【ドイツ駐在員が解説】海外赴任5つのメリットと3つのデメリット | 山奥エンジニアの お金と海外とデータ分析

【ドイツ駐在員が解説】海外赴任5つのメリットと3つのデメリット

海外赴任のメリット・デメリット

かどいちと言います。ドイツで海外駐在員として働いています。

海外で働くことに関して、皆さんはどのような印象をお持ちでしょうか?

憧れる!という人もいれば、ちょっと怖い…という人もいるかもしれませんね。

実は、海外駐在員として働くことにはたくさんのメリットがあります。

一方で、人によっては無視できないデメリットもあり、言われるがままに海外赴任すると後悔する可能性も…

そこでこの記事では、

僕がドイツに海外駐在してみて良かった事・悪かった事をまとめたいと思います。

・給料や待遇面はどうなるの?
・仕事は大変?プライベートで辛いことはない?
・ストレスを感じるポイントは?逆に楽しいことは?

みたいな疑問に答えながら

海外駐在がおすすめな人・そうでない人

について、解説していこうと思います。

海外赴任が憧れ!海外赴任したい!

という人や

海外赴任の打診を受けているけど、受けようかか迷っている…

という人達の参考になれば嬉しいです。

海外赴任のメリット

海外赴任のメリット

まず、海外赴任にはどのようなメリットがあるかをまとめます。

ざっくりとこのようなメリットがあります

海外赴任のメリット

・給料が増える・待遇が良くなる
・責任のあるポストにつける
・語学力が上がる
・様々な新しい体験ができる

・海外生活・海外旅行を楽しめる

個別に解説していきます!

給料が増える・待遇が良くなる

一つ目のメリットは給料や待遇が日本よりもよくなることです。

給与面ですが、日本に対して下記のようなメリットがあります

給与面のメリット

・海外赴任手当がつく
・所得税・住民税を払わなくてよい
・住宅や車にお金をかけなくてよい
・外貨が手に入る

まず、海外駐在員の待遇を数字でまとめるとこんな感じです。

・額面給与|1.5倍
・手取り |1.8倍

会社によっても違いますが、多くの場合は年収・手取り共に大きく上がるのではないかと思います。

前提条件や費目別の詳細などは別記事に書いてます

海外駐在で給料はいくら上がるの? 30代メーカー勤務駐在員のお金事情

ちなみに、海外駐在の場合は所得税が会社負担となることが多く、住民税も不要となります。

それだけでなく、家賃は全額支給(1900ユーロまで)、車はカンパニーカー支給、等々。

日本ではお金がかかるポイントを会社が負担してくれるので、
手取り額は額面給与以上に増えることが多いです。大きなメリットですよね。

なので、貯金もけっこう貯まります。

海外赴任すると貯金が貯まる? 現役駐在員が赴任後の貯金額をまとめてみた

このように、経済的なメリットは非常に大きいと感じました。

外貨を稼げるのもメリット

さらに海外赴任中は、外貨と日本円のダブルインカムとなる場合が多いです。

僕も円とユーロの両方で給料をもらっており、円貨・外貨の両方を稼いでます。

コロナショック、ウクライナ戦争と色々あって、インフレや円安のリスクが話題になりましたよね。
このような有事の際、外貨を持っておくことが一つのリスクヘッジとなります。

将来へ向けた資産形成という観点では、日本にいると絶対に得られないほどのメリットがあるでしょう。

責任あるポストにつける

二つ目のメリットは、日本で働くよりも高位の役職へつけるということです。

現在僕は、ドイツの会社でSenior managerという役職についており、これは日本で言うところの次長クラス(課長と部長の間)の役職になります。

この記事を書いている時点で僕は35歳ですが、日本の大企業でこの年齢・役職という人はあまり多くないのではないかと思います。

実力主義に変化しつつあるとはいえ、まだまだ日本は年功序列の企業が多いです。
そういった中、この年齢で上級マネージャー職の経験ができるというのは、自分のキャリアにとって非常にメリットだと感じています。

語学力が上がる

海外の企業で働く場合、当然日本語は通じません。英語で仕事をすることになります。

したがって、必然的に英語を使う機会が増え、語学力を向上させることができます。

もちろん努力は必要ですが、海外駐在員には語学学習の費用補助が出たりしますし、これとないチャンスです。

私の赴任前のTOEICスコアは400点ほどでしたが、3カ月もすれば普通に仕事ができるようになりました。

【海外赴任準備】駐在員に必要な英語力を短期間で上達させる勉強法

余談ですが、TOEICの能力はあまり海外駐在に必要ないような、、、
”使える英語”を身に着けるためには、別の切り口で勉強した方がいいと思います。

英語ができない海外駐在員はTEOICやってる場合じゃない理由を解説【駐在員が分析】英語ができない海外駐在員の特徴 解決策やオススメ勉強法まで一挙に解説


また、英語圏以外に赴任する場合、英語だけでなく現地語についても学ぶことができます。
第2外国語の習得という観点でもメリットですね。

なにより、現地の言葉が現地の人に通じた時の感動は何にもかえがたいものがありますよ!

様々な新しい体験ができる

海外では、日本では経験できないよう新しい体験ができます。

例えば僕が駐在しているドイツは車社会なので、車の運転をすることになります。

ドイツでは右側通行、さらに速度無制限の高速道路。
普通に運転をするだけでも、日本ではなかなかできない経験となります。

スーパーやドラッグストアで売っているものも日本と全然違う。
買い物をするだけでも新鮮ですし、食べたことのない食べ物もたくさんあります。

この他にも未知の体験が沢山あり、日本で働いていては絶対にできない経験ができます。
これは、海外駐在の大きなメリットだと思います。

海外生活・海外旅行を楽しめる

海外駐在の醍醐味ともいえるのが、海外生活や海外旅行ではないでしょうか。

僕が駐在しているドイツには、ドイツ料理だけでなく、フランス・イタリア・スペインなど、ヨーロッパの様々な国のレストランがあります。

休日はそういったところに食事に出かけたり、ドイツの観光地を巡ったりできるのは貴重な体験ですし、海外駐在の大きなメリットだと思います。

また、近隣の国に海外旅行が出来るのもメリットです。

ヨーロッパは陸続きで様々な国に気軽に旅行することができますし、
東南アジアやアメリカなどに駐在する場合でも、国内や近隣諸国への旅行を楽しむことができると思います。

子供にとってもいい影響を与える可能性が高いですね。配偶者と子供を帯同していくかどうかは迷うポイントですが、こういったメリットを考えて、我が家は家族帯同することを選択しました。

【駐在員が解説】海外駐在に家族を帯同するメリット・デメリット

海外赴任のデメリット

海外赴任のデメリット

次に、海外赴任のデメリットについてまとめていきます。

ざっくりとこのようなデメリットがあります

海外赴任のデメリット

・思ったように仕事ができない
・日常生活では不便が多い
・言葉が通じないことへのストレス

個別に解説していきます!

思ったように仕事ができない

1つ目のデメリットは、仕事が思ったようにできないということです。

はっきり言って、海外では日本と同じようには仕事ができません。

日本のように納期をきっちり守る人はむしろ少数派。
「いつできるの?」と聞いたら帰ってくるのは基本「I don’t know(知らん)」という答えです。

言葉の問題で上手にコミュニケーションが取れず、何を言っているかわからない・言いたいことが伝わらない。
そんなトラブルも日常茶飯事です。

責任あるポストを与えられた中で、日本よりも確実に仕事のパフォーマンスは落ちていく、、、

そのような中での焦り・プレッシャーから、海外での仕事はかなりのストレスがかかります。

多様性を尊重しながら、ナショナルスタッフと上手くコミュニケーションをとって仕事を進めていくためには、強い熱意と根気が必要になるでしょう。

しかし、そんな中でこそ想いが通じた時の嬉しさは、日本では味わえないものだと思います。

日常生活の不便さ

2つ目のデメリットは、日常生活への不便さです。

ヨーロッパの国々では、日本ほど便利で快適な日常生活を送ることはできません。

例えばドイツでは、多くのお店が日曜日は開いていません。
開いてるお店があっても、売っているものは非常に高価。倍以上します。

電車は平気で遅れますし、お店の店員さんが親切でないのも当たり前です。

そういった不便さにストレスを感じるという人は多いかもしれません。

日本の便利さを改めて思い知るいい機会にはなるかもしれませんが…

言葉が通じないことへのストレス

3つ目のデメリットは言葉の問題です。

英語圏以外の国の日常生活では、基本的に現地語しか通じません。

なので、例えばスーパーの店員さんにも言葉は通じませんし、相手が何を言っているかも全然わかりません。

ましてや何かトラブルがあった時は本当に泣きそうな気持になります。というか泣きます。

最低限の現地語は勉強するにしても、すぐに話せるようになるわけもなく、身振り手振りでなんとか言いたいことを伝える必要がありますが、それが毎回の事となるとかなりのストレスです。

逆に何事にも動じない強靭なメンタルは身につくかもしれません…

(番外編)日本での資産運用ができなくなる

番外編として、日本での資産運用(新規買い付け)ができなくなります。

そのため、例えばつみたてNISA(配当金再投資型)をやっている人は継続ができなくなってしまいます。

僕は海外に赴任する時、これまで積立てた非課税枠の資産を泣く泣く全部売却することになりました。

その分お金は貯まるので、しっかりと資産を形成するための準備をしておきたいですね。

海外赴任すると貯金が貯まる? 現役駐在員が赴任後の貯金額をまとめてみた

海外赴任を希望するようなキャリア志向の方は、意外と自分の資産に関して興味がないことが多いですが、

様々なリスクに対するリスクヘッジとして、経済的自立を目指すという考え方は知っておいた方が良いかもしれません。

FIRE達成までにいくら必要なの?

海外駐在員として働いた感想【良かった】

海外駐在員として働いた感想【良かった】

ここまで様々なメリット・デメリットを書いてきましたが、

僕が海外駐在員として働いた感想は「海外赴任してよかった」です。

経済的なメリットもさることながら、自分が経験したことがない様々な体験は自分の視野を広げてくれますし、単純に毎日楽しく・充実して過ごすことができています。

その分ストレスもありますが、一度経験したことや予測できるトラブルには対策を打てますし、僕の性格上、いろいろなストレスにも慣れていきました。

海外生活を経験できたことで、自分の人生が間違いなく充実していると感じています。

結論:こんな人には海外赴任してほしい

最後に海外赴任がおすすめな人、そうでない人についてまとめておきたいと思います。

ぜひ海外赴任して欲しいのはこんな人。

海外赴任がおすすめな人

・新しい体験がしたい
・責任の大きな仕事をしたい
・語学力を向上させたい
・お金を稼ぎたい

チャンスをつかんで、ぜひ海外駐在を経験してみてください。

【海外駐在経験者が分析】海外赴任に選ばれる人の7つの特徴【現役駐在員が気付いた】海外赴任に選ばれる人の7つの特徴と明日からやるべきこと


反対に、こんな人にはおすすめできません。

海外赴任をおすすめできない人

・変化が苦手でストレス耐性が低い
・仕事で責任を負いたくない
・新しい体験よりも平穏な毎日が欲しい

海外赴任は断ることもできます。
無理をせず、自分らしい生き方ができるような選択をしましょう。

海外赴任を断ってもいい? Yes/Noチャートで解説してみる 上手な断り方も紹介


海外赴任は僕にとっては確かに貴重な経験となりましたが、人によっては辛い日々になる可能性もあります。

自分のやりたいことや適性、ストレス耐性を考えながら、後悔しない選択をしたいですね!

今回の記事は以上になります。

それでは、また。

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