駐在員がガチで選んだ海外赴任に最適なオススメ変圧器 | 山奥エンジニアの お金と海外とデータ分析
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駐在員がガチで選んだ海外赴任に最適なオススメ変圧器

困ってる人
困ってる人

海外赴任することになったんだけど、変圧器って持って行った方がいいの?

そのような悩みを抱えてこの記事にたどり着いた方、こんにちは。

この記事では

  • 海外での家電事情
  • 海外赴任に持って行く変圧器の選び方
  • 海外駐在員が選んだオススメ変圧器

等についてまとめていこうと思います。

かどいちと言います。現在ドイツで海外駐在員として働いています。

海外赴任するにあたり、変圧器をどうするか?悩んでいる人も多いのではないかと思います。

日本で買っていく?現地で買う?そもそも変圧器って何を基準に選んだらいいの…?

日本に住んでいると変圧器を使う機会なんてないし…

僕も海外赴任するまでは変圧器なんて触ったこともなかったので、その気持ち、よくわかります。

そこで今回の記事では、現役駐在員の僕が海外赴任特有の状況を考慮しつつ、最適な変圧器をガチのガチで選んでいこうと思います。

それでは早速見ていきましょう!

海外の家電事情

変圧器を選ぶ前提として、海外での家電事情について簡単に説明しておきます。

着目するべきポイントは

  • 海外にどんな家電を持って行くか?
  • 家電を持って帰る可能性があるか?

この2点です。詳しく解説していきます。

そもそも変圧器って要るの?【持って行く家電次第】

そもそも海外赴任で変圧器っているの?という話ですよね。

結論、日本から「変圧器が必要な家電」を持ち込む場合には変圧器が必要になります。

困ってる人
困ってる人

え?変圧器が必要ない家電もあるの?

と思う人も多いかもしれませんね。

実は、変圧器が必要ない家電って結構あるんです。例えば

  • スマホ
  • PC

といった充電式の電子機器に、変圧器は必要ありません。

一方で

  • テレビ
  • 炊飯器
  • ヘアドライヤー

といった生活家電は変圧器が必要。そのまま使うと壊れてしまいます。

特に炊飯器については、海外では高機能の物が手に入らないので、日本から持って行く人も多いと思います。

その場合、絶対に変圧器が必要なので注意してください。

駐在員がガチで選んだ海外赴任に最適なオススメ炊飯器3選

そのまま使える家電の確認方法【意外と〇〇も使える】

では、海外でそのまま使える|使えないはどうやって確認するのかというと、電源アダプターを見るのです。

”INPUT” の部分に、100-240Vと書いてあれば変圧器不要です。逆に、ここに100Vと書いてあれば変圧器が必要。

ただ、家電を一つずつ確認していくのはちょっと面倒ですよね。

そんな時に覚えておいて欲しいのが

「充電式のポータブル機器はそのまま使えることが多い」

ということです。

例えば

  • ニンテンドースイッチ
  • ワイヤレス掃除機
  • ポータブルDVDプレイヤー

などは、意外にも海外でそのまま使えます。

ナゼかというと、これらの家電には、アダプター内に交流電圧→直流電圧12Vへと変換する回路が内蔵されているのです。

難しい話になるので詳細は省きますが、バッテリーは基本的に直流でないと充電できません。

もちろん例外もあるので、最終的にはアダプターの表記を確認するのが確実ですが、覚えておいて損はないでしょう。

家電を持って帰ることも視野に入れる

ほとんどの駐在員が、赴任後に何かしらの家電を現地で買うと思います。

これを機に、大型テレビやエスプレッソマシーンを購入…なんて考える人もいるのでは?

ただ、せっかく買った家電です。任期終了後に捨ててしまうのももったいない。

昇圧|降圧両用の変圧器を選んでおけば、帰任時に家電を持ちかえって使えます。

値段の違いはさほど大きくありませんので(2000円とか)、選択肢が増える方が良いでしょう。

変圧器は日本から持って行く?現地で買う?【日本で買うのがオススメ】

次に、海外赴任する前に変圧器を買って持って行くか?それとも現地で買うか?という話ですが、日本で買っていくことをオススメします。

渡航後に変圧器を買おうとした場合、

  • 変換後の電圧がぴったり合わない
  • メーカーや仕様がよくわからない
  • 忙しい海外赴任初期の手間が増える

この3つの問題があるからです。

電圧が合わない

例えばドイツのAmazonで変圧器を調べると、一応出てきます。

が、変換後の電圧が110Vになっていて、日本の電圧:100Vよりも少し高い電圧に変換されてしまいます。

出展:Amazon.de

電圧がぴったり合わなくても一応使えるのですが、長期間使うと家電の寿命に影響を与える可能性があるのです。

そのため、日本でぴったり100Vに変換できるトランスを買っておいた方が安心です。

メーカーや仕様がよくわからない

Amazonのサイト上に、変圧器の仕様がしっかりと書いてない場合もあります。

そういう場合、メーカーの公式サイトに行けば、細かい仕様が表記されていたりするのですが、海外のメーカーだと一筋縄では行きません。

公式サイトは全て英語か現地語で書かれていますし、そもそも細かい情報が表記されていない場合もあるでしょう。

慣れれば出来ないことは無いのですが、初めての海外駐在だと、なかなか大変だと思います。

忙しい海外赴任初期の手間が増える

海外赴任初期は、仕事にも慣れない中、生活基盤を整える作業や各種手続きなど非常に忙しいです。

場合によっては家を探したり、車を買ったりしないといけない人もいるでしょう。

そんな中、「変圧器を探す」という仕事が増えるのは大変かな、と思います。

なので、日本で買えるものは、極力日本で買っておくことをオススメします。

その他買った方が良いものなどはこちらの記事に書いています。

<海外に持って行ったら便利なもの>

あって損しない海外赴任の荷物+α【船便の容量余ったら】 駐在員がガチで選んだあって損しない海外赴任の荷物+α【船便の容量余ったら】


<海外に持って行ってよかった日本食たち>

海外赴任に持って行って良かった日本食ランキング 駐在員がガチで選んだ海外赴任に持って行くべき日本食ランキング

海外赴任に持って行く変圧器の選び方

それでは、海外での変圧器事情を踏まえた上で、どのようなポイントに注意して変圧器を選べばいいのか?解説していきます!

トランス式 or 電子式【トランス式がオススメ】

変圧器にはトランス式と電子式の2種類があります。

何が違うかというと、こんな特徴があります。

トランス式変圧器

〇どんな家電でも使える

×重くてデカいので場所を取る

電子式変圧器

〇コンパクトで安い

×使える家電に制限がある

両者の違いを一言でいうと、使える家電の種類です。

電子式の変圧器では、電子制御が必要な家電を使えません。例えば

  • 炊飯器
  • TV
  • ミキサー

など、海外赴任に持って行きたい高機能家電は軒並み使えないのです。

逆に言うと、加熱するだけの家電であれば使用可能。

  • ホットプレート
  • トースター
  • たこ焼き機

といった物は、電子式でも使えます。

トランス式|電子式どちらにするか?は、持って行く家電によって決めるといいでしょう。

ただ、加熱するだけの家電であれば渡航後に買えるので、わざわざ変圧器と家電をセットで持って行く必要はないかな、と思います。

必然的に、トランス式を購入する場合が多いでしょう。

電圧|プラグ形状を選ぶ【行先に合わせて】

変圧器で重要なのは、もちろん対応する電圧です。

赴任先の電圧|周波数|プラグ形状を確認し、それに合うものを購入しましょう。

主要な国について表にまとめておきます。参考にしてみてください。

電圧周波数プラグ形状
アメリカ|カナダ120V60HzAタイプ
ドイツ|フランス230V50HzSE or Cタイプ
スイス230V50HzCタイプ
中国220V50HzAタイプ
イギリス240V50HzBFタイプ
シンガポール230V50HzBタイプ
オーストラリア240V50HzOタイプ

※SEタイプとCタイプの違いはプラグ丸径の大きさ。ヨーロッパのほとんどの国でどちらも使えます。SEタイプの方がしっかりフィットしますが、Cタイプの方が汎用性が高いです(スイスではSEタイプは使えない)。

※同じ国でも地域によって電圧が違う場合があるので、上記の表はあくまで参考としてください。

ECサイトにはプラグの形状など詳細が書かれていないこともありますので、そういった場合はメーカーの公式サイトを確認するようにしましょう。

プラグの形状が合わない場合は、アッタッチメントも合わせて購入しましょう。

・BFプラグ|イギリス

・Cプラグ|ヨーロッパ全域

・Oプラグ|オーストラリア


一つで全世界に対応できる変換プラグというのもあります。

出張でいろいろな国に行く人はこれをもっておくと便利。

定格電力【余裕のある容量を選ぶ】

電圧に加えて、使用する家電の消費電力についても確認が必要です。

変圧器には定格電力が定められており、それを超える量の電力を使うことが出来ません。

主要な家電の消費電力を表にまとめておきます。こちらも参考にしてみてください。

家電消費電力
炊飯器700~1200W
電子レンジ1300W
ホットプレート1000~1300W
たこ焼き機700W
ミキサー120~200W
コーヒーメーカー450~600W
ヘアドライヤー600~1200W
TV50~150W

表は目安製品によって幅がありますので、正確には製品の仕様を確認してください。

尚、1時間以上連続使用する場合は、消費電力の1.25倍程度の定格電力をもった変圧器が推奨されています。

また、熱を発生する製品やモーターが使われている製品は、使用電力の2~3倍の余裕を持った容量が推奨されています。

Amazonなどの低評価レビューを見ると、熱を発生する製品に対して定格容量不足で壊れたんじゃないかな…?というケースが多く見られます。

なので、余裕を持って大きめの容量の変圧器を購入しておくと良いでしょう。

駐在員がガチで選んだ海外赴任に最適なオススメ変圧器

それでは、海外赴任に最適なオススメ変圧器をご紹介していきます。

対応電圧やプラグ形状は国や地域によって違いますので、購入前に確認するのをお忘れなく。

プラグ形状などは公式ホームページの方が分かりやすいです。型番をAmazonで入力すれば、ピンポイントで出てくると思います。

カシムラ アップダウントランス 3000W

<アメリカ用>


<ヨーロッパ用>

高機能炊飯器を持って行く人にオススメの変圧器。昇圧|降圧どちらも対応で、AタイプとCタイプのどちらも出力できます。

電源プラグはAタイプなので、ヨーロッパで使う場合はCプラグを合わせて購入しておきましょう。

アメリカ・ヨーロッパ以外の仕様は公式サイトから。カシムラの公式サイトはこちらです。

日章工業 アップダウントランス 2200W

<アメリカ用|120V対応>


ヨーロッパ他|240V対応>


中国他|220V対応>

変圧器の専門メーカー日章工業、製品はしっかりしていて見るからに強そう。壊れにくく、駐在員で使っている人も多いです。

電圧は成り行きなので、電源が230Vの場合240V対応を使った方が良いです。220Vを使うと変換後の電圧が105Vとなってしまい、家電の寿命に悪影響が出る可能性があります。

上記以外の仕様は公式サイトから。日章工業の公式サイトはこちらです。



まとめ|海外赴任の準備頑張ってください

今回の記事では、海外での変圧器事情や、海外赴任に持って行く変圧器の選び方などについてまとめてきました。

オススメは日本で変圧器を買って持って行くこと。電圧だけでなく定格電力にも注意して選ぶようにしましょう。

海外赴任の準備はいろいろ大変だと思いますが、頑張ってください。

このブログ内には、海外赴任準備についての記事もいくらかあります。

一度覗いてもらえると、役に立つ情報があると思います。

今回の記事は以上です。

それでは、また。

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