かどいちと言います。ドイツで駐在員として働いています。
海外赴任って、将来のキャリアに有利になるの?
今回の記事では、こんな疑問にお答えしようと思います。
海外赴任に憧れはある。収入アップや手厚い待遇も魅力。
けど、知らない土地で、言葉も通じるか分からない海外での仕事はちょっと不安…
そんな人って多いんじゃないかと思います。
僕も実際に赴任する前は不安で仕方ありませんでした。
そんな中、
将来のキャリアを考えた時に海外赴任は有利なのか?
これは海外赴任を決断する一つの材料になりますよね。
そこで、この記事では
・海外赴任をしようか迷っている人
に向けて
・海外赴任すると将来転職で有利に立てる理由
をまとめて行こうと思います。
結論、海外赴任は転職に有利です。将来のキャリアを考えるなら絶対行くべきです。
僕自身、実際に転職活動をしてみてそれを実感しました。
海外赴任の決断に参考となる記事です。ぜひ読んでみてください。
それでは早速見ていきましょう!
海外赴任のチャンスを掴むために、転職エージェントでグローバル求人を探してみましょう。
転職エージェントのdodaなら、1000件近くの海外求人アリ!
キャリアアドバイザーに相談することで、非公開求人を紹介してもらうことも可能です。
目次
海外赴任が転職に有利となる5つの理由
海外赴任は転職に有利となるのか?
この質問の答えは、Yesです。めっちゃ有利になります。
なぜ有利になるのか?
一言で言うと、
人材価値が上がるから
です。
この項目では、その根拠となる5つの理由についてまとめていきます。
経営|マネジメント経験が積める
海外赴任中は、海外拠点でのマネジメント業務に従事することになります。
海外赴任を任される年齢は20代後半〜30代くらいですので、この年齢でマネジメントの実務経験を積めるのは大きなメリットです。
また、日常的に海外子会社の経営にも携わりますので、同年代の人に比べて、より高い視点で物事を見れるようになります。
転職の際に何よりも重視されるのが実務経験。
早期のマネジメント経験を積んでおくことで、マネジメント職への転職が可能となり、さらに経験が積める…といったループを期待できるのです。
海外での実務経験
日本の人口が減少していくのはほぼ確定しています。
つまり日本国内でのマーケットシェアは縮小していくということ。
日本企業は今後、海外に向けて物やサービスを売っていかなければ生き残れなくなるでしょう。
そこで求められるのが、海外に通用する人材、つまり”グローバル人材”です。
グローバル人材の需要は、今後どんどん高まるでしょう。
一方で、海外経験のある日本人はまだまだ少数派。
つまり、グローバル人材の需要が高まる一方で供給が不足している状態と言えます。
すると、どうなるのか…?
価値が上がるのです。
転職活動の際、海外での実務経験や実績がグローバル人材であることのアピールポイントにもなります。
海外での実務経験は、長期的な目で見ても転職活動に有利になると言えるでしょう。
異なる文化や環境への適応能力
転職者を受け入れる企業が心配することは大きく3つ。
・すぐに辞めないか?
・異なる環境でも結果が出せるか?
・社内の文化に馴染めるか?
そして、これらの原因の多くは、環境や文化の変化に適応できないことです。
つまり、異なる文化や環境への適応能力は、採用選考時に必ず確認されるポイントになるのです。
この点、海外赴任の経験は、適応能力の証明になります。
海外の異なる文化・環境で一定期間働いたという実績があるからです。
このように、海外赴任の実績は採用選考時に重要視されるポイントを”保証”してくれるのです。
語学力
日本人のほとんどは英語が話せません。英語アレルギーといっても過言ではないでしょう。
そんな中、海外で英語を使って仕事をしたことがあるというのは、大きなアドバンテージです。
例えばTOEICのようなテストで高得点を取れたとしても、実用的な英語が使えるか?は別の話。
この点でも海外赴任の経験が有利に働きます。
なぜなら
英語を使って仕事をしたという”実績”があるから
です。
この事実は、採用担当者への語学力アピールにこの上ない威力を発揮するでしょう。
一方で、
英語なんてAIや翻訳機の技術が進めばいらなくなるでしょ。
オワコンだよ。
そういう意見もあると思います。
でも、いくら翻訳技術が進んだとしても、英会話がいらなくなるのはまだまだ先の話だと僕は思います。
確かに、文書の読解やメールでのやりとりにおいて、AIや翻訳機はものすごい力を発揮します。
ただ、会議や議論の場では、翻訳機を介してのやりとりには限界があるのです。
実際に海外で仕事をして思ったのですが、会議の場で通訳や翻訳機を介すると、会話のスピード感が低下して議論になりません。
だから、ある程度の英語力がグローバル人材には求められる訳です。
英語が全く不要になるのは、まだまだ先の話かな、と僕は思います。
現職での高評価を証明
海外赴任に人材を送り出す場合、送り出す企業としても適当な人材を選ぶことは出来ません。
日本とは距離も時差もある海外拠点には、細かな指示が出来ません。
そのため、ちゃんと能力がある人を選ばないと大変なことになるわけです。
つまり、海外赴任の経験があるということは、
自分がが有能である
という事を、現職の会社が保証してくれるようなもの。
転職先の採用担当者の気持ちを考えてみましょう。
中途社員を採用する時、数回の面接で人の能力を測るのは至難の業です。
一方で下手な人材を採用してしまうと、採用先の部署からクレームを受けたり、採用後の人材配置に悩んだりすることになります…
不安である。
そんな時に、転職者の能力を保証してくれるものがあれば安心できますよね。
このように、海外赴任の経験は、あなたの人材価値を証明する”証明書”となってくれるのです。
【実体験】転職活動してみたら山ほど求人が来た
実は、僕自身、海外赴任中に転職エージェントに登録して転職活動をしたことがあります。
すると、登録直後から山ほどの求人やオファーが来て、海外赴任の威力を実感しました。
詳しくはこちらの記事にまとめています。
【体験談】転職エージェントのdodaを海外駐在員が使ってみたら【自己肯定感爆上がり】
ちなみに僕が使った転職エージェントはdodaです。
理由は求人の数と質のバランスがいいから。
中には海外赴任を前提とした求人もあるので、興味がある人は一度登録してみると面白いと思います。
キャリアアドバイザーへの相談も無料なので、海外赴任を含めた将来的なキャリアについてもアドバイスを貰えますよ!
海外赴任するためにはどうすればいいのか?
海外赴任は、転職時に間違いなく有利となることはここまで書いてきた通りです。
では、海外赴任するためにはどうすればいいのでしょうか?
もちろん狙って海外赴任するのは難しいですが、確率を高めることは出来ます。
ここからは、海外赴任を実現するために取るべき行動についてまとめていきます。
海外赴任できる会社で働く
海外赴任するために最も重要なのは、”海外赴任できる会社で働く”事です。
というのも、会社によって海外赴任できる確率は全然違うから。
具体的には
・海外売上比率が高い
・海外拠点が沢山ある
といった企業を選ぶべきです。
今の会社に海外拠点が少なく、でもどうしても海外赴任したい!と言う人は、社内でジタバタするよりも、海外赴任できる会社に転職した方が良いでしょう。
詳しくはこちらの記事に書いています。
海外赴任するには?やるべきことや目指すべき業界を現役駐在員が解説
戦略的に就職活動をして20台前半で海外赴任したという猛者もいます。
こちらの記事に詳しく書いています。
【経験者に聞いた】20代で海外赴任するメリットと実現するための就活・転職戦略
海外で働きたいと明言する
海外赴任するためには”海外で働きたい”と明言することも大切です。
実際に海外拠点の社長に聞いたのですが、海外駐在を打診する際、候補は何人か用意しておくものらしいです。
そして、同程度の能力ならば、強く希望している人から順に声をかけるということ。
海外赴任をしたくないという人は一定数いるので、海外で働きたいとはっきり言っておけば、海外赴任できる確率は間違いなく上がるでしょう。
社内で実績を積む
もちろん、海外で働きたい!と口に出すだけではダメです。社内で仕事の実績を積む必要もあります。
そのために必要なのは
・学びながら主体的に行動すること
・失敗に対して反省と改善を繰り返すこと
だと思います。
具体的な行動として最もオススメなのが「読書」です。
時間・空間を超えて、世界中の人の成功|失敗談を聞くことが出来ます。
どの本読んだらいいかわからない…という人は、Kindle Unlimitedがオススメ。
少し前のベストセラーや名著が読み放題で、分かりにくいと思ったら次の本って感じで読書ができます。
月額980円なので、1カ月に1冊読めば元を取れます。超コスパ良い自己投資です。
初月は無料なので、とりあえず試してみるのがオススメです。
個人的にオススメな本はこちらにまとめています。
努力する姿勢もきっと評価されるはず。一歩ずつ進んでいきましょう!
海外赴任のデメリット
ここまで良いことばかり書いてきましたが、海外赴任にはもちろんデメリットもあります。
ここからは、海外赴任することのデメリットについてまとめていきます。
ストレスがかかる
海外赴任中には様々なストレスがあります。例えば見知らぬ土地で働くことや言葉の問題など。
さらには、友達と話せなかったり遊び方が分からなかったりして、ストレス解消の方法も限られます。
ストレス耐性が求められるのはもちろんですが、上手なストレスの発散方法についても工夫が必要です。
詳しくはこちらの記事にまとめてあります。
海外赴任はストレスだらけ?現役駐在員が語る7つのストレス 体験談と発散法も紹介
労働環境が良いとは限らない
海外赴任は閉じられた環境ですので、一緒に働く上司や同僚次第では、一気に労働環境がブラック化してしまいます。
実際、僕も海外赴任中にパワハラを受けたりしました。
詳しくはこちらの記事に書いてます。
海外赴任中に遭遇したパワハラを徹底解説 実体験とメンタル不調にならないための対策も
そういった事態を防ぐため、赴任先の労働環境は事前に調べておきましょう。
婚期を逃すかもしれない
初めての海外赴任の時期は20代後半~30代前半くらいになります。
そして、海外赴任の期間は3~5年、長い人では10年近くなることも。
赴任時に独身だと、婚期を逃す可能性があります。
海外赴任中にも異性との出会いはあるので、婚期を逃さないような戦略が必要でしょう。
【一生独身は嫌だ】海外赴任で婚期を逃さないための婚活戦略を海外駐在員が解説する
こういったデメリットがあるので、万人にオススメできるものではありません。
ただ、これらを補って有り余るメリットがあるのも事実。
デメリットが気にならない|耐えられるようであれば、ぜひ挑戦して欲しいと僕は思います。
まとめ|海外赴任で人材価値を高めよう
今回の記事では、海外赴任は転職に有利なのか?というテーマで記事をまとめてきました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
確かに海外赴任をすることで転職は有利になりますが、その本質は「人材価値が高まるから」です。
今後のキャリアで強者となるためは、人材価値を高めることが何より重要。
海外赴任はその選択肢の一つとなるでしょう。
海外赴任するにしろ、しないにしろ、人材価値を高めるためには学びとスキルアップが必要不可欠。
そのために重要なことが2つあります。
それは、
・世の中で求められていることを知る
・自分の現在地を知る
ということです。
このような情報を得るためには、他の会社について調べたり、詳しい人に話を聞いたりするのが近道。
そこでオススメしたいのが転職エージェントです。このような情報を無料で提供してくれます。
実際の転職にはリスクがありますが、情報収集だけならノーリスク。
将来のキャリアに不安がある人は、一度キャリアアドバイザーに相談してみると良いでしょう。
自分の市場価値を確かめたいなら、求人の数と質のバランスがいいdodaがオススメです。
今回の記事は以上です。
ではまた。