かどいちと言います。
カテゴリ:山奥エンジニアの論理的日常は、
僕たちが日ごろ思ったことをできるだけ論理的に、時にエンジニアの視点で、思うがままに綴っていくというコーナーです。
突然ですが、皆さんの周りに、いわゆる”ランナー”の人っていますか?
僕の周りには結構います。フルマラソンとか普通に走る人達。
で、そういう人達って、頭おかしいんじゃないか?ってくらい走ることに執着してるんですよね。
例えば日本からドイツに出張に来るとき、わざわざランニングシューズ持ってきてドイツで走る、みたいな。
この感覚、普通は理解できないんじゃなかな?と思います。
なので今回は、なぜランナーは走ることに執着するのか?みたいな話について考えていきます。
そういった中で
やりたいことを習慣化させる方法
このことについてのヒントが得られるんじゃないかなと。
何言ってんだコイツ?
と思った方、ぜひ読んでみてください。
お、面白そう
と思った方もぜひ読んでみてください。
というかここまで読んでくれた人には全員読んで欲しいです。
それでは勝手に参ります。
目次
出張先で走るランナーたち
![](https://hizuho-blog.com/wp-content/uploads/2022/11/jeremy-lapak-CVvFVQ_-oUg-unsplash-769x1024.jpg)
海外駐在していると良くあるですが、
日本から海外拠点に出張者が来るとい事があります。
で、出張に来た人たちの送迎や海外生活のサポート等は駐在員の仕事です。
なので、出張者といろんなことを話す機会があります。
そんな中、僕は気づいたのです。
ランニングシューズ持ってきてドイツで走る人が異常に多い
という事に。
どのくらいの確率かと言うと、
出張で来た人のうち実に約40%もの人がランニングシューズを持ってきて走っていました。
出張期間に関わらず。2週間くらいの短期出張でも。
ちなみに、日本で日常的にランニングをしている人は、全員ランニングシューズを持ってきていました。
つまり、いつも走っている人(=走るのが習慣化している人)は、
100%の確率でドイツでも走っていたという事になります。
100%てどういうこと?
どう考えてもおかしな確率です。何らかの力が働いているように思えてなりません。
ランナーは走らないと気持ち悪い
![](https://hizuho-blog.com/wp-content/uploads/2022/11/kristian-egelund-wmdcUQ0CJ4c-unsplash-1024x575.jpg)
そういうわけで、出張者の一人に聞いてみました。
かどいち
出張に来た人
そう、走らないと気持ち悪い。なんだか落ち着かないそうです。
どうやら一度走ることが習慣化してしまうと、
逆に走らないと落ち着かないようになるみたいです。
普通は逆ですよね。
走らないといけないと思っていながら、めんどくさいからやらない。
どうやら習慣化する前と後では、
「めんどくさい」を呼び起こす力の向きが逆に発生しているようです。
習慣化と心理的ハードル
![](https://hizuho-blog.com/wp-content/uploads/2022/11/blocks-fletcher-VBk1hYejqEg-unsplash-1024x683.jpg)
これらのことを図にしてイメージしてみました。
こんな感じ
![](https://hizuho-blog.com/wp-content/uploads/2022/11/image-13-1024x516.png)
![](https://hizuho-blog.com/wp-content/uploads/2022/11/image-14-1024x512.png)
習慣化する前は、
「走る」という決断をするのにハードルを越えなければいけない。
これに対して習慣化した後は
「走らない」という決断をするのにハードルを越えないといけない。
こういうイメージなのかなと思います。
この感覚、走ることに限らなければ誰しも覚えがあるのでは?
例えばお酒。
毎晩飲んでいると、何となく飲まなければ落ち着かなかったり。
通勤途中のコンビニで買い食い
スルーするとなんだか気持ち悪い感じがしたり。
習慣化が進むにつれて、心理的ハードルが徐々に低くなっていき、さらに進むと逆転する。
これが習慣化の正体なんじゃないかと思います。
だから、ランナーにとって「走らない」という選択をする方が難しいんじゃないかな、と。
習慣化させるためのコツ
![](https://hizuho-blog.com/wp-content/uploads/2022/11/bruno-nascimento-PHIgYUGQPvU-unsplash-1024x683.jpg)
とはいえ、習慣化するためには最初のハードルを越えなければいけません。
心理的ハードルを越えて習慣化するためにはどうすればいいのでしょうか?
ポイントは、どちらの向きにもある心理的ハードルも超えるたびに低くなるというところだと思います。
今日走れば、明日も走りたくなる。
逆に今日は知らなければ、次の日もっと走りたくなくなるというのが恐ろしいところ。
なので、最初は決断の方向に影響を与えないくらいの低いハードルを設定し、
それを毎日飛び越えるのが良いと思います。
例えばランニングであれば
1日一回ランニングシューズを履く
例えば筋トレであれば
毎日腕立て伏せのポーズだけする
そんな感じの劇ユル目標を毎日達成すればいいんじゃないかと思います。
そうしているうちに
せっかくシューズ履いたし、ちょっと走ってみようかな
とか
腕立て伏せのポーズしてるんだから1回くらいやってみるか
みたいな感じで徐々に始まるはずです。
もちろん、ちょっと走ったところですぐに健康になる訳じゃないし
腕立て1回したところで筋肉なんてつきません。
しかし、習慣化することが何より大事。
逆に習慣化さえしてしまえば、努力してる意識が無くても勝手に伸びていきます。
1回から始まった腕立て伏せが、そのうち30回くらいになるはずです。
習慣化さえしてしまえば、オートモードでいい人生。
みなさんも変態ランナー目指してみませんか?
今回の記事は以上です。
それでは、また。
その1 肉まんさかさまに食べたら美味しいよ!
その2 お前の話は翻訳しにくいんじゃぁ!
英語話せるからって通訳できるわけじゃない…みたいな人間関係の話 山奥エンジニアの論理的日常②