山奥エンジニアの お金と海外とデータ分析 
海外赴任かぁ…彼女どうしよう
そんな悩みを抱えてこの記事にたどり着いた方、こんにちは。
今回の記事では、海外赴任をするにあたって、
- 彼女との関係性をどう継続していけばいいか？
- 彼女と話し合う時のポイント
- 彼女との今後を決めるための判断基準
などについて解説していきます。
かどいちと言います。ドイツで海外駐在員として働いています。
初めての海外赴任は30歳前後である場合が多いですよね。
そして、この年齢の人達は、同時に大きなライフイベントを迎えます。それが結婚。
海外転勤を打診された時、既に結婚している人の多くは、家族で海外に行くことになると思います。
一方、彼女はいるけど独身という人達にとっては深刻な問題です。
彼女をどうする？という問題に正解はないですし、何を基準に判断したらいいか分からないと思います。
そこで今回の記事では
海外転勤を打診されて彼女をどうしようか悩んでいる人
に向けて
今後、彼女とどのように付き合っていくか？
についての、選択肢や判断基準をまとめていこうと思います。
僕の海外転勤の経験も含めて書きますので、かなりリアルな内容になっていると思います。
人生の大きな分岐点に立って悩んでいる。そんな人の参考になれば嬉しいです。
それでは早速見ていきましょう！
目次
海外転勤で彼女はどうする？３つの選択肢
まず、海外に転勤するにあたり、彼女との関係性にどのような選択肢があるかを整理しましょう。
選択肢は大きく下記の３つです。
・遠距離恋愛を継続する
・結婚して一緒に海外へ行く
・籍だけ入れて別居婚する
まぁ、こんなことは書かなくてもわかると思いますが、問題はどうすればいいのか？って話ですよね。
海外への赴任期間は３～５年程度。遠距離恋愛を継続するにはしんどい期間です。
一方で、今すぐ結婚して一緒に海外に…という決断には勇気が必要。
別居婚はイヤだな…と思う人は少なくないでしょう。
結局どれを選べばいいのでしょうか？
まずはそれぞれのメリット・デメリットを整理していこうと思います。
遠距離恋愛｜続く確率は低い
真っ先に思いつき、なりゆき任せだと行きつくのが遠距離恋愛です。
しかし、残念ながら遠距離恋愛が続く可能性は低いと言わざるを得ません。
以前の記事にも書きましたが、遠距離恋愛を経て結婚した男女の割合は14.2%。
「ほかに好きな人が出来た」と言われ
フラれたことが僕にもあります。
海外との遠距離であることを考えると、確率はもっと低くなるでしょう。
【一生独身は嫌だ】海外赴任で婚期を逃さないための婚活戦略を海外駐在員が解説する
彼女との関係性を継続したい場合、遠距離恋愛の選択は慎重になるべきです。
このようなデメリットがある上で、遠距恋愛のメリットは、今後の関係性を慎重に決定出来ることでしょう。
遠距離だと絶対に続かないのか？というと、そんなことはありません。
数字は客観的に受け止めつつも、自分や彼女の性格・価値観と照らし合わせながら判断しましょう。
逆に、今の彼女に満足していない場合は、あえて距離を取ることで関係性を見直したり、新たな出会いを見つけたりする機会になるかもしれません。
結婚して一緒に行く｜いろいろ大変ではある
次に、結婚して一緒に来てもらうというのも選択肢の一つです。
彼女が仕事にこだわりがなく、ストレス耐性が高い（海外生活に耐えられる）ようであれば、思い切ってプロポーズするのも良いでしょう。
何と言っても一緒に暮らせるのがメリットですよね。
ただ、海外での結婚生活には多くの苦労が伴います。
そして女性の中には、結婚していたとしてもついて行きたくないと言う人もいます。
海外転勤になったのに妻がついてこない３つの理由【あなたの配慮が足りません】
女性側もキャリアの問題や、結婚後の出産・育児に不安を抱えていたりします
一緒に行くという選択肢は、女性側のデメリットが大きいのです。
当然ついてきてくれるものと思わず、あくまで選択肢の一つとして話を進めるようにしましょう。
強引に連れていったとしても、その後が大変です。
入籍だけして別居婚｜会社制度をうまく活用
入籍だけして彼女（奥さん）は日本に残るというのも選択肢の一つになります。
どうしてわざわざそんな事するの？
理由は
妻帯者（単身赴任者）の方が手厚い福利厚生を得られる。
からです。
例えば海外駐在員には、会社のお金で定期的に帰国できる「一時帰国制度」というのがあります。
一時帰国の頻度は単身赴任者の方が多く
・独身者 ：１年ごと
・単身赴任者 ：半年ごと
といった感じ。
上記はあくまで一例で、会社によって違うためルールを確認する必要があります。
とはいえ、単身赴任者の方が手厚い待遇を受けられる傾向にあるのは間違いありません。
この他、単身赴任手当や各種制度などもあり、彼女との関係性を継続したいのであれば籍だけ入れて別居婚のメリットは大きいです。
遠距離恋愛よりもオススメ。
一方デメリットとしては、一緒に暮らせない事があります。
上手くいかなかった時に、最悪”離婚”となるのも辛いです。
しかし、将来的に結婚するつもりなのであれば、こういう選択肢もあると覚えておきましょう。
女性側が求めていること
３つの選択肢はわかったとして、それだけでどうするか決めることは出来ません。
彼女はどう考えているか？が最も大切なポイントです。
なので、選択肢ごとのメリット｜デメリットを理解したら、次は彼女と話し合う必要があります。
その際、
・どうして欲しいかはっきり伝える
・希望を相手に押し付けない
・彼女の価値観に寄り添う
といったことがポイントになります。
“一緒に考える”ことを意識しながら話し合いましょう。
では、個別に見ていきましょう。
どうして欲しいかはっきり伝える
まず気を付けて欲しいのが、自分が主体的な態度を取るということです。
いきなり彼氏が海外に…という事態です。彼女も混乱し、どうしたらいいか分からないでしょう。
海外に行けって言われたんだよね。
え…そうなの？どうしよう…
うん。どうする？
急にどうする？って言われても困る…
そんな時、あいまいな態度を取っていては、彼女の不安や混乱がさらに増してしまいます。
まずは選択肢とメリット・デメリットを整理して伝え、自分はどうして欲しいのか？をはっきり伝えましょう。
彼女の不安な気持ちに寄り添いながら伝えることも忘れずに。
僕としては一緒に行ければいいなって思ってるんだけど、急に海外って言われても不安だよね。
正直な話、海外に住むってどんな印象？
機械的に伝えるのではなく、彼女の気持ちに共感しながら話を進めましょう。
希望を相手に押し付けない
次に気を付けて欲しいのが、自分の希望を押し付けないという事です。
えぇ…自分の希望を伝えるんじゃないの…？
と思うかもしれませんが、希望を伝えるのと押し付けるのは全然違います。
自分の希望をあたかも決定事項のように伝えてしまっては、相手の気持ちは離れるばかりです。
しっかりと相手の希望も聞きながら、お互い納得できる結論を出しましょう。
彼女の価値観をしっかり聞こう
彼女の希望を聞くうえで、単純に「どうしたい？」と聞いたとしても、きっと答えは「わからない」でしかないと思います。
海外に住んだことなど無いのです。分かるわけありません。
そこで、まずは彼女の価値観について再確認していきましょう
例えば
・今の仕事を続けたいか？
・遠距離恋愛ついてどう考えるか？
・海外に住むことは想像できるか？
などについてです。
その上で、どのような選択肢があり、それぞれどんなメリット・デメリットがあるかを説明していきましょう。
この時、「どうするか決めてもらう」のではなく「一緒に考える」ことが重要です。
こういったやり取りが信頼を生み、海外へ移住した後の関係性にも影響してきます。
面倒かもしれませんが、彼女の事が大切ならば、しっかりとやるべきです。
彼女の価値観、あなたの希望を照らし合わせながら、お互いに納得のいくよう、二人で考えるようにしましょう。
結局どうする？判断基準
ここまで、海外転勤する際の選択肢や、彼女と話すときのポイントなどをまとめてきましたが、結局どうすればいいのか？分からない人も多いと思います。
そこで、それぞれの選択肢別に、オススメな人｜そうでない人をまとめて行こうと思います。
遠距離恋愛がオススメな人
まず、遠距離恋愛がオススメな人は下記のような人です。
・彼女が仕事を続けたい
・結婚するにはまだ早い
・長期間会えなくても大丈夫
遠距離恋愛を選択する場合、
・時差によってなかなか連絡がつかない
・一回会うのにも多額の費用がかかる
などが難しい点になると思います。
また、別れる可能性が最も高い選択肢でもあります。
連絡する時間帯や、会う際の費用負担など、細かいことを事前に話し合っておいた方が良いかもしれません。
工夫次第できっと続くはずです！
結婚｜同行がオススメな人
次に、結婚して一緒に海外へ行くのがオススメな人はこんな感じです。
・彼女は仕事に拘りが無い
・長期間会えないのはイヤ
・彼女が海外への抵抗が少ない
これらの条件に当てはまる人は、明確に”まだ結婚したくない”と思っている場合を除き、結婚して一緒に海外へ行くことをオススメします。
結婚には思い切りも必要です。下手に問題を先延ばししても、婚期を逃すだけでしょう。
また、結婚して同行する場合、
・彼女が仕事を辞めなきゃいけない
・結婚することに対する決断
・海外移住初期のストレス
などが難しい点になると思います。
あなたが「希望して」働き、彼女が「仕方なく」仕事を辞めている事を忘れずに。
くれぐれも「俺が稼いでやってる」とか、「働いてないくせに」などと考えてはいけません。
逆の立場に立って彼女の気持ちを想像してみましょう。
そして、協力しながら海外生活を送るようにしてください。
こちらも合わせて参考になると思います
海外転勤になったのに妻がついてこない３つの理由【あなたの配慮が足りません】
入籍だけして別居婚がオススメな人
最後に、入籍だけして別居婚するのがオススメなのはこんな人です。
・彼女は仕事を続けたい
・長期間会えなくても大丈夫
・別居婚に抵抗がない
”結婚してもいい”と考えていれば、基本的には入籍して別居婚がオススメです。
会社制度の活用が出来る分、遠距離恋愛に対する上位互換と言えるでしょう。
注意点も遠距離恋愛と同じく、
・時差によってなかなか連絡がつかない
・一回会うのにも多額の費用がかかる
といった事がありますが、費用の面でかなり優遇されると思います。
一方、関係が悪化した場合のリスクも大きくなります。
しっかりと連絡を取り合い、すれ違いが生まれないように気を付けてください。
どうしても折り合いがつかない場合は
例えば彼女が
・仕事は絶対に辞めたくない
・でも遠距離恋愛はムリ
・まだ結婚もしたくない
といった感じである場合は問題です。
３つの選択肢のどれとも折り合いがつくことはありません。
でも別れたくない、そんな場合は
あなたが海外赴任を断る
というのも選択肢の一つです。
せっかくのチャンスを逃すのはかなり抵抗があると思います。
でも、折り合いがつかない以上は、今の彼女と仕事どちらが大切か？という話になります。
海外赴任を逃して後悔するのか？彼女と別れて後悔するのか？
自分の価値観と照らし合わせながらよく考えて、後悔の無いように選択しましょう。
ちなみに海外赴任を断ったとしても、そこで人生が終わるわけではありません。
駐在員がガチで考えた海外赴任を断る理由【海外赴任は断ってもいい】
断るのも一つの選択ですよ！
まとめ｜海外赴任は人生の分岐点
今回は、海外転勤を言い渡されたけど彼女はどうする？と題しまして、３つの選択肢と判断基準をまとめてきました。
３つの選択肢とは
・遠距離恋愛
・結婚して同行
・入籍して別居婚
それぞれメリット・デメリットがあります。
彼女の価値観や自分の希望と照らし合わせて、お互い納得のいく結論を出してください。
海外赴任は人生の大きな分岐点になりますが、海外では貴重な経験が沢山できると思います。
今回の記事は以上です。
関連記事｜海外赴任お役立ち情報
最後に海外赴任の準備に役立ちそうな記事を、まとめておいておきます。
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海外赴任の打診を受けたはいいものの、何をやればいいかわからない…という人は、全体像をまとめてます。
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