海外で働きたいなぁ…どうやったら駐在員になれるんだろう?
そういった疑問を持ってこの記事にたどり着いた方、こんにちは。
この記事では
- 海外赴任に選ばれる人の特徴
- 海外駐在することで得られるもの
- 海外駐在員が選ばれるプロセス
などについてまとめて行こうと思います。
かどいちといいます。ドイツで海外駐在員として働いています。
ガンガン仕事して昇進を目指したい!そんな人にとって、海外駐在は目標の一つなのではないかと思います。
でも、どんな人が海外駐在員に選ばれるのでしょうか?気になっている人は多いんじゃないかと思いました。
そこでこの記事では、海外赴任に選ばれる人の特徴をまとめて行こうと思います。
海外拠点の社長から直接聞いた話や、僕自身の体験から、海外駐在員の裏事情も含めて詳細にまとめて行こうと思います。
その上で、海外赴任に選ばれるために今日からやるべき事についてご提案する記事となってます。
海外で働きたい!海外赴任のチャンスが欲しい!
そんな人の参考になる記事だと思います。
ぜひ読んでみてください!
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目次
海外赴任に選ばれる人の特徴5つ
さっそく、海外赴任に選ばれる人の特徴について結論です。
海外赴任に選ばれる人の特徴は
- 海外勤務を希望している|抵抗が無い
- コミュニケーション力がある
- 仕事を任せられる
- 主体性や積極性がある
- 専門知識を持っている
この5つになります。
海外勤務を希望している|抵抗が無い
海外で働く事に抵抗がないというのは、選ぶ側に取って大きなポイントとなります。
というのも、海外赴任は楽しいことばかりではありません。異なる文化や仕事の難しさ、慣れない生活によって、様々なストレスもかかります。
海外赴任はストレスだらけ?現役駐在員が語る7つのストレス 体験談と発散法も紹介
こういったストレスによるダメージは、希望者とそうでない人では全然違うのです。
海外赴任なんてしたくない…
そんな人をむりやり海外赴任させ、体調不良ですぐに帰国となる…
こうなってしまっては、会社も本人もどちらも不幸になってしまいます。
ちなみに、僕自身が選ばれた理由で最も大きかったのも、海外に抵抗がなかったことらしいです。
どうして僕を選んだんですか?
海外に抵抗が無かったって言うのが一番だな。
そういう訳なので、海外赴任に行きたいという人は、面談の機会や普段の雑談などで
海外で働いてみたいです!
と、しっかり明言するようにしましょう。
コミュニケーション力がある
海外、特に欧米の人たちは、マジでいう事を聞いてくれません。とってもマイペースです。
そんな人たちと信頼関係を築き、相手の価値観に寄り添いつつもやるべき事を発信して納得させ、自ら動いてもらうのが駐在員の仕事。
つまり、異なる文化の中で活躍するためには、高いコミュニケーション能力が必要なのです。
海外経験10年以上の元アメリカ子会社社長も
現地の人を納得させられなきゃ駐在員の価値はない。
と言ってました。選ばれるための前提条件と言っても過言ではないかもしれません。
会社にもよりますが、周囲の駐在員に聞く限り、
語学 < コミュニケーション
という会社は多いみたいです。
仕事を任せられる
海外駐在員は、少ない人数で海外拠点をコントロールしなければいけません。
したがって、ある程度仕事を任せられる人でなければ海外に派遣できません。
当然ですが、海外拠点には確実な戦力が必要なのです。
なので、海外に行きたいとアピールしつつも、普段の仕事でしっかりと成果を出すことが重要です。。
主体性や積極性がある
海外拠点は、日本の本社と距離が遠く時差もあるため、細かい指示が出しにくいという特徴があります。
なので、指示がなければ動けない、いわゆる「指示待ち人間」を派遣することは出来ません。
自ら行動できる主体性や積極性が求められる、ということらしいです。
特に、欧米など時差の大きい拠点に派遣する駐在員を選ぶ時に重視されます。
駐在員の派遣先ってどうやって決めてるんですか?
時差の大きいアメリカやヨーロッパに派遣する場合、特に主体性を意識してるよ。
専門知識を持っている
海外拠点でピンポイントに必要な専門知識を持っている場合、語学力とか関係なく海外赴任に選ばれることもあります。
僕の周囲にも
高卒で英語もできないけど、設備のメンテナンス要因で海外赴任しました
という人が何人もいます。
自立して仕事を回せる腕だったり、誰にも負けない専門性を武器に海外赴任を実現するケースも少なからずあるようです。
社長に聞いた!海外駐在員を選ぶプロセス
海外赴任に興味があるなら、どうやって駐在員を選ぶのか?気になりますよね。
そこで、海外赴任の選び方について、海外拠点の社長に聞いてみました。
海外駐在員って、どうやって選ぶんですか?
説明しよう!
海外駐在員は、下記のようにして選ぶらしいです。
- 各拠点の人員配置を考える
- 候補者を決めて探りを入れる
- 打診する
実際に選んでる人から選び方を聞いたので、信憑性あると思います。
一つずつ見ていきましょう!
各拠点の人員配置を決める
まずは、各拠点の問題点と現在の駐在員の配置・任期などを整理します。
整理した情報を元に
どんな人を駐在員として派遣するか?
といった、フワッとしたイメージを作っていきます。
この時、派遣の考え方として、
- 現在の駐在員と入れ替えで派遣
- 不足した戦力を補うため純増で派遣
この2パターンがあります。
入れ替え派遣の場合は、同様の専門能力を持つ人との入れ替わりになることが多いです。
例えば営業担当が任期満了するのであれば、後継の営業担当を送る…といった感じ。
一方で、純増の場合は拠点に不足している能力を補う人員が選定されます。
海外拠点の問題点や情報などを入手して、それに合わせたキャリア形成を…というのは現実的ではありませんが、海外赴任を目指すなら覚えておいて損はないでしょう。
候補者を決めて探りを入れる
次に、必要とされる能力をベースに候補者をあげていきます。
そして候補者が出そろったら、それとなく探りをいれていくそうです。
かどいち君、海外とか興味ある?
なので、海外赴任を目指すのであれば、ハッキリと海外希望であることを伝えましょう
チャンスがあったら絶対に行きたいです!
他にも海外赴任の前兆はあるので、こちらの記事にまとめてみました。
【現役駐在員が一挙解説】海外赴任の前兆から内示までの流れ 注意点と3つのやるべき事
ちなみに、候補者となるための重要な基準の一つが英語力。
オンライン英会話を使った効率のいい勉強法を別記事で紹介しています。
【海外赴任準備】駐在員に必要な英語力を短期間で上達させる勉強法
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また、本気で英語力を高めたいのであれば、英語コーチングスクールを検討するのも一つの手です。
オススメのスクールを下記の記事が紹介してくれています。
【2024年】おすすめの英語コーチングスクール20選を徹底比較!
打診する
希望や能力を比べつつ、候補者の優先順位が決まったらいよいよ打診です。
この時、普通は本人の希望を確認したりするのですが、僕の場合はいきなり内示を出されました。
かどいち、お前にはドイツへ行ってもらう
えぇ…まぁ良いですけど
このパターン、実は注意が必要。皆さんに気を付けてもらうために書いた記事はこちら。
以上、海外駐在員を決めるプロセスはこんな感じです。
気配を感じたら、チャンスを逃さないように反応していきましょう!
【参考】僕が海外駐在員に選ばれた理由
海外駐在員の選び方を聞くついでに、僕自信が選ばれた理由についても聞いてみました。
すると、ざっくりこんな感じだったそうです。
- 海外(特に今の拠点)に対して抵抗がなかった
- 自走して仕事ができ、コミュ力も大丈夫そう
- 拠点に不足している専門知識を持っていた
参考になれば幸いです。
海外赴任に選ばれるとどうなる?
海外赴任って、実際どんな良いことがあるの?
次に、そんな疑問にお答えしようと思います。
最初に結論ですが、海外赴任に選ばれると
- 給料がだいぶ上がる
- 出世や昇進のチャンスが得られやすい
- メチャメチャ海外旅行できる
等々、いろいろと良いことがあります。
給料が大分上がる
海外赴任の最も分かりやすいメリットが給料です。
今は円安なので、その分も含めるとメチャメチャ上がります。
具体的には
- 額面給与 :日本の1.5倍
- 可処分所得:日本の1.8倍
くらいになります。
家賃や教育費を会社が負担してくれたり、各種手当が付いたりするので、額面よりもさらに手取りが増えることになるのです。
【ドイツ駐在員が解説】海外赴任5つのメリットと3つのデメリット
貯金もすっごく貯まります。詳しくはこちらの記事にまとめています。
海外赴任すると貯金が貯まる? 現役駐在員が赴任後の貯金額をまとめてみた
金銭面の待遇は分かりやすく、海外赴任の大きな魅力ですね。
出世や昇進のチャンスが得られやすい
海外赴任することで、昇進のチャンスが増えるケースは多いです。
なぜなら、海外駐在をすることで
- そもそも期待されている
- 早期にマネジメントの経験が積める
- 目立つ|人脈ができる
といった有利な点があるからです。
詳しくはこちらの記事にまとめています。
海外赴任でエリートになれる?チャンスを掴める理由と出世の手順を現役駐在員が解説
メチャメチャ海外旅行できる
当然ですが海外赴任中は海外に住むことになります。
なので、普通に近所を旅行するだけでも海外旅行。海外に興味がある人にとっては超楽しいと思います。
そして、海外駐在中は2~3週間の長期休暇を取れることも少なくありません。
その間、日本からでは普通いけないようなマイナー観光地をめぐったり、日本ではなかなかいけないクルーズとかに行けたりもします。
控えめに言って最高です!
個人的に、海外赴任で一番良かったのが長期休みをとれることでした。
他にも旅行記、まとめてます。
海外赴任に向いてない人はどんな人?
海外赴任は、良いことばかりではありません。
大変なこともそれなりにありますので、人によって向き・不向きがあると思います。
海外赴任に向いてない人は、
- ストレス耐性が低い
- 異文化や異なる価値観に対する抵抗が強い
- 他人に対する興味がない
といった人達です。
ストレス耐性が低い
海外赴任では、日本での仕事と違ったストレスがたくさんあります。
仕事の難しさや言葉の問題はもちろんですが、慣れない生活や日本人同士の人間関係が問題になることも。
残念ながら、ストレス耐性に自信がない人に海外赴任をオススメすることは出来ません。
どのようなストレスがあるのか?詳しくはこちらの記事にまとめています。
海外赴任はストレスだらけ?現役駐在員が語る7つのストレス 体験談と発散法も紹介
異文化や異なる価値観に対する抵抗が強い
極端な話ですが、例えば
- 自分が絶対に正しい
- 日本のやり方が常識で正義だ
といった、異文化や異なる価値観に抵抗が強い人も海外赴任に向いているとは言えません。
海外では、国の成り立ちや歴史・文化といった背景が異なるため、それらから形成される「常識」が異なります。
例えばドイツでは、電車の中でビール飲みながらワイワイするのが普通だったりします。
なので、違う文化や価値観に振れるのが苦手という人には、海外赴任をオススメすることは出来ません。
とはいえ、自分の「異なる価値観への許容量」というのは、海外赴任するまで分からないものです。
僕自身、海外で働く前は全然意識したことありませんでした。
許容量を増やすために意識すべきなのは、世の中「正しい」とか「間違っている」ではなく、単に「違う」という事。
いろんな本とか読むと、少しずつ分かってきます。
他人に対する興味がない
他人に興味がないと、海外赴任に必要な「コミュニケーション力」「語学力」といった能力が伸びません。
なぜなら、これらの燃料になるのが、他人を理解したいという気持ちだからです。
知らない文化や価値観を持つ外国人と「そもそも話したくない」のであれば、海外赴任なんてしない方が幸せに生きられます。
「会社のいう事を聞いて、海外赴任して昇進に向かって仕事をするのが常識」みたいな事を上司は押し付けてくると思います。
でも、それ以外の選択肢や生き方もあるのです。
気が乗らないなら思い切って断るのも全然アリだと僕は思います。
駐在員がガチで考えた海外赴任を断る理由【海外赴任は断ってもいい】
海外赴任に選ばれるためにやるべき事
それでは、ここまで書いてきたことをふまえた上で、海外赴任に選ばれるためにやるべきことをご提案致します!
結論、下記の4つです。
- 海外に行きたいと明言する
- 勉強しながら仕事をする
- 語学力を磨く
- 海外赴任できそうな仕事を探す
海外に行きたいと明言する
海外赴任に選ばれるために特に優先されるのが「海外に行きたい」という希望があることです。
そこで、日頃から海外希望であることを上司に伝えていきましょう。
オフィシャルな面談で伝えるのも良いですが、オススメは雑談の中で日常的に伝えること。
そうすることで、本音ベースで話していると理解してもらえますし、上司のイメージにも定着すると思います。
雑談のポイントはこちらの記事にまとめています。
勉強しながら仕事をする
海外駐在員に必要な能力である、
- 専門性
- コミュニケーション能力
- 異文化理解
これらを高めるためには、ただ単に仕事をこなすのではなく、勉強しながら仕事をすることが重要です。
主体性をもって期待以上の結果を出すことで、社内での信頼や評価を積み上げることができるでしょう。
勉強するにあたって、何よりもオススメなのは読書です。普通なら話もできない偉い人・実績ある人の人生を体験することが出来ます。
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【2024年2月】Kindle Unlimitedラインナップとジャンル別オススメ書籍20選を一挙紹介!
また、海外赴任を目指す人にとって特にオススメの本を、こちらの記事にまとめています。
語学力を磨く
英語が出来なくても海外赴任に選ばれる人は少なからずいます。
そのことから、
英語なんて出来なくても何とかなる。
みたいな事をいう人もいるでしょう。でも、駐在経験者として僕は言いたい。
何ともなりません。
逆の立場で考えてみてください。
- 言葉が通じない相手のいう事を聞きますか?
- 仕事を一緒にしようと思いますか?
そういう話です。
確かに英語が出来なくても、「海外赴任の任期を満了」することはできるでしょう。実際にそういう駐在員もたくさんいます。
でも、それでは充実も無ければ楽しさもない、なにも得られることのない海外赴任になってしまいます。
仕事のためではなく自分のために、ぜひ英語を勉強することをオススメします。
海外赴任に必要な英語力を身に着けるため、最適なのはオンライン英会話だと僕は思ってます。
その中でも、予約不要でレッスン回数無制限のネイティブキャンプがダントツでオススメ。
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オンライン英会話を使った具体的な勉強法などについては、こちらの記事にまとめています。
【海外赴任準備】駐在員に必要な英語力を短期間で上達させる勉強法
英会話スクールが沢山ありすぎて選べない!って人は、選び方をこちらの記事で解説しています。
海外駐在員がガチで選んだ本当の英語力が身に着くオンライン英会話スクール3選【選び方と勉強法も解説】
海外赴任できそうな仕事を探す
海外赴任しようと思った時、会社選びも重要です。
海外に拠点がある会社を選んだ方が、海外赴任できる確率が上がるのは言うまでもないですよね。
僕の友人の話ですが、海外赴任戦略を立てて就職活動をし、見事26歳で海外駐在員となった猛者もいます。
詳細はこちらの記事にまとめています
【経験者に聞いた】20代で海外赴任するメリットと実現するための就活・転職戦略
また、今の会社にチャンスがなさそうな場合、他の会社をのぞいてみるのも良いかもしれません。
中には海外赴任を前提とした求人というのもありますよ。
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- 豊富な診断で自分の現在地が分かる
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といった感じで、とりあえず様子を見るには最適なエージェントだと思います。
実際に使ってみた感想も書いてますので、よかったらどうぞ。
【体験談】転職エージェントのdodaを海外駐在員が使ってみたら【自己肯定感爆上がり】
まとめ|海外赴任で充実した人生を手に入れよう
今回の記事では、海外赴任に選ばれる人の特徴や、選ばれるために今日からやるべきことなどをまとめてきました。
海外赴任はもちろん楽な事ばかりではありません。
しかしその経験は、他では決してできない貴重な財産になると思います。
海外赴任に選ばれるための行動を日々心掛け、ぜひチャンスを掴んでください。
人生が充実していくこと間違いなしだと思いますよ!
今回の記事は以上です。それでは、また。
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海外赴任をめざすなら、英語力を高めておいて損はなし。
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