのか分からなくないですか??

それに、そのまま伝えて喧嘩にでもなったら収集つきません。
通訳のせい!みたいにされても困ります。

通訳を挟む場合は、言い方も大事です。
「顧客の要求を満たすために、あなたのアウトプットにもう少し○○がほしい」とか
「もう少しかみ砕いて論理的に説明して欲しい。議論の意味を正確に共有するために重要です。」とかね。

ていうか通訳なしでもこういう風にありたいですよね。

通訳さんが喜ぶ会議の事前準備

次に、通訳さんに喜ばれる事前準備についてご紹介します。

優秀な通訳さんでも、唐突に話された専門的な話をいきなり翻訳するのは難しいです。

これらの情報を事前に共有したり、通訳さんにも準備をしてもらうことで、
より正確なコミュニケーションができるようになるでしょう。

いくつかポイントをまとめていきます!

事前に資料送付

通訳を介した会議において、会議内で使う資料はあらかじめ通訳さんにも共有しておきましょう。
そうすることで、資料の中に出てくる専門用語を事前に調べたり、会議の内容を大まかに理解したりすることができ、通訳の精度を上げることができます。

専門用語について質疑応答

会議の中に出てきそうな専門用語については、あらかじめ質疑応答しておくとさらに良いでしょう。

特に会社の中でしか使われない用語だったりすると、辞書などで調べてもわからない可能性があります。

例えば、製造業の専門用語「仕掛かり」という単語について。

一つの単語をとっても、翻訳のバリエーションは様々でです。

「仕掛かり」を翻訳すると

Google翻訳   : ”In-progress”
Weblio辞書   : “commencement”
業界の一般用語  : ”Work in progress”
社内の用語    : “Stack”

このような”業界ローカルルール”、ちょいちょいあるので事前に確認しておくのがベターです。

上手く通訳してもらうためのポイント

最後に、通訳を介した会議やコミュニケーションをスムーズに行うためのポイントについて解説してきます。

訳して欲しい部分を明確にする。

通訳を介した会議では、複数日本人VS複数現地人となることが多いです。

このような会議中、日本人同士、現地人同士で議論が始まることはよくありますが、
この際に気を付けたいのが、翻訳して欲しい会話を明確にすることです。

日本人同士の議論の結論をまとめ、伝えて欲しいことを明確にして翻訳をお願いすると、通訳さんも仕事がしやすいでしょう。

逆に、急に話し始めて「はい、翻訳して」みたいなのは避けるようにしてください。

できるだけ簡潔に話す

複雑な表現やだらだらと長い話をすると、意味を抽出して翻訳するのが難しくなります。
言いたいことの意味を損なわないように、それでいて簡潔な表現を心がけましょう。

ダメな表現

多彩な修飾語をふんだんに用いた冗長で難解な表現は円滑な議論の妨げになるので厳重な注意が必要です。

良い表現

難しい言葉や長い表現は避けて、わかりやすく話しましょう。

完結な表現で話すのは逆に難しいものですが、
自分で英語を話す時にも役に立つスキルだと思います。

ぜひ心がけるようにしてみてください!

構文や表現に気を付ける

複雑な内容でも、構文や表現に少し気を遣うだけで翻訳がしやすくなったりします。

具体的には下記のことに注意すると良いでしょう

・主語を明確に
 「誰が」やるのか、「何を」やるのかといったことが分かる構成

・単語と単語のつながりを意識
 修飾語が「何を」修飾しているのかを意識する。

・日本語独特の表現は控える
 擬音語|ごちゃごちゃ、だらだら等
 慣用句|一石二鳥、四面楚歌など
 方言も控えましょう。

また、上記の事に気を付けると同じ言語でもわかりやすい話ができます。
普段の会話でも心がけてみると良いかもしれません。

言語の壁を越えて意味が伝わる会話を心がけたいですね。

ある程度の英語力はあった方が良い

とはいえ、翻訳のしやすい文章についてはイメージが難しいと思います。
これらを理解するのに最も手っ取り早いのは、英語を勉強すること。

日本語と英語は構文が全然違うので、英語が話せるようになると翻訳しやすい文章についても理解が深まります。
また、通訳が正しく機能しているか直接確認するためにも、共通の言語として英語が重要。

通訳に頼りっきりにならないよう、ある程度の英語力は身に着けておきたいものです。

オススメの勉強法はこちら。

【駐在員が解説】海外赴任で必要な英語力を3か月で身に着ける勉強法

上手に通訳を使って、円滑なコミュニケーションを

今回の記事では、通訳を介したコミュニケーションのポイントをご紹介しました。

いろいろ書きましたが、言いたいことは下記の3つに集約されるかな、と思います。

・通訳を使う場合は議論よりも正確な意思疎通を
・怒ったり論破したり、失礼なこと言ったりしないでね
・翻訳しやすい文章を話しましょう。

また、ある程度自分でも英語を勉強することで、翻訳しやすい文章についての理解が深まります。
通訳にお任せ!と丸投げするだけでなく、自分でも学ぶことが大切です。

これらのことに気を付けることで、より良いコミュニケーションがとれると思います。
現地人と良い関係を築くためにも、ぜひ実践してみてください!

それでは、また。








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